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 2006年3月の日記 
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No.158

 2006/3/3(Fri)
 
ひな祭り
 
 今日は楽しいひな祭り…と言っても、まだ女の子が生まれてないけど。
 でも優輝は保育園で、ひなアラレをもらってきていてご機嫌だ。
 来年からは、ひな飾りも必要かなぁ。
 
 保育園の先生の話によると、給食の時間に、優輝はお友達や先生に
 「優輝のうち、もうすぐ赤ちゃん来るねん」と何度も言っているそうだ。
 優輝も心待ちにしているのかな。
 
 本日の検診結果は、赤ちゃんは2400グラム。
 もう優輝が生まれた時の体重を超すのも時間の問題だ。
 お母さんにとっては未知の領域(オーバーか?)でもあり、ちょっとしんどそう。
 残り1ヶ月を切ったけど、まだまだ頑張らないとね。

 
 

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No.159

 2006/3/4(Sat)
 
命名、難航中…
 
 う〜ん、難しい。なかなか名前が決まらない。
 イメージを湧かせるために、こないだ思い浮かべていた名前を、毛筆調にして印刷した紙を
 お父さんとお母さんで眺めながら、ああでもない、こうでもないとやっていたが、いまだに、決まらない。
 優輝の時はすぐに決まったのにねぇ。
 女の子の名前は難しいよ。
 
 音の響きとか、字の感じだけだと、これもいいかな?というのはいくつかあるんだけど、
 漢字の意味が何もないよりは、何かの意味を持たせて、つけてあげたい。
 例えば、ひなの「な」。
 「菜」だと意味は、野菜など。主にアブラナを指す……
 「奈」にいたっては、意味はなし。人名用の漢字……とのこと。
 ええ〜 そんなんかいなぁ〜と、ちょっとビックリ。
 そうやって調べてみると、よく女の子の名前に使われている漢字のいくつかは、
 こういった類の字であることがわかった。
 音の響きとか、字の感じはいいんだけどねぇ。
 
 そんなんで振り出しに戻ったりして、なかなか決まらない。
 もう少し、考えてみることにした。
 そのうち、生まれちゃうぞ。

 
 

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No.160

 2006/3/6(Mon)
 
名前決定まであと一歩?
 
 結局、漢字に思いや意味を込めることを、第一にした上で、呼びやすくて可愛い名前。
 そんな難しいハードルを設けての命名をすることになった。
 最初にお父さんとお母さんが持ち寄った案の中で、昨日まで残っていたのは、こんなところ。
 
  陽菜(ひな) 愛(あい) 愛華(あいか)
 
 さらに、お父さんが日曜日に掃除機をかけながら、考えた名前と、
 お母さんが、こんなのもいいかなぁ〜と思った名前を追加。
 
  愛佳(あいか) 愛理(あいり) 愛音(あいね) 瑞希(みずき) 凛(りん)
 
 「ひな」は最初に、二人とも響きが可愛いなぁと思った名前だけど、漢字を探していくと
 なかなか、これといったものがなくて、結局これだけが残った。
 それでも、「菜」はアブラナの「菜」だけど。^^;
 しかしながら、なんとこの名前は、平成14年度生まれの女の子の名前の人気ナンバーワンだと判明。
 他にもいっぱいいるとなると、つけたくなくなるというのが心情。
 漢字の意味に満足できてなかったこともあり、除外することに。
 
 「あいか」は響きは気に入っている。
 誰からも愛される子になって欲しいという願いを込めて、「愛」も入れられるし。
 でも、他の漢字も何かいいのがないか、探してみた。
 いいなぁと思ったのは「佳」。意味は「すぐれてよいこと。美しいこと。」だそうだ。
 
 他にも「愛」ではじまる名前がないかも考えてみた。
 「あいり」、「あいね」がちょっといい感じ。
 「あいり」の「り」の漢字は色んな候補があるのだが、意味を調べていくと、なかなかいいのがない。
 「里」は、田舎、距離だし、「利」は、儲け関係の意味ばかり。
 そんな中で、「理」の意味は、道理、礼儀、すじみち、真理などと、なかなか素敵だ。
 「ね」は「音」ぐらいかな。
 「音」は確かに女の子の名前によく使われているんだけど、漢字の意味としては、
 物音とか、虫の鳴き声、叫び声などと、ちょっとイマイチな感じだ。
 「琴音」とか、他の字とくっついて、いい意味を出す漢字なのかな?
 
