スターオーシャン2ndについて


  [感想]
 スターオーシャンセカンドストーリーは、一言で言えばオーソドックスなRPGですが、スキル
システムやアイテムクリエーションによって、人それぞれの楽しみ方があると思います。
とにかく飽きません。アイテム集め、レベル上げ、ミニゲーム、隠しダンジョン、ボイス集め等、
クリアした後でもやることが沢山あります。
 ただ、飽きないというのはあくまで私の感想で、あまりRPGが好きでない方はすぐに飽きて
しまうかもしれません。私など発売日に買って3か月位、合計150時間は少なくともやっていた
のですが、極めたとはとても言えず、まだまだ課題だらけです。他のゲームができず困っています。
 欠点としては、戦闘の難易度が少し高いかな(少しくらい難しいほうが面白いとも思う)という
こと、戦闘後突然画面が真っ暗になって止まってしまうことが稀にあること、等が挙げられます。
 RPGが好きな方なら、是非プレイしていただきたいソフトです。


  [HP330万の敵!]
 おそらく皆さんご存じであろう、最強の敵イセリア・クイーン(以下イセリア)。
ガブリエル直前のセーブポイントでセーブしたのち行けるVRエクスペルでサイナードに乗って行ける
試練の迷宮の地下13階にいるガブリエ・セレスタを倒して手に入る白銀のトランペットで「悪魔の
旋律」をリズム感がありかつ音楽の特技レベル10のキャラが演奏する、そうすればイセリアに
逢うことができます。ここではそのイセリアについて書きたいと思います。

 まず、HP330万。これは凄いと思いませんか?私も最初は倒せるかどうか分かりませんでした。
また、一撃で9999ダメージに達する通常攻撃(2種類ある)、これまた9999までいく呪紋
(シャドウフレア、フェーン)、防御面では、ガードすると星が出てダメージをくらう、また防御力も
相当です。とにかく強いです。カオス・皇帝・暗闇の雲・ゼロムス・ネオエクスデス・ケフカ・
セフィロスが束になっても倒すのは難しいでしょう。
 で、私は1時間ほどかけて倒したのですが、そのときの戦い方は、クロード・レナ・セリーヌ、
チサトのパーティーで、クロードが魔剣レヴァンテイン、昂翼天使の腕輪装備で通常攻撃キャンセル
鏡面刹(または単に通常攻撃)、レナはひたすら回復、セリーヌはエクスプロード連発(実はこれが
長時間かかった原因の1つである)、チサトははっきりいって戦力外でした。
とにかくいつも通りの戦い方だったのですが、意地で倒しました。
 ただ、やはり初めの戦いではローションは使うべきではないでしょう。


  [そしてさらに…]
 このゲームは一定の条件(後述)を満たすと、ギャラクシーモード、ユニバースモードという通常より
戦闘の難易度が高いモードで最初からプレイできるようになります。(ユニバースが最上。)
私は通常モードをイセリア・クイーンを倒したりサバイバルバトル50人抜きを達成したり、大体
やることをやり終えてから(本当はまだ沢山ありますが)ギャラクシーモードで始めました。

 やはり敵が強いです。まあそれでも1回目クリアのテクニックがあったのでガブリエル戦までは
そんなに苦労しなかったのですが、いきなり難しくなったのは試練の迷宮からです。
 その中のガブリエ・セレスタ戦。HPが150万ありました。通常のイセリアよりずっと弱いでは
ないか、という意見がありそうですが、昂翼天使の腕輪がないので攻守ともに苦労することになる
のです。(余談ですが、私はイセリア戦よりセレスタ戦のほうが好きで、その理由は戦闘中の音楽が
ルシフェル戦と同じだからです。因にイセリア戦はミカエル・ハニエル戦と同じです。)
それで結局1時間くらいかかりました。

 そしてイセリア・クイーン戦。今度は何と、HPが570万ほどありました。
さすがにもう倒したくないな…、と思いつつ、倒してしまいました。戦い方は前回とほぼ同じでした。
この戦いは実に2時間を超える大熱戦で、かなりの手応えを感じましたが、同時に、1回の戦闘に
2時間以上もかける自分がとんでもなく馬鹿に思えました。
 これはあまり真似されないほうがいいでしょう。私は今度、さらに上級のユニバースモードにも
挑戦すると思います。今度は3時間だろうか?


