NEW BOOKS / 2003

NOW PRINTING ??
□ THE COMPLETE DISCOGRAPHY OF SYLIPHONE GUINEE
       (Private press)
FBEATの裏パブリッシング・ヴァージョン(?)と言ったら大げさになるけれど、ギニア・シリフォンのレコードのコンプリート・カタログの作成作業の方がなかなか前に進まない。たっぷり時間ができれば、新たに入手したレコードのジャケット写真や録音データを追補したいのだけれど。他にもいくつかアイディアを持っているものの、公にできるのはまだまだ先だろうか?(1/19)
□ Frank Tenaille
    / MUSIC IS THE WEAPON OF THE FUTURE
       : Fifty Years of african Popular Music
   (Lawrence Hill Books, Chicago, 2002) 
       ISBN : 1-55652-450-1 / Paper back ($18.95)
タイトルの通り、過去50年間のアフリカのポピュラー音楽について書かれた一冊。しかし純粋な歴史研究書ではなく、代表的なミュージシャンを軸にした割合短めのコラムを集めたもの。例えば、「E.T.メンサー:キング・オブ・ハイライフ」、「ベンベヤ・ジャズとシリフォン・エレファント」、「モリ・カンテ:エレクトリック・グリオ」、「パパ・ウェンバ:エレガント・ルンバ」といったような30節がそれぞれ10ページ弱。まあアフリカ音楽にまつわる物語集といった趣で、気軽に読むべきものなのだろう。
とは言え、ざっとでも一通り読み終えたら紹介しようと思いながら、なかなか読み進めずにいるのだが、自分にとって興味深いデータがある訳でもなさそうだし、日本語への翻訳書を出版する企画が進行中なので、苦手な英語を無理して読むより、邦訳の出版を楽しみにして待った方が良いかと弱気になっている。
表紙に選ばれたことから当然ながら、フェラ・クティについても書かれているし、ユッスー・ンドゥールのパートもあるのだが、そのユッスーのページの扉の写真はアサン・チャムがタマを抱えているもの。内容の方が若干心配になってしまった。(1/19)


アフリカ音楽関連の参考文献、今年はどのような書籍が出版されるか楽しみだ。(1/19)


(2003/01/19 Ver.1.0)


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