沙羅(サラ、柴犬? ♀) 


Sara1
このコは沙羅(サラ・♀)です。
1999年3月7日の日曜日の朝、
いつもゴンと散歩に行く公園の木の根方に、
お腹をひもで縛られて繋がれていたのを見つけ、
連れて帰りました。

獣医さんに見てもらったところ、『生后半年位』だろうと
いうことと、殆ど柴犬の系統だろうけれど、
他の犬種が混じっているかもしれないとのこと。

生年月日は推定で1998年9月10日と
いうことにしました。

左はウチに来て三日目
人の手の大きさと比べて下さい



   ウチに来て1週間目
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連れ帰った時の体重は4.5Kg。

全身フケだらけで皮膚はかき傷だらけ、
便には寄生虫がウジャウジャ。
お腹の毛は疎らで地肌が透けて見える状態。

ミルクの匂いに敏感に反応して地団駄を踏むように
欲しがるので、かろうじてミルクだけ与えられていたようです。

しかも爪がワシの爪のように延びていたので、
生まれてから一度も外に連れ出してもらったことは
ないようです。

そのため、よその人や犬(特に大きな犬)に対する恐怖心が強く、
ご近所の人が撫でさせて、といって近づくと、逃げてしまいます。
逆に言うと、飼い主に対する依存心が強いので、
公園の中ではノーリードでも遠くには離れずについてきます。




    掛け布団の上で
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生まれてから半年ほどは多分何にも躾されていなかったにも拘わらず、
トイレやお座り、伏せ、待て、お手、などは瞬く間に修得(賢い!)。

毛が薄いため冷え性気味で、オシッコが近いのですが、催してくると
ベッドから抜け出してきてオヤジの脚を鼻でつつき、
お座りをしてじっと見上げて待ちます。公園でボールを取ってくる
遊びも、ゴンのやっているのを見ていて、すぐに要領を掴みました。
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現在の身体つきは体重8Kg、
体高36Cmですので、小振りな柴犬の
大きさです(ゴンの半分)。

しかし幼犬の頃の栄養状態が
悪かったせいか、依然として
体毛が薄く、お腹は未だに
地肌が透けています。

背中やお尻のあたりも密毛が少なく、
ブラッシングしても細かな毛は
抜けません。背部の剛毛はゴンよりも
固い状態です。

こんな体毛ですから、非常に寒がりで、
冬はオヤジや家人の掛け布団の上で
うずくまって寝るのが好きです。



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障子を破った犯人はサラです。
散歩から帰って身体を拭いたあと
家に上げると、なぜか興奮して
(家に帰り着いたことが嬉しいのか?)
和室で走り回るクセがあります。

勢いあまって障子に突進し、
ご覧のような破れ目を作ってくれます。

何度張り替えてもイタチごっこですので、
近頃ではそのまま放置。
外を眺めるのが好きなゴンの、
格好の<覗き窓>になっています。





     99年3月
Sara8
奇妙なクセですが、オヤジが風呂から上がると、
すかさず脱衣場にやって来て、
濡れた足をペロペロ舐めて
水気を拭き取ってくれます。


世話を焼いているつもりなのか、
助けてもらった恩返しのつもりなのか、
どうもよく判りませんが、
これはオヤジだけにしかしません。


雌犬の一般的な特徴なのでしょうが、
サラはとにかく家族の手足をよく嘗めまわします。
これは親愛のしるしなのでしょうね。






    99年7月                99年8月              99年9月(1才)
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   写真をよく見ると判りますが、2才頃までは
   毛並みの不揃いが目立っていたのが、
   その後、毛並みが揃ってきて、
   かなりきれいな見た目になりました。


    00年9月(2才)             01年9月(3才)          02年3月(3才)
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4才



2003年7月                          2003年7月
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6才



2004年12月
Sara
公園の行き帰りには交通量の多い所だけ
自転車の前カゴに乗せます。
Sara
Sara
自転車に乗る時にゃ、オネーチャンが買ってくれた真っ赤なマントを着けるのさ。