 「瑞希」は、「き」で終わるのが優輝と同じなので、呼びやすそう。
 「瑞」の意味は、めでたいしるし。「希」は希望の「希」だしね。
 
 「凛」は平成14年から人名漢字に追加されたもの。
 凛々しい様、きっちりとしている様を表すという、なかなかのかっこ良さ。
 そのせいもあって、女の子に限らず男の子にもよく使われているそうだ。
 新人名漢字の中では、使われている数がダントツで、女の子では人気ナンバーワン。
 ベスト10のうち、7つまでが「凛」の字を使っているというからスゴイ。
 だから、やっぱり使うのをやめよう。男の子と間違われるのも嫌だし。
 
 そんな話を真夜中からお母さんと交わした結果、絞り込まれた候補はこの3つ。
 
  愛佳(あいか) 愛理(あいり) 瑞希(みずき)
 
 試しに説明をしながら、お母さんのお腹を触ってみた。
 「なんか、名前つけようかなぁ〜って思ってるんだけど」と言うと、ポンと蹴ってきた。
 けど、その後3つの名前に対しては、モソモソと動いている感じはあるけど、
 どれか1つに特別な反応ということはなし。
 
 さてさて、どうしたものか。
 また別の候補が現れるかもしれないけど、とりあえず一歩前進かな?

 
 

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No.161

 2006/3/7(Tue)
 
命名、「愛理」
 
 絞り込んだ3つの名前を、毛筆体で印刷して最後の選考会をすることに。
 …と思っていたのだが、お父さんはその作業をしている間に、だんだんと「愛理」でいこうという気に。
 そして、お母さんも、その紙を見るまでもなく、「愛理」がいいなぁと思っていたんだって。
 
 うん、いいよね。漢字も暖かそうな柔らかそうなイメージだし、意味も抜群だし。
 読みの方は、「えり」って読む人もいるだろうけど、それぐらいはいいでしょう。
 ちなみにお父さんもお母さんもほとんど気にしていないんだけど、姓名判断でも「愛理」がいちばん良かった。
 いい結果が出ていれば、受け入れたくなるってもんだ。^^;
 
 愛理って呼びながらお話をしてみた。
 今まで、赤ちゃんと呼ばれていたせいか、なんか戸惑っているみたいだ。
 優輝にも説明してみたけど、「ん、ん? 優輝、覚えられない〜」ってさ。
 
 とにかく、これで一安心だよ。

 
 

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No.162

 2006/3/8(Wed)
 
大忙しの一日
 
 出産が近づいてきているけど、土日は優輝がいるので、なかなか思ったように準備がはかどらない。
 そこで、今日はお父さんは会社を休んで、色々と準備をすることにした。
 
 出産前後は、伊丹のお婆ちゃんにも助けてもらうことが多そうなので、寝泊りの準備も必要だ。
 先週の休みに、お客さん用(10年も未使用)の布団は干しておいたので、これはOK。
 あと、お父さんも当面は、2階が夜の居場所になるので、それに合わせた準備をしなくちゃ。
 2階で絨毯を敷いている部屋は寝室だけ。
 だから、お婆ちゃんが夜くつろぐ部屋は、ここにすることに。
 ということは、お父さんの居場所はフローリングの部屋になる。
 1階と違って、床暖房がないので、春先はまだ、ちょっと冷たい。
 なので、3畳敷きの小さな絨毯(5千円)を買ってきた。
 その上に、コタツの敷布団を敷いて、コタツを置けば大丈夫だろう。
 コタツ布団も2年以上、使ってないので干すことに。
 
 お婆ちゃんが2階でくつろぐには、やっぱりTVもいるだろう。
 ということで、TVも買いに行った。
 流行の薄型TVを物色し、30〜40分も悩んだあげく、そんなに大きくない23型(12万円)のにした。
 ヴォクシーでお金使い果たしたということもあり。^^;
 専用TV台は6万円だってさ! いや〜それはないだろ。
 近くのホームセンターで探したら、組み立て式の専用台が3千円で見つかった。
 労力さえ惜しまなければなんとでもなるさ、ねぇ。
 それと再生専用のDVDプレーヤー(8千円)も買ってきた。
 あと、産休に入って、ようやく今まで溜め込んでいた書類整理に入ったお母さんの希望で、
 シュレッダー(5千円)も買うことに。
 
 そしてデジカメ用の記録メディアも追加を購入。
 今までのは500MBのものだったので、動画の場合10分しか撮れなかったので、一番容量の大きい
 1GBのもの(1万円、ちょっと高いぞ)を買った。
 これで合わせて30分は録画できるぞ。
 もちろん、普通のビデオカメラを買えば、もっと長時間撮れるんだけど、撮ったものを見返す時間を考えると
 1つのシーンを1、2分も撮れれば十分だしね。
 今までは、それでOKだったけど、これからは2人分になるので、パワーアップさせておかなきゃな。
 
