☆☆☆ ノラネコの親子 ☆☆☆

2007年6月7日、朝のワンコの散歩から帰宅した時、 ゴンが、お向かいの空家の玄関に向かって唸るので 覗いてみると、ノラ猫がキチンと両前肢をそろえて うずくまり、私の方をじっと見詰めているではありませんか。
nora
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この猫、今年の1月頃から自宅の近所をうろついているのは 知っていました。こちらはいつも犬を連れているので、 私の姿を見ると、さっさとどこかに行ってしまうのが常でしたが、 この日だけは犬が近づいても私が近づいても、 じっとうずくまったままで、身じろぎもしませんでした。

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きっとお腹が空いているのだろうから、後でエサを やろうと思いつつ、取り敢えず犬の足を庭先で 拭いていたら、一旦裏庭に引っ込んだ後、なんと子猫を 2匹連れて出てきました。一匹はキジトラ、もう一匹は茶トラです(性別不明)。

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子猫は生后1月くらいの大きさで、おそらく離乳期になり エサが必要になったので、 「子猫がいますので、どうかエサを恵んで下さい」と 必死の覚悟で私に頼んだものと思われます。

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子猫を連れてきて見せたのはこの日だけで、 その後10日間ほどは母猫だけがエサを2度に分けて 食べに来ていました。

一旦自分のお腹の中に入れてねぐらに戻り、 未消化のエサを吐き戻して子猫に与えて いたのでしょう。

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6月半ば過ぎからは、子猫も一緒に食べに来るようになりました。

それにしても、他家の玄関先にエサを置くというのは はばかりがありますので、持ち主の方が家の点検に来られた時に 「野良猫にエサを置かせて下さい」と頼んだところ、 「私も猫は嫌いじゃありませんので、フェンスを開けて 中に入って下さって結構ですよ」と快く諒解していただきました。

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近所の猫好きのおばさんに相談した結果、 母猫をうまく捕まえて避妊手術をしてから、 また放すことに決めました。

上の写真は警戒心が薄れたのか、午後の日差しを浴びながら くつろいでいます。

2007年10月21日
nora

ノラにエサを与え始めてから一月あまり経過しました。 この写真を撮影した直後、7月18日からキジトラの子猫の姿が 消えてしまいました。

他の猫に追いかけられて逃げまどって道に迷い、 帰れなくなったのか、車に轢かれたのか、理由は全く判りません。

どこかで元気でいてくれれば良いのですが・・・。

nora

茶トラの子猫の性別はまだ判りません。

たぶん雄ではないかと・・・。

nora

相変わらず、親子で朝晩エサを食べにやって来ます。

nora


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最近は、私が朝起きて家の中でゴソゴソしていると、 気配を察知して玄関ドアの前までやって来て 待つようになりました。

nora

2007年10月16日の夜に、獣医さんから借りてきた捕獲用のケージを 使って母猫を捕獲し、避妊手術を行なって貰いました。

そして10月20日夜、無事帰ってきました。

子猫もそのうちに捕獲して、避妊手術を受けさせるつもりです。

2007年12月 茶色の大きなトラ猫
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2007年7月頃から大きな茶トラ(たぶんオス)もエサを食べにくるようになりました

2008年3月 子猫のトラが巣立ちか?
littletora

小猫の茶トラは母ネコより身体が大きくなりましたが、2008年2月半ばから 茶の大トラに連れられて(?)ほぼ同時に姿を見せなくなりました。

この頃は、エサの時間に背中を撫でさせてくれるようになっていたのに、 残念!

2008年7月 小トラ、近所で徘徊
littletora

2008年7月;近所で小トラらしき猫をときどき見掛けますので、たぶん近所で生活しているものと思われます。

それにしても、我が家にエサを食べに来ればよいのに・・・。

2008年5月 今度はキジトラ
littletora

2008年5月;茶色の大トラと小トラが姿を見せなくなったのと入れ替わるようにして、キジトラ(これもたぶんオス;写真右側のネコ)がエサを食べに来るようになりました。

手前のキジトラは奥にいる猫の兄弟のようですが、 このネコは2度ほど様子を見に来ただけ。

2008年7月 馬面のキジトラ(トラと名付けました)
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ノラには似つかわしくない、馬面でのんびり顔です。

