■国旗の意味
エクアドル、コロンビアなどと大コロンビア共和国を結成するつもりだったので、それらの国旗とよく似ている。
黄色は鉱物資源を、青色はカリブ海を、赤色は革命兵士の血を表し、左上に国章が配されている。
2006年、デザインの一部が変更され、独立時の州の数を表す中央部の星が7つから8つに(グアヤナ地域を加えた)、国章に描かれている馬の進行方向が右から左に変わった。
■国章の意味
左上の赤い部分には実った穀物の穂を束ねたような絵が描かれ国家の統一と豊かさを、右上の黄色い部分には剣、槍、弓矢が月桂冠で束ねられた一対の国旗等と絡んで描かれ独立の勝利を、青い部分には野生の白馬が描かれ独立と自由を表している。
上部には一対の角とフルーツや花が豊かさの象徴として描かれ、左側のオリーブの枝と右側のヤシの枝の根本は国旗の3色のリボンで結ばれている。
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■備考
15世紀末、コロンブスが発見。
1830年、独立。
【ベネズエラの現状】
原油の埋蔵量は世界最大。
チャベス前政権は、その豊富な原油を背景に貧困層を手厚く支援してきた。だが、原油価格の下落などで経済が悪化。また、企業や農場を国有化し、食品などを安く統制してきたため産業が衰退する。
結果、外貨が不足し輸入ができず物不足となり、急激なインフレ(ハイパーインフレーション)となっている。
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