高見山、霧氷を楽しむ
そろそろ雪見シーズンもやってきました。ここ関西では人気の高い、奈良県と三重県の県境にある名峰「高見山」である。
近鉄榛原駅(はいばら駅)から霧氷号も出発しており、土日は多くの人で賑う。そのバスが数多く出始めるシーズン前に登ろうと、地元吉野にお住まいの円さんの一声で12名の「百年の孤独」のメンバーが集まった。
素晴らしいエビの尻尾など、雪の織り成す芸術品を充分堪能する事ができました。\(^O^)/

【山  域】台高山脈北部
【山  名】高見山(1248.9m) 周辺地図
【日  時】平成15年1月12日(日)
【メンバー】 百年の孤独のメンバー12名
【コ ー ス】 高見山登山口ー小峠ー大峠ー高見山山頂
        ー平野道分岐ー高見平野下山

【天  気】 晴 のち曇り。山頂-2℃

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近鉄榛原駅にそれぞれ車組や電車組みが一同9時に集合。誰一人遅れるものはいなかった。大阪から、或いは三重県四日市から。この「百孤」のメンバーは、毎日ネットで会話もし、こうして山に行く機会も今まで数多い。所謂気心が知れた山仲間であり憂さ晴らしもできるような男女比率が半々のバランスとれたメンバーである。年代も50代が中心ではあるが、最近ゲストでうら若き独身女性が参加すると聞くや、いよいよもって若返っているような人達ばかり。頭髪が益々薄くなり限りなく寂し〜い!と一応口にはだすが、いやいやどうして・・・・?である。
高見山登山口。左に登っていく。
そんな事はさておき(^ ^ゞ ポリポリ、4台の車が入山したので、登り口と下山口にも車を配備し、下山後デポ車を回収し効率よく時間を使う。勿論、入浴をメインに考えた事は言うまでもないが。

さて、高見山登山口には、先程着いたバスから繰り出された登山客で賑っていた。マイカーも結構駐車していた。
しかし、まだまだ是からという時期なので、最盛期に比べれば少ない。
我々もその帯について登り始めた。10時15分発。
本日の麓での気温はやや高めで、歩き始めるとすぐ暑くなった。雪はチラホラある程度なので、アイゼン装着するまでもなかった。そのまま小峠から大峠までゆっくりだが小休止も挟み一気に登りきってしまった。多分ワイワイ喋りながら登っていたので、休むタイミングを忘れたかも? 11時34分着。
ここでアイゼン装着。
大峠を過ぎると、積雪量も増えてくる。
よくある話しだが、初めてアイゼンデビューした人にとって大変な作業。どんな付けかたするか解らない人やら全てお任せの人もある。処が今回の場合、大ベテラン中の大ベテランのD氏、何と新しく履き替えた登山靴に前のアイゼン紐が短過ぎて足りない。「あちゃ〜!」。とうとう最後の最後までアイゼン無しで歩ききった。冬山慣れしているからこそ出来る業かも。
大峠から山頂まで急坂が続く。雪がタップリ残り、アイゼンの刃が気持ちよく雪に食い込み、ドンドン高度を上げていける。

さて、山頂に着いた。風が少しきつく気温もかなり低め。じっとしているだけで冷えてきた。慌ててドロワットパーカーを被り、寒さ対策モードに入る。約-2℃位か?山頂に飾られた祠の前で十数名人が群がっていた。風も冷たいし、やや風の当たらないその付近で食事する事にした。
この山頂で食事。ここでハプニングが・・・
私は今回榛原駅付近のコンビニで売られていた和歌山ラーメンを購入。お湯を沸かすべきガスコンロをつけたが、すぐ火の勢いが弱り、大弱り。(ー_ー) やはり寒冷地用ボンベでないとチト無理かな?私のボンベは、家庭用のガスカートリッジ用の液を「つめかえ君」で入れ替えたものだけに無理があったのかも知れない。
幸い目の前にピッケル君の寒冷地用ボンベが空いたため、それを拝借。ラーメンの味は美味かった。エビピラフご飯と一緒に食べた。暖かい豚骨スープ味ととても合った。のんぶ〜さんやRINさんからも差し入れケーキを頂く。

ここで大ハプニングが発生。何とカズさんの魔法瓶が倒れて急坂の雪道を滑り出していったではないか。あれよあれよという間に加速度が増していく。それをカズさんが俊敏に反応して追いかけていく。カズさんの足の運びは見事であった。あんな雪の急坂で、加速を増した魔法瓶を廻り込み取り押さえるなんて。ただハラハラ見るしか方法がなかった我々にはその神業に(◎_◎)であった。
祠の前で記念撮影

食事も終わり、集合写真も撮り、さあ〜これから温泉にドブンだ〜!(^-^)
画像クリックで写真の数々を添付
帰りの北斜面は雪がたっぷり付着し、それはそれは見事な霧氷の芸術品にカメラに大忙し。私はデジカメ、どんかっちょ!さんは一眼レフ。手持ちで写していたが、さあ〜出来映えは如何に?この点、デジカメは手軽で良い。シャッター押すだけだ(^-^)

下山途中、D氏が突然アルミシートを取出し、尻セードを始めた。雪が道なりに急坂で続いているから、まるでボブスレーをしているかのように。これでお孫さんもいる人かよ〜(^-^)
たかすみ温泉
平野に下り、高見平野にできた「たかすみ温泉」に入浴。本日少し混んでいたので約30〜40待ちの整理券を渡される。
その待ち時間の間を利用して登山口に置いた車を回収。
2年前に出来た綺麗な村営温泉で、入浴料500円。広々した露天風呂に浸かりながら至福の喜びを味わって一路帰途に着く。
但し、電車組が榛原駅前で「ほろ酔い定食」を食べながら再度盛上がったとか・・・。
車組には、そんな事は知る由も無かった(^_-)
我々には厳しい掟がある。「飲むなら乗るな。さもなくば30万だ〜〜!!」と。


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