 本来の予定では、買ってきたこれらのものを、箱から取り出して使えるようにするところまで、
 やってしまう予定だったのだが、昨日追加のお仕事が入ってしまった。
 え〜、お母さんが久々に、ファンカーゴで、お隣のレンガを破壊しました。^^;
 もう2年近くやってなかったから、今までの累積傷跡を修理しようか…なんて話を、
 数日前にしていたところだったのに。えてして、こんなもんなんだなぁ。
 
 これまでは、建設会社の人が、まだ周りの住宅街にウロチョロしていたので、気軽に頼めたのだが、
 もう、住宅街も9割型完成しているので、そういう機会もあまりない。
 なので、今回からお父さんが自力で修理することにした。
 その補修剤探しにちょっと時間がかかってしまった。
 なんとか、レンガも車も修理完了。
 結局、これで今日1日が終わってしまった。
 あ〜、やっぱり会社に行っている方が楽だ。^^;

 
 

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No.163

 2006/3/9(Thu)
 
イチゴ狩り行けるかな?
 
 去年の春、家族3人で初めてのイチゴ狩りに、滋賀県の農園に行った。
 ハウス内での栽培で、大ぶりなイチゴがたくさんあって、すごく美味しかった。
 その農園から今年は3/18からオープンしますという案内状が届いていたので、
 どうしようかなぁ…と迷っていた。
 
 もちろん行きたいんだけど、愛理が生まれてからでは、お母さんはとても無理。
 かと言って、18日だと、もう予定日の10日前だし果たして行けるのかどうか。
 迷った末に、予約入れておいて、お母さんがもし、しんどいようなら、
 お父さんと優輝の2人で行くことにしようということに。
 産まれそう…なんて時は、みんな行けなくなるけどね。
 
 予約は2週間前から受付開始ということで、ちょっと4日ばかり過ぎていたが、大丈夫だろうと思いつつ、
 HPにアクセスしてみると、な、なんと、18(土)、19(日)、21(祝)の予約受付は既に終了していた。
 うぬぬ〜 ちょっと油断していたなぁ。
 
 それでも、イチゴの生育状況によっては、もしかしたら追加予約を受け付けるかも…
 ということが書いてあったので、ダメ元でメールを送ってみた。
 「出産予定日が29日なので、18日か19日じゃないと、3人で行けそうにないです。」と。^^;
 そしたら、「特別に19日で受け付けます」との返事が。
 ありがたや、ありがたや〜
 
 優輝は滋賀県の地図を見ると、「イチゴ狩り」と言うぐらいに、気に入ってるもんな。
 19日頃、どういう状況になってるか分からないけど、3人で… いや、もう4人と言ってもいいかな?
 …で行けるといいねぇ。

 
 

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No.164

 2006/3/10(Fri)
 
降りてきた
 
 今日の検診の結果、「少し降りてきてますね」とのこと。
 お母さんの感覚としては、そんなに変わった感じはなくて、相変わらずモソモソと動いているらしいが、
 位置がちょっとだけ下のほうに来ているそうだ。
 「もう、いつ産まれてきても大丈夫ですよ」とも言われているので、早まっても安心は安心なんだけどね。
 
 その話を聞いて、お父さんもそろそろ緊急時の連絡先のメモを用意した。
 お隣さん、病院、保育園…等々。
 来週は、出張が4日も入っているから、お母さんが会社に電話してきても、
 急には連絡がつかない可能性もあるので、出先からちょこちょこ電話しようかな。

 
 

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No.165

 2006/3/17(Fri)
 
プカプカ浮いてる
 
 おととい、お母さんが「なんとなく今日、明日ぐらいに生まれそうな感じがする…」と言うので、
 あわてて、優輝が保育園に行くときに持っていくものやらを、色々と教えてもらった。
 結構、こういう予感は当たるんじゃないかと思ったので。
 
 でも、どうやら、そんなに早くはならなかったようだ。
 本日の検診の結果では、まだプカプカ浮いている状態ですので、もうしばらくかかるでしょうとのこと。
 安心したような、ガッカリしたような。^^;
 
 優輝は、愛理の名前をちゃんと覚えてくれたよ。
 ご飯食べながら、「これ、愛理にあげるねん」と言ったり、
 「愛理抱っこしてあげるねん」とか言うようになった。
 
 愛理、優しいお兄ちゃんも待ってるぞ。

 
 