母ネコとは仲良し。たぶん子猫の父親でしょう。

2008年7月 食後のくつろぎ
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母ネコ(ミナと名づけました)は相変わらず朝晩エサを食べにやって来ます。

朝食後は、私が犬の身体を拭いた後始末をしているすぐそばで、 暫くのあいだ、寝そべっています。

しかし、まだ身体には触れさせてくれません。

2009年8月 トラの不調
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7月の末頃からトラが疲れたような素振りを見せるようになり、 同時に背中から頚にかけて体毛が抜け初めてきました。 白く見えている部位は、完全に毛が抜け落ちた地肌です。

身体に触れてみると、ずいぶん痩せていました。

そうなのです。この頃は身体に触れても逃げなくなりました。

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獣医さんにこの写真を見せ、抗生剤をもらって投与したら、 元気を取り戻し、体毛も元に戻ってきました。

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毎晩ブラッシングをしています。

2009年10月 トラの小屋
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雨が降っていても、夜遅くまで我が家のブロック塀の上でじっとうずくまっていることが多くなり、 時には給湯器の上の狭いスペースにうずくまっていることもあります。

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我が家に居着くつもりのようでもあるし、雨の降る季節になってきましたので、 廃棄するつもりで一時保管していた板を利用して囲いを作り、 そこへ猫用のキャリーを買って入れてみました。 すると、最初の夜から自分で入って寝るようになりました。メデタシ、メデタシ。

上で、「メデタシ」と書きましたが、この年の年末には、ふっつりと姿を見せなくなりました。

おそらく死期が迫ってきたので、姿を隠したものと思われます。

2009年5月 また新顔現る(チビと命名)
chibi

2009年5月、また新しい猫がやってきました。 性別はまだ判りませんが、メス猫なら一度捕獲して避妊手術を受けさせねばなりません。

この猫によく似た猫が、近くの中学校でも新しくエサをもらうようになりましたので、たぶん兄弟で近くに捨てられたのでしょう。

chibi

最初の頃のミナと同じで、非常に警戒心が強いです。

ご近所の方、もしこのサイトをご覧になっておられましたら、おわび申し上げます。

ネコが迷惑をおかけしております。

私の方から積極的に猫を呼び寄せているわけではないことを、 わかっていただけましたら、幸いです。

生き物にエサをせがまれてしまうと、放っておけないのです。

さて、このチビは去勢手術を受けさせましたが、オス猫にありがちな放浪癖があるようで、発情期にどこかに行ってしまいました。

2012年2月 ネコ同伴の散歩
SaraMina

ゴンがなくなってから半年あまり経ちました。

追いかけ回す犬がいなくなったのに安心したのか、 朝晩エサを食べに来るミナ(野良猫)が、 サラの散歩について来るようになりました

サラは全く攻撃性がないので、 ネコも安心して鼻を近づけて挨拶します。

2014年6月 ノラが懐きました
mina

2013年の初冬から突然に、ノラ猫のミナが私の足にすり寄ってじゃれるようになりました。どういう心境の変化でしょうか。

これ以前に2012年2月頃から飼い犬(サラ)の散歩について来るようになっていました。

とはいうものの、この半年ほどは気が向いた時だけじゃれつく程度でしたが、2014年5月末から急に今まで以上に甘えだしました。エサの時間に毎回じゃれて、いつまでも遊べといってネグラに帰ろうとしません。左の写真は右手で撫でながら、左手だけで適当に撮影したものです。

近所に住むネコ好きのおばさんにも足下にじゃれつくようですので、人間に対する警戒心がずいぶん解けているようです。

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エサが欲しいとやってきたのは2007年6月7日の早朝でしたので、もう丸7年になります。警戒心がとても強い猫なので、一生ヒトには慣れないだろうと思っていましたが、これはうれしい誤算です。

もっとも、私の家族(ヨメとムスメ)にはこの一年ほど前からずいぶん慣れていました。男の私にはまだまだ警戒心が解けなかったようです。セッセとエサをやっていたのは私なんですがねえ。

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2014年6月 またまた新参のノラが出現
kuro

2013年2月のとても寒い朝のこと。ミナのためにと思って、以前トラのために作ったネコ小屋を庇の下に移しておいたのですが、なんと朝起きてみると、見知らぬネコがちゃっかり潜り込んでいました。