  [至難のボイスコレクション集め]
 ボイスコレクションもこのゲームの魅力の1つです。しかも今回は一定の割合をクリアすると
特典があって、具体的には、
  50%―――ギャラクシーモード、ユニバースモードという通常より高い難易度でスタート
         することができる(ユニバースが最も高い)。
  70%―――ボイスコレクション画面でゲームのサウンドテストができる(聴いたことのない
         音楽も聴けると思う)。
  95%―――??? (実は私も達成していません。大したことないという噂も…)
というところです。ただ70%のところは75%だったかも…。

 私もボイスは80%くらいしか(ボーマンは一回も仲間にしたことがない)集めていないので
偉そうなことは言えないのですが、集めるコツとしては、
 (1)呪紋や必殺技の(レアでないほう)ボイスはもれなく集める。
 (2)挑発ボイス(各キャラ4つ)、逃走ボイス(同2つ)も簡単なので忘れずに。
 (3)魔法使い系の通常攻撃ボイスもしっかり集める。ただ通常攻撃ボイスはレベルが上がらないと
   聴けないものもあるようである。
 (4)お礼ボイス(各キャラ6〜8つ?)は感情度によって違う。あるいはアイテムを使うキャラに
   よって違うかもしれない。
 (5)戦闘不能ボイス(各キャラ3つか4つ?)はマンドレイクを利用すると楽。ガッツで生き残って
   しまったらトリカブトの毒でとどめを。瀕死ボイス(各キャラ3?)も同様に集められる。
 (6)呪紋レアボイスは運が必要なので根気が要る。相手はミスリルイーター(悪魔の旋律で呼べる)
   などがおすすめ。
 (7)怒りボイスの内、キャラの名前を呼ぶボイスは、呼ぶキャラの呼ばれるキャラに対する
   愛情値が10以上(例外あり)必要。よって同性キャラの怒りボイスは集めるのが非常に
   困難(というか無理)。異性キャラは「ヒーロー登場技」(後述)を利用すれば集められる。
 (8)十賢者ボイスは、戦う前のデータを保存しておき、「ヒーロー登場技」で集める。
以上のようなことを参考にしていただければ、70%は比較的簡単でしょう。

 その他に、ちょっとしたことですが、
 (a)クロード、レナの名前を変更すると、他のキャラに呼ばれる怒りボイスが変わる。
 (b)レナ、セリーヌのレイや、ミカエル、ハニエル、ルシフェルの通常攻撃ボイスなど、聞こえても
   登録されないボイスがある。
 (c)レオンのファイアーボルト、ノエルのサンダーボルト等、絶対に聴くことのできないボイスも
   存在する(これらは闘技場のバグなどを使っても聴けない)。
 (d)ディアス←→レオンの怒りボイスも多分無理だと思う(ヒーロー登場技を使えば同じパーティーに
   入れられるかもしれず、また同性の愛情値を上げる戦闘もある可能性があるのでもしかしたら
   可能かもしれない)。


  [並べ方の妙で怒りボイス集め] (2000年8月)
 上で、同性キャラの怒りボイスを集めるのは限界がある、というようなことを書いたのです
が、それを打ち破る、バグ技があります。

 やり方を簡単に説明すると、パーティーの上4人(つまり戦闘にでるキャラ)の並び方で、
2人目を誰もいない状態にします。そして戦闘に入り、先頭(一番上)のキャラを戦闘不能に
すると、もし3番目のキャラの先頭のキャラに対する愛情度が10以上の場合は、3番目の
キャラが4番目のキャラの声で先頭のキャラに対する怒りボイスを発する、というものです
(これは実は1つのパターンで、空ける場所を変えたりしてもできることもあるようです。
やり方について詳しいことはSO2専門のページを参照してください)。
 要するに、あるキャラAに対する愛情度が1人でも10を超えていれば、その超えている
キャラを3番目にして(もちろん2番目は空けて)、4番目のキャラを交代させていけば、
キャラAに対する怒りボイスはパーティー全員分簡単に集められる、ということです。