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No.166

 2006/3/19(Sun)
 
無事、イチゴ狩りへ
 
 もし愛理が産まれてたら、誰も行けないかもしれない…
 もしお母さんの体調が悪かったら、お父さんと優輝の2人で行かないとダメかも…
 そう心配していたイチゴ狩りに、無事みんなで行くことができた。
 
 天気予報は晴れ、降水確率10%ということで喜んでいたのだが、
 一日中、みぞれ混じりの雨が降って、風も強くてめちゃめちゃ寒い一日になってしまった。
 あんまり寒いので、お母さんの体調が気になったが、愛理がお腹にいるので
 お腹のところだけは、ポカポカと暖かいらしい。
 
 そんな雨の中でも、イチゴ狩りをするハウスの中は暖かくて快適。
 優輝は去年以上にタップリと、イチゴを食べ続けていた。
 お腹がお母さんみたいになっているにも関わらず、イチゴ狩りが終わった後は、
 「さあ、ご飯食べに行こっか」だって。
 ホンマかよ〜と思っていたが、いつもと変わらないぐらいにご飯も食べてた。
 子供のお腹っていったいどうなってるんだろうねぇ?
 
 そう言えば、農園のおじさんが、「まだ、赤ちゃんは大丈夫でしたか?」と言ってくれた。
 いいよね、こういうアットホームなところが。
 来年もまた来ますね。今度は4人で。

 
 

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No.167

 2006/3/21(Tue)
 
だいたい準備完了
 
 今日は春分の日。
 TVではワールド・ベースボール・クラシックの決勝戦が放送されている。
 日本が初代チャンピオンになるかどうか気になるだけに、見ることにした。
 と言っても、じっと見ている余裕はない。
 色々な準備をこなしつつ…ということになる。
 
 洗濯、洗濯機の大掃除、食器洗い、車の掃除2台分、ベビーシートの取り付け2台分、
 ダンボールなど大量に生まれたリサイクル・ゴミの整理……
 「ゆっくりTV見てていいよ」というお母さんの言葉通りに、ゆっくりすることはできず、
 ヘトヘトになって一日が終わった。
 
 予定していたことで、消化できていないのは、ベビーベッドの組み立てぐらいかな。
 分解したのが1年以上前。
 説明書はどこかにいってしまったけど、なんとか組立られるだろう。
 
 あとは、優輝の写真が1歳過ぎぐらいから、丸2年も整理していないので、
 愛理が生まれるまでに整理をと思っていたのだが、まったく手がついていないぞ。
 今のうちに整理しておかないと、大変なことになりそうなのに。^^;

 
 

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No.168

 2006/3/22(Wed)
 
保育園の送り迎え
 
 いよいよ今日からお父さんは時短勤務。
 朝は始業時間より30分遅れの出勤、夕方は1.5時間早めの帰宅ということになる。
 お母さんが入院している間は、持って行くものとかもチェックしないといけないんだけど、
 とりあえず今はまだ、お母さんが準備してくれているから、お父さんは車で送り迎えするだけ。
 
 まあ、でも要領が分からないので、今日の朝はお母さんも一緒に着いてきてもらった。
 優輝にはもう何回も、このことは説明してあるんだけど、やっぱり不思議そうな感じだ。
 夕方のお迎えは、お父さん一人で行ったけど、「なんで、お父さんだけなん?」と何度も聞いてくる。
 2、3日もすれば慣れるんだろうけどね。
 
 今日は雨だったので、すんなりと終わったけど、晴れの日は帰宅してから1時間は、
 家の周りで遊びまわっているらしいので、そのお付き合いもしなくちゃね。
 
 予定日まで1週間、ちょっとドキドキするなぁ。
 でも、お母さんの様子に、特に変化なし。
 本当にあと1週間?なんて不思議な気持ちだなぁ。

 
 

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No.169

 2006/3/24(Fri)
 
来週はお兄ちゃん
 
 保育園の帰りに、優輝は先生から「来週はお兄ちゃんになるかなぁ?」と言われていた。
 今日の検診の結果では、大きさはまだ2500グラムぐらいなんだけど、多分来週中には、
 生まれるでしょうとのことだったので、多分お兄ちゃんになれそうだね。
 
 ほとんど予定日通りに生まれそうだし、なんか愛理は几帳面な子になりそうな予感。
 ってことは、お父さん似か?
 でも顔はお母さんに似て、美人だといいなぁ。

 
 

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No.170

 2006/3/25(Sat)
 
機関車、見に行っても大丈夫?
 