2005年8月 Sara サラは寂しそうな顔つきが多いのですが、 やっと嬉しそうな表情を撮影できました。





2006年7月 困ったこと・・・夜鳴き
Sara

3年前から、毎年夏になると真夜中に起きて
廊下を行ったり来たり、階段の下から上を
じっと見上げて小さな声でクンクン鳴いたりする
行動を取り始めました。

このような異常行動が2~4週間続きます。
何が原因か全く判りません。

おばあちゃんが亡くなって最初のお盆前に始まったので、
ひょっとしておばあちゃんの霊が戻ってきているのが
サラには判るのかも・・・、などと家族で話しています。

今年も6月末から始まりました。
これまでなら、夜中の12時頃から始まって
午前2時頃には寝ていましたが、今年は明け方まで
家の中をガタガタやっています。

家族は寝不足気味で困り果てていましたが、
ふとしたきっかけから、扇風機のブーンという音で
安心することが判りましたので、これを
動かしたままにして寝ることにしました。

そうすると、サラは扇風機の近くでうずくまって
寝ています。変なヤツ!

2006年8月;久しぶりに嬉しい顔が撮影できました  NEW! 2008年7月  オヤツだ!
Sara Sara

☆☆☆ ゴンとサラのツー・ショット ☆☆☆



    99年3月
SaraGon1

サラがウチに来てまもなくの頃:

<ゴン> どうだ、参ったか、ワシの方が強いぞー!
(甘咬みながら、しっかり首の急所をおさえている)
SaraGon2




     99年8月                            99年8月
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     2000年11月                 2000年12月
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       2001年10月             2001年12月
SaraGon7 SaraGon8


2003年8月
SaraGon9

我が家はイヌ小屋!

犬も人も同じへやで
寝ています。

写真の他にも、
ゴンは玄関の上がり框に、
サラはリビングの
テレビの下に
それぞれ別の
ベッドを持っています。



2004年11月
Sara041103-1 Sara041103-2
寒くなってきたので、サラのベッドを冬仕様に変更しました。
左側はリビングのベッド、右は和室のベッド。
デパートで安売りしていたムートン・クッションを買い占めて作成。
真冬には和室のベッドの下に行火を入れてやります。

Gon041103


これはゴンの冬用ベッド。
こちらは夏も冬も
あまり変わりなし。


2004年12月  裏窓:オラたちは見た!       公園で
Sara&Gon Sara&Gon
2006年3月 テーブルの下               2006年7月 熟睡中
Sara&Gon Sara&Gon

2007年1月 布団を占領中
SaraGon 家人が布団を整理しようとして
部屋に拡げたスキに、
仲良く布団の上へ




2008年7月 同じベッドで
SaraGon サラはゴンのベッドが空いていると、
すかさず占領します。



SaraGon


2012年2月 ネコ同伴の散歩
SaraMina ゴンがなくなってから半年あまり経ちました。

追いかけ回す犬がいなくなったのに安心したのか、 朝晩エサを食べに来るミナ(野良猫)が、 サラの散歩について来るようになりました


サラは全く攻撃性がないので、 ネコも安心して鼻を近づけて挨拶します。



2013年2月 ひたすら眠っています
Sara 2012年9月でサラは14才になりました。

これまで、朝はむりにでも起こして
散歩させていましたが、
2013年の年明けからは、自然に目が覚めるまで、 寝かせることにしました。

すると、午前11時頃まで寝ています。




2014年10月:サラ16才
Sara この頃から痴呆状態になり、
同じところをグルグル回るようになりました。 おむつも欠かせなくなりました。




2014年10月:サラ16才
Sara 痴呆になってからは、
2時間ごとに吠えて身体の強張りや
トイレを訴えるようになり、
その都度家から連れ出して
20~30mほど往復させて歩かせないと
ならなくなりました。
昼も夜もお構いなしなので、
家族は睡眠不足でヘトヘトでした。


後ろ肢が弱っていますので、
腹部にバスタオルをベルトのようにしてあてがい
上から吊り下げるようにして歩かせます。



2015年3月:サラ16才と半年
Sara 前肢の筋力も低下し、お座りすると
前肢が横にズルズル開いてしまいます。




2015年10月:サラ17才
Sara つかの間の熟睡
この年の年末、12月27日に
老衰で昇天しました。
17才と3ヶ月(推定)の一生でした。
自己主張することの少ない、
おとなしいワンコでした。



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