東海自然歩道(柘植(つげ)〜加太(かぶと)
このコース、ガイド本では歩行5時間30分と書いている。でも実際歩いた歩行時間は6時間30分。確かにカメラを撮る時間に費やした時間も多いが、それ以上に単に里山歩きではなく、沢沿いやら尾根など変化に富み、尾根もアップダウンが多く急峻な地形だけに些かタフなコースには間違いなかった。
沢沿いは見事な滝が多く(落石に注意)、全体的には山を満喫できるコースである。しかし、日曜日にも拘わらず誰一人として自然歩道愛好者に出会わなかった事は、どうも山深い事が人気薄なのかも知れない。それだけに所々路が荒れており、クモの巣にも悩まされたな〜(ー_ー)

【山  域】鈴鹿峠
【日時】平成12年9月24日(日) 曇り
【行程】自宅=西名阪=JR柘植駅9:17〜河原谷橋合流9:56
〜ゾロ峠11:30〜加太不動滝12:55〜板屋合流15:10〜
JR加太駅16:50=JR関西線=JR柘植駅17:05=西名阪=
自宅19:00
【歩行距離】18キロ
【メンバー】単独

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東海自然歩道、北・南廻り合流地点
ローカル色満点のJR柘植駅に車を預け、駅前に大きな案内板で本日のコース確認をする。
東海自然歩道は駅から50m先の線路を渡り、一路北の方角に歩く事になる。途中民家を過ぎると早速樹林の路を進む事になるが、本日この民家を最後にJR加太駅まで人里を見る事はなかった。
河原谷橋は、石山寺で分れた東海自然歩道北回りコースとの合流地点でもある。因みに本日の柘植駅から来たコースは南回りコースの最終合流地点でもある。
この合流地点から最近出来た林道舗装道路が続くが、前に見える油日岳と(あぶらひだけ)と三国山へ繋がる部分的に開発された市民憩いの公園でもある。本日の東海自然歩道は、途中から右にコースをとるが、うっかり標識を見落とし舗装道路最後まで登ってしまった(^ ^ゞ
何かオカシイと再度地図確認をして間違いに気がつくが、このロスタイムに約30分消耗(ー_ー)
名も無き滝の連続
ゾロ峠まで沢沿い登りコースになるが、歩く人が少ないのか荒れコースで、途中クモの巣に顔を突っ込み、以後棒を振り振りクモの巣払いをしながら進む事になる。いやいや参った参った〜(ー_ー)
ゾロ峠から下りになり、廻りの谷筋の深さはかなり急峻である。まもなく沢沿いコースとなるが、至る所に滝がお目見えする事になる。落石も多いのか荒れた道で、昨日の雨で増水し沢を渡るのに注意を要す。
木陰も多く、暑さを感じさせない。まもなく飛沫と轟音をとどろかせる落差16mの加太不動滝に差し掛かる。ここで昼食。

不動滝から300m先に少し開けた空き地があり、ここから左の林道板屋線を登るのだが、土砂崩れで林道という雰囲気はない。至所で道が寸断されており、歩行のみ可能な道である。何度も地図を確認しながら進む。急な登り階段にヒイヒイ言いながらながら登っては下りの繰り返し、些かウンザリする。やっと鈴鹿峠に行く道とJR加太駅に行く分岐点に差し掛かる。
ここから駅までゆっくり下って約30分。でも電車の時間が間に合わない。最近このパターンが多いな〜(ー_ー)
加太駅前に咲く彼岸花
舗装道路を駆け足で一気に駆け下りる。15分で降りられた。駅周辺や田畑に彼岸花が咲いていた。実に奇麗であった。
幸い写真を撮る少しの時間があったので、夕暮れの少ない彩光に何とか写真に収める。
今日は駅周辺以外は人との巡り合いが無かったが不思議と寂しいという感覚も無かった。 この彼岸花のお陰だろうか(^_-)
これからは鈴鹿山越えから養老山系に入って行くが、益々人気が少ないだろうな〜。素晴らしい場所なのに!




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