 朝から雲1つない快晴。
 でも、色々と準備も残っているし、その詰めをしないとなぁ〜と思っていたのだが、
 朝ごはんを食べている時、お母さんが「蒸気機関車館に行こうか?」と言い出した。
 確かにどこかに行きたくなるほどの快晴なんだけど、もう予定日の4日前だよ。大丈夫??
 だけど、お母さんは、まだ大丈夫だと言うので、急遽行くことに決定。
 
 お母さんが言うには、愛理を産んだら、しばらくは優輝と一緒にどこかへ遊びに行くのも
 できなくなるかもしれないので、行けるうちに行っておこうということらしい。
 もちろん、優輝は大喜びだった。
 前回は真冬の寒い時だったけど、今回はポカポカとしてたし良かった。
 やっぱり季節的にはこれぐらいの方がいいよね。
 でも、お母さんの体調も気になるので、お昼過ぎに早めに切り上げて帰ることに。
 
 帰ってからも優輝の遊びたい熱は下がらず。
 近所をあっちこっち2時間近くも散歩することに。
 お父さん、ヘトヘトだよ。^^;
 
 愛理の様子は、特に大きな変化はなし。
 でも、なんとなく出てこようとしているような気がしないでもない…とのこと。
 優輝の時は陣痛があったのかなかったのか、よく分からないままの出産だったので、
 お母さんにしても、どんな感じが生まれようとする兆候なのか、もう1つ分からないらしい。

 
 

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No.171

 2006/3/26(Sun)
 
追い込み、間に合った
 
 昨日は遊びまくったので、準備らしい準備はほとんど進まず。
 おそらく、出産前の最後の休みの日になるであろう今日、最後の追い込みに。
 定例の部屋掃除をしつつ、新しく買ったTVを隣の部屋に移したり、
 お父さんの居場所になる部屋にコタツを置いたり、クローゼットからスーツとかを移動させたり。
 バタバタと忙しかったが、なんとか無事に終了。
 なんか、久々にお父さんの城が完成。^^;
 ただし、TVはお婆ちゃん用の部屋に行ってしまったので、城とまでは呼べない。
 お父さんの砦…というところか。何のや?
 
 お母さんは、優輝の洋服ダンスの整理。
 新しく買ったタンスの中味がほとんど空っぽ状態だったのだが、そちらへの振り分け作業だ。
 今まで使っていたタンスの底の方には、小さくなった優輝の服がワンサカ入っていた。
 愛理でも着れそうなものは残し、捨てるしかなさそうなものは、新しいタンスへ仮の移動。
 なんとか、今まで使っていたタンスの中味が半分ほどになった。
 これで、愛理の新しい服も入れられそうだね。
 
 あと残っているのは、ベビーベッドの組み立てぐらい。
 これはお母さんが退院するまでに作っておくことにしよう。
 予定日まであと3日。
 なんとか、準備の追い込み間に合ったよ!

 
 

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No.172

 2006/3/27(Mon)
 
予感?
 
 会社に行ってても、なんだか昼過ぎぐらいから、妙にドキドキしてソワソワしていた。
 もしかして、愛理生まれようとしているんじゃ? …なんて気がしたのだが、
 何かあればお母さんから電話がかかってくるはずだしなぁ…
 そんな気持ちのまま、5時ごろに帰宅すると、お母さんは家に居た。
 どうやら気のせいだったようだ。
 
 でも、ちょっとお母さんの表情が変。
 聞いてみると、お腹が少し張ってきたような気がするので、もしかしたら生まれようとしているのかも…
 ということだった。
 陣痛のように痛いというわけではないので、まだ大丈夫そうなんだけど。
 
 そのまま、夜まで特に進展はなく、いつも通り寝ることに。
 もしかして、朝起きたら、布団の上に1人増えてたりしてねぇ…なんて話しながら。

 
 

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No.173

 2006/3/28(Tue)
 
長い長い旅の始まり
 
 夜3時ごろに目が覚めた。
 昼間と同じでなんだかソワソワするような感じで落ち着かない。
 ふと、横を見てみたけど、目の前には優輝がスヤスヤと寝ている。
 そしてお母さんも、普通に寝ているみたいな感じ。
 念のため、体を起こして、耳をそばだててみたけど、何にも聞こえてこない。
 いつ生まれるのか分からないのに、今からこんなのじゃダウンしちゃうぞ。
 そう思って、寝なおすことにした。
 
