膝の靭帯損傷

膝の靭帯損傷の治療

靭帯損傷とは

靭帯とは、関節を構成する骨と骨がグラつかないように支えている吊橋のロープのようなものです。この靭帯の部分に痛みを生じたり、関節の動きが不安定になることを靱帯損傷と呼びます。

靭帯は基本伸び縮みしません。また、靭帯は原始的な組織でできているため、何らかの怪我で靭帯が伸びてしまった場合、構造上はもとに戻ることはありません。

一般的な治療法

明らかに傷めたとわかった時には、応急処置はアイシングが最も有効とされています。痛みに対しては湿布などの消炎鎮痛剤、超音波、低周波などの物理療法なども効果がみられます。

靭帯が切れてしまった時にはつなげる手術をおこないます。靭帯は原始的な組織のため、一度伸びてしまうともとに戻ることはありません。痛みのコントロールのみになってしまいます。炎症がおさまるまでは、ギプス固定することもよくあります。

靭帯損傷に対する鍼灸治療

靭帯損傷の鍼灸治療

※写真は膝内側側副靱帯に対する鍼灸治療

靭帯損傷の治療は、痛みが出始めた急性期、その後の慢性期によって多少異なります。
一般的な治療法と違い、鍼灸治療では、痛みの原因となる部分や、関連した組織に対して鍼やお灸を症状に合わせて適切におこなうことで、痛みをなんとかしたい時に有効、かつ早期回復が可能です。