決勝 ( 53Lap) 14時30分スタート  曇り




レーススタート前の一時、1コーナー席のフェラーリファンが、TVカメラに向か
って、フェラーリのフラッグでアピール!




そのファンの声援に答えてかポールを獲った、M・シューマッハがロケット
スタートを決め!37秒台で快走。2位モントーヤを引き離しにかかった。






2位はモントーヤ、それに続くはR・シューマッハ。しかし4位のR・バリチェロ
が激しくアタック!1周目の130RでR・シューマッハをオーバーテイク!これに
は観客も大喜び!



さらにR・バリチェロは2位を行くモントーヤをも追い詰める。



予選7位だったフィジケラ。ジャンプスタートで、マクラ−レン2台を従えての
5位走行。しかし2周目にデグナーでスピンし、大きく後退。



金曜日は34秒台を出してトップに立ったJ・アレジ。しかし予選は思ったように
タイムアップせず、11番グリッドに留まった。そのアレジ、スタート後はK・ライ
コネンと9位争いをしていたが、6週目に逆バンク先でスピンしたK・ライコネンを
避けきれず追突、リタイヤとなった。リタイヤしても、傷心のK・ライコネンを励ま
す姿がさらにファンの心を揺さぶったのか、暖かい拍手が観客席から湧き上が
った。




序盤はトップ2台を除き荒れ模様の展開であったが、ようやく落ち着き
を取り戻し始めた
17週目にM・シューマッハーが1回目のピットイン
に入った。

ところがピットアウトした場所がハッキネンの後ろについてしまった。
ハッキネンは39秒台で周回しており、明らかににタイムロス。シュー
マッハーはオーバーテイクを試みるも成功せず、24周目まではその状
態が続いた。




さて3位スタートのR・シューマッハーはフライングスタートで10秒
ストップのペナルティを受けた。ところがペナルティストップ後に同時
にピットアウトしたR・バリチェロをピットレーン出口の白線を跨ぎ、
アウト側から強引に抜いてしまう。その後の周回でR・バリチェロに抜
き返された。白線跨ぎに関してはペナルティもなかったが、6位入賞が
やっとのレース。それにしてもR・シューマッハーはUSAGPに続き
2試合連続の白線跨ぎ。しかしぺナルティなし。これを見て一番喜んで
いるのは脇阪 寿一かな?なにせFポンのルールもF1のルールも同じ
国際法典であるから最高峰のF1で示された解釈によれば、寿一の美祢
でのささやかな白線跨ぎは当然無罪。TV解説をしていたマッチの心境
は如何に。(マッチが一番寿一の白線跨ぎに対して強行に抗議している為)





来年は休養のM・ハッキネン。3位を走行していたが、終盤にD・クル
サードに譲り
4位フィニッシュ。それにしても今年は冴えない1年だっ
た。もうこれでF1で走る姿は見れないかと思うと寂しいです。レース
終了後もピット前のグランドスタンドにはファンが遅くまで残り別れを
惜しんでいました。





3位に入ったD・クルサード。これでドライバーズ・ランキング2位、
5位入賞のR・
バリチェロが同3位になり、フェラーリのドライバーズ
・ランキング1
?2は阻止されたものの、やはりマクラーレンとしては
ハッキネン不調の年だけにもっと上を狙って欲しかった。





そして今回のグランプリで大問題はホンダ勢。たのみのJ・アレジは
序盤でリタイア、J・トゥルーリ(ジョーダン)が8位、J・ビルヌ
ーブ(BAR)が10位、O・パニス(BAR)が13位。パニスに
至ってはアロウズとバトルを繰り広げざる終えない状況。
BMWの躍
進とは対照的。果たして来年はどうなるのか?




BARのマシンは今年も今一つ、なかなか結果が出せない、J・ビルヌーブ






O・パニスを従えて走行する、J・フェルスタッペン体制を考えるとこの
成績は健闘か?




序盤
4週目にノーズ交換して大きく後退したH・H・フレンツエン。
その後のしぶとい走りで、
12位に入った。それにしても来年もプロス
トか?もっと速い車に乗って欲しいなあ。ところで肝心のプロストは
どうなるのか?




さて再びトップ争いに目を向けると。36周目M・シューマッハーが2
目のピットイン。しかもピットアウト後はまたまた、ハッキネンの後ろ
に入った。一方
38秒台でシューマッハを追い上げるJ・P・モントーヤ
なんと6秒差まで詰めて来た。

しかしM・シューマッハーはJ・P・モントーヤとの差を計りながら周
回を重ねチェッカを受けた。






2位はJ・P・モントーヤ。初めての鈴鹿を10周でマスターし、レー
スではファステ
ストラップも記録。日本のファンに怪童ぶりを見せつ
けた。久々のファイターの出現です。





シーズン後半はウイリアムズ勢の猛追があったが、最後はしっかり横綱
相撲のM・シューマッハー。ウイニングランに余裕が感じられました。
それにしても今回のM・シューマッハーの優勝。通算53勝目、年間
最多勝に並ぶ9勝目(自身2回目)F1ドライバーの生涯獲得ポイント
でもA・プロストの記録を(
798.5)を抜く801ポイントに到達し、
まさに記録ずくめの勝利となった。

2輪のWGPの時は同時テロの関係でシャンペンファイトはなし、ウイ
ニングランも地味な物であったが、F1はイタリア、USAで禊が終っ
たか、今回はシャンペンファイトもあり、華やかな表彰式だった。

2002年のF1開幕戦オーストラリアGPは3月3日に決勝が行
われる。
これまでしばしのお別れ。平和な開幕戦を迎えたいもの。
来年はモントーヤそして佐藤 琢磨に注目!

順位 No チーム名 ドライバー 所要時間(差)
1位 1 スクーデリア・フェラーリ・マルボロ ミハエル・シューマッハ  1時間29分53秒453
2位 6 ウイリアムズ・BMW
J・P・
モントーヤ
+1秒837
3位 2 ウエスト・マクラーレン・メルセデス デビッド・クルサード +1分09秒914

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