 また目が覚めた。
 と思ったら、今度はお母さんが立ち上がって部屋を出て行こうとするところだった。
 「3時半頃から、何回かお腹が痛くなってるから、病院に電話してみる」と言うお母さん。
 時計を見ると、3時40分頃。
 電話の感じだと、行かなくちゃいけない雰囲気だ。
 お父さんも起き上がり、急遽身支度開始。
 ささっと着替え終えた頃に、お母さんの電話も終わった。「すぐ来てくださいって。」
 そうか、分かった。
 
 陣痛は間隔を置きながらくるので、もう少し我慢できそうということで、お母さんも自力で着替えることに。
 優輝を置いていくわけにもいかないので、寝ていても連れて行くしかない。
 お母さんが着替えている間に、優輝も一応着替えさせることにした。
 着替えをしていると、優輝がうっすら目を開けたので、「愛理、もうすぐ生まれるってさ」と言ってみた。
 いつも、朝はグズグズとなかなか起きないのに、なんと優輝はその一言を聞くや、お目目パッチリ!
 「優輝も病院行く〜」と言って起き上がった。
 目が覚めていた方が楽だし、とりあえず助かるよ。
 
 前もって準備していた荷物を車に乗せる。
 時間は4時、もちろんまだ暗い中、病院に向け出発。
 車はほとんど走っていないけど、なぜか信号に1つ1つ全部引っかかるような感じで、なかなか進まない。
 10分ぐらいで着けるはずなのに、すごく時間がかかった気がした。
 途中、バックミラーを見ると、お母さんはかなり痛そうな顔をしていた。
 
 夜間受付を通り、急患控室で簡単な確認があった後、産科の方へ。
 優輝は色々と不思議に思いつつも、ひょこひょこと自分で歩いて着いてくる。
 陣痛室で、お母さんは着替えをして、色んなセンサを取り付けられていく。
 だいぶ陣痛の間隔も短くなってきたみたいで、かなり痛そうな表情が増えてきた。
 5時20分ごろ、分娩室へ。
 
 分娩に立会いますか?と聞かれた。
 でも、お母さんとも事前に話をしていて立ち会わないことに決めていたので、その通りにした。
 だって、なんかこわいんだよね。こういう時、男ってのは。
 それに優輝もいるので、色々と気を配らないといけないというのもあり。
 
 4時起きということもあり、優輝の目はだんだん、トロ〜ンとなってきた。
 「寝るか?」と聞くと、「うん」というので、ちょっと横にさせておいた。
 そのまま寝るのかと思ったけど、陣痛室にも分娩室の声は聞こえてくるのもあってか、
 結局、15分ぐらいして、「優輝、もう寝ない」と言い出したので、分娩室の前で座り込んで待つことに。
 
 「なんで、お母さん、うん、うん、言ってるの?」とか、「優輝も見に行ってくる〜」というのを、
 ああだ、こうだと説明したり、なだめたりしてた。
 途中、何回か、お母さんの苦しそうな声が聞こえてくる。
 そして、しばらくすると、「おめでとうございます、女の子ですよ」と言う声が聞こえてきた。
 続けて、ほんぎゃぁ、ほんぎゃぁ〜という可愛い泣き声が。
 5時53分。
 「優輝、愛理が出てきたよ」と言うと、「もう1回、入れてみる?」と返してきた。
 戻してどないするねん。^^;
 
 「準備が出来るのをちょっとだけ待とうか」と言い聞かせて待っていると、看護婦さんに抱っこされた
 愛理が、優輝をおんぶしたお父さんの所にやってきた。
 「ほら、愛理だよ、こんにちは〜」
 愛理は目を大きくパッチリ開けて、お父さんと優輝をじっと見ている。
 口を開けて、あ〜というような声を出しながら、ベロを出してきた。
 お父さんにもお母さんにも優輝にも似ている気がする。
 それにしても、生まれてすぐ、こんなに目を開けてくれると思ってなかったので、ビックリ。
 愛理が看護婦さんに抱っこされたまま、また分娩室に戻っていった後、優輝に聞いてみた。
 「愛理小さかったなぁ、可愛いかった?」
 「うん、なんか、こ〜んな口してたなぁ」と言いながら、愛理の口の動きを真似する優輝。
 「優輝も、これで本当にお兄ちゃんになったんやで。分かるか?」
 「うん、優輝、お兄ちゃんやなぁ」
 
 その後、分娩室に入れる服に着替えて、分娩室へ。
 ベッドに横になったお母さんの胸の上に、お母さんにしがみつくような形で愛理が乗っていた。
 まだ目を開けて、時々、ああ、ああと何かしゃべっている。可愛いなぁ。
 女の子って知ってるからかもしれないけど、ちょろ、ちょろっと走らす視線は、もうなんだか女の子っぽい。
 
