決勝 ( 53Lap) 14時30分スタート 晴れ
レーススタート。ファーストローのシューマッハとバリチェロは文句なくの1・2
フォーメーションを形勢。
3位はクルサード、次にR・シューマッハ、そしてライコネンと続く。
6位にはモントーヤとトップ6は、ライコネンがスタートで順位を一つ落とした
位で大きなアクシデントもなく1コーナーを廻った。
前の6台が上手くスタートを切った為、7位の佐藤の前はスペースが空き
順調な無難なスタートが切れた。一方佐藤の後ろにはスタートでジャンプア
ップしたルノーの2台が続く。
ルノー2台の後はスタートで順位を落としたフィジケラ、ハイドフェルドが
続いた。
最初の波乱は3周目。BARのパニスがエンジンの回転数が上がらず
リタイヤ。
次は6周目、3位を行くクルサードがスロットルトラブルでリタイヤ。これで
3位のR・シューマッハが上がるが、トップとの差はすでに16秒と開き、
レース序盤にてフェラーリを脅かすチームは無くなってしまった。
今度は15周目。ユーンが1コーナーでコースアウト!
エンジンが掛からず、再スタート不可でリタイヤとなった。
佐藤を抜きあぐねた、ルノーの2台は15周目、16周目に1回目のピットイン
そして21周目、佐藤がピットインの間に2台は佐藤を抜き6位、7位を形勢
した。
スタートで失敗したフィジケラはビルヌーブ、サロと10位を争っていたが・・。
しかし27周目にビルヌーブがエンジントラブルでリタイヤ。これでサロに
レースの展開が有利になった。
そして佐藤、ルノー勢との戦い第2ラウンド。33周を終えバトンがピットイン。
9.8秒でピットアウト。その直後トゥルーリがマシントラブルでリタイヤ。そして
自己ベストを出した直後の37周目、佐藤がピットイン。チームクルーは佐藤
を8.6秒でコースに送り出した。一方バトンはタイムが上がらず、再び佐藤が6
位に上がった。
終盤の見所はライコネン。渾身のアタックでR・シューマッハに毎周コンマ数
秒から1秒と差を詰めていった。このまま行くとラスト1〜2周で追いつくと思
われた矢先なんとラスト5周でR・シューマッハエンジンブロー!ライコネンは
3位に入った。
そしてフェラーリ勢はまったく危なげないレースで週末のドライブを終了
した。2位には勿論バリチェロ。
堅実なレースを展開。7位に入ったハイドフェルド。ポイントゲットにはならな
かったが、走りは光っていました。
フィジケラもリタイヤでサロは8位ゲット。今年でサロは引退。かつてイギリス
F3でミカミカコンビ(サロ&ハッキネン)で鳴らしたサロも今年でF1引退。ハッ
キネンはともかくサロは一寸運がないなあ・・。日本で再び走ります?
最期M・シューマッハは39秒台に落としゆうゆうフィニッシュ!ウイニングラン
は2位並んでのお馴染みの光景が見られました。
最期にチェッカーを受けたのが佐藤。観客はスタンディングオベーションで
迎えた。単調なレースではあったが佐藤の5位がレースを救ったと言える。
これで2002年のF1は終わった。鈴鹿だけに関しては15万の観客を集め
て大成功!またまたバブルの再来で来年はどうしようかとしばし悩みの
私でした。
順位 | No | チーム名 | ドライバー | 所要時間(差) |
1位 | 1 | スクーデリア・フェラーリ・マルボロ | ミハエル・シューマッハ | 1時間29分53秒453 |
2位 | 2 | スクーデリア・フェラーリ・マルボロ |
ルーベンス・ バリチェロ |
+1秒837 |
3位 | 2 | ウエスト・マクラーレン・メルセデス | キミ・ライコネン | +1分09秒914 |