 これは、当然ですが、非常に強力な技です。怒りボイス集めの決定版といってもいいで
しょう。ヒーロー登場技(後述)を利用したりすれば、1組の異性の愛情度を10以上にする
のはたやすいので、今までの苦労がなんだったんだ、という感じもしてしまいます。勿論、
上のほうで無理ではないかと書いたディアス←→レオンの怒りボイスも、試練の洞窟で
2人になれるデータを使えば2人をパーティーに入れられるので、可能となります。

 ただ1つ気をつけなければならないのは、当たり前ですがパーティーは7人以下で組まなく
てはいけないということです。だから、全部集めるのは、結構大変な部分もあります。
例えばディアスとレオンを同じパーティーに入れる場合、試練の洞窟で2人になったデータ
をヒーロー登場技で利用する方法は、結果としてパーティーの人数が8人になってしまうこと
が多いでしょう。この場合は、紋章科学研究所の主人公が1人になるデータを使って(ここ
で気をつけなければいけないのは、研究所に入る直前のデータをとっておいて、それに
ヒーロー登場技で強いパーティーを持ってきて、それから研究所で1人のデータを作ると
いうところ)、試練の洞窟で2人になる時、外したいキャラと一緒に行き、研究所の1人の
データをロードして外す、という具合になると思います。結構面倒ですし、研究所でセーブ
しようとすると何故かフリーズする場合もあります。(ちなみに、上の紋章科学研究所の
データを使う技は、結構面白いので、覚えておいて損はないでしょう。)

 とはいえ、この技によって、ボイスコレクションの幅が一段と広がり、95%も確実に
達成可能なものになるでしょう。僕も少しやったら、89%くらいまで簡単に伸びた
(ボーマンは仲間にしました)ので、いつかは達成したいと思っています。

 それにしても、SO2は面白い裏技が多いですね。最近のゲームでは珍しいのではない
でしょうか。昔のFF的なところがあると思います。


  [反則!! ローションでどんな敵も一撃]
 戦闘の難易度が全体を通して比較的高く、とりわけイセリア・クイーンや真ガブリエルなど、
反則的な強さを誇る敵もいるこのゲームですが、その難易度を台無しにしてしまう、それが
ローション系アイテムです。これは開発側のミスだ、というのが私の最初の感想だったのですが、
どうしても敵が倒せない、という方のためのサービスだったのかもしれません。

 ローション系アイテムとは、メルティローション、バブルローション、ビターローションの
3つです。最も手に入れにくいのがビターローションですが、ファミ通のファイナルガイドには
バブルローションは戦闘中ずっと効果が持続するので良い、とありました。本当のところはよく
わかりません。
 バブルローションは、調合のマンドレイク×トリカブト、でできます。他のローションは忘れ
ましたが、マンドレイクが主です。
 その効果はというと、戦闘中に仲間キャラに使うと、そのキャラが通常攻撃してダメージを
与えると一定の確率で対象を即死させる、というものです。これはどのローションも共通です。
特筆すべきは、これはあらゆる敵に効いてしまうということで、イセリア・クイーンなどもその
例にもれません。まさに反則技といえるでしょう。

 私としては、やはり普通に戦って倒したことがない敵にはローションは使用しないで欲しいです。
楽して倒しても全然面白くないですし。ただ、どうしても倒せないよ〜、という時は使うのも仕方が
ないのかもしれません。
 補足ですが、ローションを使っても、敵にダメージを与えられない場合は効果はありません。
ラクール前線基地のシンやエルリアタワーのメタトロンなどがこれに当たります。ただ、これらの
敵も、ハーフデッドボムやプロテクトボムを連発すれば倒すことができるそうです。


  [『ヒーロー登場技』とその活用]
 ヒーロー登場技とは、ストーリーとセーブデータを自在に組み合わせられる裏技です。
但し基本的にはバグ技なのでデータの保証はできません。まあ多分消えないと思うけど。
 やり方は、まずどれかデータを選んで普通に始めます。そして、リズム感を持っているキャラが
バイオリンの「ヒーロー登場」を演奏します。そして、特技画面からメニュー画面に戻って、
そのまま他のデータをロードします。すると、そのロードしたデータでいきなり戦闘が始まるので、
それを終わらせます。すると、ストーリーは最初のデータのものなのに、キャラやアイテムは新しく
ロードしたものではありませんか!!…という具合です。