 「お母さん、お疲れさま、大変やったな」
 「声出さなくてもいいですよって言われたけど、痛くて自然に声が出たわ」
 「分娩室入って30分やったよ」
 「なんか、もっと長かった気がする。最後は看護婦さんとかに押してもらったり、引っ張ってもらったりして
  助けてもらった」
 「こっちは、優輝の相手しながらやったから、なんかあっと言う間やったよ」
 ほんと、お母さん、ありがとうな。
 
 愛理をなでてみると産毛がモワモワっとしていて独特の肌触り。
 優輝も、「愛理〜」と言いながら、優しくなでてあげていた。
 家族3人に触れられたせいか、愛理は安心したように、目をつむって寝てしまった。
 それを見た優輝は、分娩中も何回か言っていたことを思い出したらしい。
 「優輝、もういいわ。お腹すいたし、ご飯食べるわ。」
 お兄ちゃん、あっさりし過ぎー
 
 時間は7時前。
 どうしようか?とお母さんと相談した結果、まだ間に合うし、優輝を保育園に行かせることに。
 今日はその方が、お父さんも動きが取りやすいしね。
 「優輝、保育園行かな〜い」と言い出したが、「保育園の先生に、愛理生まれたよって教えてあげよっか?」
 と言うと、「優輝、保育園行って教える〜」と前言撤回。
 さてと、忙しくなるぞ〜
 
 愛理とひとまず別れて帰宅。
 ご飯の準備をしながら伊丹に電話。お爺ちゃんがすぐに出た。
 「生まれました、1時間ほど前に」
 お爺ちゃんの顔が目に浮かぶぐらい、お爺ちゃんの声が喜んでくれている。
 取り急ぎ病室のこととかを伝えた。
 
 バタバタと慌しく準備を整え、いつもと同じく8時に保育園へ。
 保育園に到着すると、優輝は先生のところへ走っていきながら、大きな声で「赤ちゃん生まれた〜!」
 園長先生に「優輝君、お兄ちゃんなったの、おめでとう〜」と言ってもらった。
 土曜日にスーパーで顔を合わせた、優輝の同級生・りおちゃんのお母さんは、ビックリしていた。
 「えっ? スーパーで会った時、ええ?? 全然気付かなかった〜」って。
 
 「今日は早めに迎えに来るかもしれません」と先生に伝えて、お父さんはもう一度帰宅。
 八幡にも電話して、生まれたことを報告。
 さすがに4人目の孫だし、女の子は3人目だから、こちらは慣れたもんだ。
 電車とバスで来るのは、ちょっと大変なんだけど、今日は病院に来れそうということなので、
 病室を説明しておいた。
 
 出しっぱなしの布団を畳み、食器の片付け、洗濯、ゴミ出し、再び病院に向かう準備…等など。
 あっという間に9時半近く。
 会社にも電話して部長に報告。今日、明日と2日間の休みをもらった。
 病院に行く前に、お隣の蛭田さんにも報告。
 奥さんはいつも6時前にご主人を駅まで車で送っていっているのだが、その時、うちの車がなかったので、
 もしかして病院行ってるんじゃないか?と話していたそうだ。
 名前が「愛理」ということも、初めて伝えた。
 「とってもいい名前ねぇ、可愛くて呼びやすそうだし。愛ちゃんかぁ」と、スッカリ楽しみにされている。^^;
 また、退院したら披露しますね。
 
 10時、病院に再び到着。
 早朝の誰も居ないのと打って変わって、人であふれたロビーを抜けて産科の個室へ。
 伊丹のお爺ちゃん、お婆ちゃんがもう来てくれていた。
 部屋の中には、お母さんと並んで、愛理が寝ていた。
 優輝の時のことを考えると、こんなに早く並んで寝ているというのは、嘘みたいな感じ。
 愛理の体重は2540グラム。優輝より100グラム重いだけなんだけどね。
 
 あらためて見ると、やっぱり小さい。
 優輝もこんなに小さかったっけ?
 ちょっと前のことだけど、今の優輝を見ていると想像できないよ。
 もう抱っこしても大丈夫というので、抱っこしてみた。
 軽いなぁ、優輝もこんなに軽かったっけ? お父さん腕力ついたかなぁ。
 うっすら目を開けて、また、ああ、ああというような声を出している。可愛いなぁ、本当に。
 
 しかし、本当に良かった。
 お母さんと愛理が、すぐに近くに居れるっていう、それだけでもう十分だよ。
 昼過ぎには八幡のお婆ちゃんも来てくれたし、愛理も嬉しかったかな?
 まだまだ、ぼんやりとしか見えていないだろうし、誰なのかも分かってないだろうけど、
 やっとみんなと会えたね。
 
