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Wassily Chair / Designer : Marcel Breuer
ワシリー・チェアー / デザイン : マルセル・ブロイヤー

バウハウス時代、教鞭をとっていたブロイヤーが同僚の画家ワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)の為につくった椅子。1989年8月、建築に携わる以前に自宅の自分の部屋を改装した際、部屋のイメージに合う椅子はないかと家具屋を探していて 平面の集合によって立体がつくられた、そのシャープさの中にある優美さに一目惚れ。なけなしのバイト代をはたいて買った。建築学科に入って建築史の教科書に載っていてびっくり。ただ 価格と皮の質からコピー品だと思われる。この美しい形態はブロイヤーが自転車のハンドルからイメージをうけてできあがった話は有名だ。見かけによらず座り心地はよい。スチールパイプを世界で初めて構造に使った記念すべき椅子である。そのスチールパイプは 座っていても身体に触れないようにうまい具合に皮が配置されていて感服!




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Y-Chair / Designer : Hans.J.Wegner
Yチェアー / デザイン : ハンス・J・ウェグナー

ウェグナーはchair maker of chair makerといわれ、数多くの椅子のデザインをした。そのうちの名作といわれるものの一つ。彼は中国の椅子からデザインソースを得ているためか日本でもかなり人気があり 特にこのYチェアーは彼の椅子の中ではもっとも売れているらしい。後ろのラインの美しさに思わず惹かれて1998年12月に買ってしまった。この美しいバックのラインはなんと2次曲線でそれが大量生産を可能にし価格を下げることができているのだそうだ。デザインが良い割に(?)座り心地がよい。ただ仕上げが、ソープフィニッシュといってほとんど木地なのでこれから汚れるのが早いなあとおもっていたら、使っていって汚れていくのを楽しむものなのだそうだ。つまり 買ったときは半製品で使っていくうちに完成していくという考えなのだ。木地なのでさわった感じもよい。




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