 これを利用すればいろいろなことができます。
 例えば、ルシフェル戦直前のデータ(a)と、イセリア・クイーンをも倒してしまった最強
のデータ(b)があるとします。まず(a)で始め、ヒーロー登場技で(b)を持ってきます。
そしてルシフェルを倒したら、そのデータを別の場所にセーブ(c)。そしてまた(a)をロードし、
今度は(c)をヒーロー登場技で持ってきて、ルシフェルを倒し、また(c)にセーブして、……。
このようにすれば、欲しいアイテムを何個も手に入れる、十賢者のボイスを効率的に集められる、
感情度の上がる戦闘を繰り返して感情度をいくらでも上げられる、などいろいろなことができます。
 この裏技があるので、ここは、という場面ではなるべくデータを残しておきましょう。

 ところで、この「ヒーロー登場技」という名前は、この技にヒーロー登場を使うからですが、
ヒーロー登場の代わりに悪魔の旋律でもこの裏技は同様にできます。しかし、リスクが高く、
メリットも全くありません。


  [その他いろいろなこと]
 ・好物について
 このゲームには全ての仲間キャラに好物がある…、それが当初の予定だったはずです。しかし
実際には、チサトには好物がありません。いや、正しくはチサトの好物であるアイテムが存在しない、
というのが正しいようです。

 チサトの好物はフルーツサンド、というのが発売されてあまり間がないころの専らの噂でした。
恐らくそれは正しいと思いますが、マスターシェフで穀物×果物(逆でも)を掛け合わせても絶対
作れません。どうやら当初はマスターシェフは、組み合わせではなく順列で、できる食べ物が
決まっていたようですが、どうもそれはややこしい、という理由かどうかはわかりませんが、
組み合わせだけにしてしまったようです。それでフルーツサンドが除去されてしまったということ
だと思います。それにしてもひどいですよね。


 ・BGMについて
 最近のゲームでは、音楽が素晴らしいというのが、いいゲームの必要十分条件のような気がします。
やはり好きな音楽があるとストーリーを忘れて聴き耽ってしまうこともありますし、楽しみの幅が
広がるのは間違いありません。

 私がこのゲームで好きな音楽は、第一位――ルシフェル戦、第二位――ジョフィエル戦、
第三位――エルリアタワー、第四位――試練の迷宮、第五位――サディケル・カマエル・ラファエル戦
 といった具合です。共感していただけるところがあれば嬉しいです。

 (以下2000年8月)最近は(結構前からだが)、ジョフィエル戦のほうが好きになって
きました。


 ・ルシフェルについて
 これまで私はルシフェル戦はいい、とか、ルシフェル戦の音楽がいい、ということを書いてきま
したが、実はルシフェル自身も好きで、ルシフェルといつでも戦えるように直前のデータは常に用意
してあります。
 どこがいいのか、と言われると結構困るのですが、まず音楽がいいということ、また、セリフが
いいということが挙げられます。ちなみに私が好きなセリフは、「本気を出したらどうだ?まさか、
これが全力というわけでもあるまい」「散る前にもう一花くらいは咲かせてくれ」「どうした、かか
ってこないのか?」「そこでじっとしていろ!」等です。
ただ、「〜もう一花くらい〜」の「くらい」は、「ぐらい」だったかもしれません。

 (以下2000年8月)もっとも、十賢者戦の直前のデータは、どれを残しておいても損はない
ところです。音楽も、それぞれ違いますし。ジョフィエル戦直前を残しておけば、ヒーロー登場技
で、後でメタトロン戦で感情度を上げることもできます(感情度を上げる戦闘は、勇気の場の
ガーディアン戦が一番手頃だとは思う)。


(2000年2月 [レベルアップ時の能力値上昇について]は削除しました。)


 

……ひとまず終わり

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