 夕方、もう一度、優輝も病院に連れて行った。
 先生にもお友達にも、いっぱい、いっぱい報告したそうだ。
 愛理は寝ていたので、そっとしておくことにして、帰宅。
 お母さんと愛理は、思っていたよりずっと早く、土日には退院できそうということだけど、
 それまでは何かと困りそう。
 でも、伊丹のお婆ちゃんが、何日か泊まってくれるので、その点は一安心だ。
 
 ほんと、あっという間の1日だったなぁ…
 まあでも、引越しと重なった優輝の時に比べれば、落ち着いていたよ。
 
 そう言えば、うちのヴォクシーのナビは、毎日走り始めの時に、今日は何の日か教えてくれるんだけど、
 お母さんを病院に連れて行く時、「今日は3月28日です。シルクロードの日です。」って言ってたよ。
 シルクロードって言えば、東洋からヨーロッパへと続く、長い長い道のり。
 お父さんとお母さんと優輝と愛理、家族4人の長い長い道のりも、今日がその始まりだね。
 
 お父さんもお母さんも優輝も、愛理と一緒に進むこの日をずっと待ってたんだよ。
 楽しい思い出がいっぱいの、そんな旅にしていきたいね。
 
 愛理、生まれてきてくれてありがとう。

 
 

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No.174

 2006/3/29(Wed)
 
グビグビ飲んでいる
 
 出産日は特に制限はなかったけど、今日から面会できるのは3時〜8時の間になる。
 なので、午前中は、ベビーベッドの組み立てをした。
 説明書を亡くしてしまってたけど、なんとか1時間弱で作ることができた。
 
 昼からは手をつけずにここまで来てしまった、優輝の写真の整理。
 確かに溜めていたとは思っていた。
 でも、まあ手をつければすぐさ…とも。
 改めて見返してみると、優輝が1歳になる前から放ったらかしだった。
 写真の枚数は500枚はあるんじゃないだろうか?
 結局、いつ頃の写真かという大まかな分類しか出来ず。続きはまた今度だ。^^;
 
 そして3時前にお婆ちゃんと一緒に病院へ。
 愛理は今日もお目目ぱっちりだった。
 何を一生懸命見ているんだろうねぇ〜
 初日はお乳もあまり飲まなかったんだけど、昨夜からは2〜3時間おきに泣いてねだったらしい。
 結構よく飲んだそうで、一安心だね。
 お父さん、お母さん、お婆ちゃんだけで話をしていると、ほにゃ〜ほにゃ〜と泣き出す。
 気のせいか泣き声も、なんだか女の子っぽい。
 
 ちょっと抱っこしてやると、スヤスヤと気持ちよさそうに寝てしまうんだけど、
 ベッドに横にして、3人で話をしているとまた、ほにゃ〜ほにゃ〜
 そうやって何回か抱っこしてあげた。
 持ち上げるときに思うのは、「軽いな〜」ということ。
 15キロの優輝と比べると、本当になんて軽いことか。
 けど、5分も抱っこしていると、手が張ってくる。
 首がすわってないし、体は柔らかいしで、気を使いながら抱っこしていると、優輝を抱っこしているよりも
 ずっとしんどい。
 そう言えば、優輝が小さい時もそうだったよなぁ。
 
 5時に保育園に優輝を迎えに行って、また病院へ。
 優輝も愛理を触りはするものの、しばらくすると窓から見える電車の方に興味が移る。^^;
 まあ、病院に行きたいって言ってくれるだけでも嬉しいけどね。
 
 昨夜、優輝は初めてお母さんが傍にいない夜を迎えたわけだけど、寂しかることもなし。
 …いや、むしろ、普段ならお母さんに注意されるようなこと、怒られるようなことを、遠慮することなく
 チャレンジして満喫しているよ。
 鬼の居ぬ間の洗濯とはこのことか?
 お婆ちゃんが怒らないからって調子に乗ってちゃダメだぞ、優輝!

 
 

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No.175

 2006/3/30(Thu)
 
順調、順調
 
 今日からお父さんも仕事に復帰。
 5時ごろ、優輝を迎えに行き、一緒に病院へ。
 今日は愛理はずっと寝ていた。
 お母さんの話によると、昼間は寝てばっかりで、夜になるとお乳をいっぱい飲むそうだ。
 
 母子共に健康で、土曜日の検診の結果で、その日に退院か、翌日退院かのどちらかになるみたいだ。
 ホッと一安心だね。

 
 

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