これ以上ノラ猫が増えても困るので、躊躇なく追い払いました。もちろんネコ小屋にもふたをしました。

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ところが、そのうちにミナがエサを食べに来ることを知ったらしく、それを横取りしようとして二匹がケンカするようになりましたので、やむなくこの新参ネコにもエサをやるようになりました。

メスなのですが、ごらんのようにちっともメスらしくなく、ふてぶてしい面構えで、おまけに啼き声までガラガラ声です。

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しかしコヤツ、ウチに来るようになってからまだ一年半ほどなのに、もう私に慣れてしまいました。エサを食べている時に背中を撫でても、全く知らん顔して食べ続けています。

不本意ながら、名前をつけないと何かと不便なので、「クロスケ」と呼んでいます。

それから、この春、近所の無人の家の庭に子ネコを産んだようですので、その子ネコが乳離れしたら、クロスケを捕まえて避妊手術を受けさせるつもりです。

子ネコのもらい手は、ほぼ決まっています。先ほどのネコ好きのおばさんが奔走して探して下さいました。

2014年7月 ノラの子ネコを里子に出しました
kuro

全身グレーの子ネコが2匹、白地に大きな黒ブチの子ネコが1匹です。

子ネコは人間を警戒していますので、近くで撮影できません。

母ネコのお乳を飲んでいる子だけある人の所へもらわれ、 母ネコと他の2匹は一緒にネコ好きの方の元にもらわれて行きました。

これにて一件落着

kuro

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2014年12月 ミナの子供(小トラ)が帰ってきました
kotora

7年前にミナが生んだ子ネコは成長してから駅の近くで棲息していましたが、何らかの事情でエサをもらえなくなったらしく、この夏頃からまた我が家に戻ってきました。

身体はそれほど大きくないものの(たぶんオス)、モフモフと声を出しながら大量に食べます。

kotora


2014年12月 またまた新参猫です(ブチ)
buchi

buchi

クロスケがエサを食べに来ている時期に、ときどきエサを横取りしに来ていました。

見つけたら追い払っていたのですが、クロスケの時と同じで、ミナのエサを食べてしまいますので、仕方なくコヤツにもエサを与えています。

クロスケの子供の中に、この猫そっくりの白地にブチの子猫がいましたので、たぶんクロスケのパートナーでしょう。

ごらんの通り、見事なタヌキ顔で、よく見ると愛嬌があります。鳴き声がオスらしくなくて、メスのような猫なで声です。

2015年12月:ミナが軒下に居着く
mina

ミナはこの年推定9才になり、そろそろ冬の寒さが辛くなってきたようで、 我が家の軒下で眠るようになりました。

mina

そこで軒下に段ボール紙でネコ小屋を作り、なかに古い毛布と使い捨てカイロを入れてやリました。 気に入ったのか、冬の間は昼間も中で丸くなって寝ています。

2019年5月28日:ミナ昇天
mina

この4月半ば頃からミナの食欲が激減し、ほとんど食べなくなってしまいました。

動物病院の診察では思った通り、腎不全という所見で、自宅での点滴を勧められ、 最初の10日間は合計7回実施。

最後は嫌がって近寄らなくなってしまったので、それなりで、家人が背中を撫でながら エサを食べるように仕向けていましたが、5月27日の夜に急激に体力が落ちたようで、庭の地面で横たわったまま一晩過ごしたようです。

5月28日早朝ほとんど動けなくなっていたので、座敷に移して寝かせてやりました。 30分ほど後に様子を見に行くと、もう息をしていませんでした。

2007年6月7日にエサをねだり始めてからあと1週間ほどで丸12年になるところ。 外で暮らしたネコとしては長生きしたのではないでしょうか。

2015年7月:ブチコ(メス)
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2015年春からエサをかぎつけて食べに来るようになりました。 ブチ柄のネコが多すぎて、何がなにやら訳がわからなくなっています。

左の耳をカットされていますので、ウチに来る前にどこかでエサを貰っていて 避妊手術をされたようです。

ミナがいなくなってからは、このブチコと、もう一匹コゲ茶の島柄ネコ(たぶんオス) の二匹がエサを食べに来ています。

buchiko

buchiko

2018年8月:コゲ(オス)
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