昭和後半の部屋 文具と玩具


HEMMI(ヘンミ) の計算尺 No.2664Sです。
コンピュータや計算機が普及する前、技術計算には計算尺が使われました。
東京タワーの設計にも計算尺が使われたようです。
√(ルート)や三角関数の計算ができるようですが、使い方が難しくて理解できていません。

個人商店では会計にそろばんを使っているところがありました。


昭和39年(1964年)、トンボ鉛筆からアニメキャラクターの鉛筆が発売されました。
これは鉄人28号(テレビアニメの放送は昭和38年(1963年))の缶入り色鉛筆で、中身は普通の色鉛筆です。


キャプテンウルトラ(昭和42年(1967年)に放送)という特撮ドラマに登場するハックというロボットを模した
シスコの菓子容器です。中身は覚えていません。
オープニングの歌は覚えていますが、ストーリーは覚えていません。



昭和の頃は駄菓子屋が今より多く、菓子のほか、安価な玩具が売られていました。
これはミニトランプですが、使いにくいです。


昭和45年(1970年)、ショウワノートからジャポニカ学習帳が発売されました。
写真は昭和48年(1973年)くらいのものらしいです。
右上のキャラクターはショウちゃんというそうです。


当時は名前を知りませんでしたが、スピログラフというそうです。
今も売られているようです。


シャープペンシルが普及する前に、ロケットペンシルというのがありました。
芯が減ったら、先端を引き抜いて、後ろに押し込むと、新しい芯が押し出されてきます。
今でも売られているようです。


鉛筆削り器は普及していましたが、手で削ることもありました。
ボンナイフやミッキーナイフが使われました。
写真はミッキーナイフです。
ボンナイフはもう売られていないようですが、ミッキーナイフは今も売られているようです。


小学館の雑誌のふろくにスタートランプが付いていることがありました。



ナガサキヤのチョコレート(食玩)の消防車(シュノーケル消防車)です。
はずみ車(慣性を増強するためのしくみ)が搭載され、ケースが付いています。
キャラメルの箱は大きさの比較のためで、最近のものです。
ナガサキヤは平成12年(2000年)に倒産したそうです。

純粋なチョコレートでは森永ハイクラウンが高級品でした。


小学生向けに学研の科学と学習が発行されていました。
書店売りはなくて、販売員の人が配達していました。
写真は6年の科学 昭和49年(1974年)12月号のふろくで、パンづくり実験セットです。

小学生向けの科学と学習は書店売りを経て、平成22年(2010年)ころに休刊になったようです。



ケロッグにおまけが付いていました。
これは工具の形をした鳥で、トントン鳥というらしいです。

当時はコンボくんという、コーンフレークにチョコレートの粒が付いたものを食べていました。
日本でのケロッグは昭和38年(1963年)のコーンフレークとコーンフロストの発売に始まったそうです。



昭和51年(1976年)ころにヨーヨーブームがありました。
これはそのころのものらしいです。


昭和40年(1965年)、ミニカーのダイヤペットが発売されました。
これは昭和48年(1973年)ころに買ったダイヤペット No.D-188 クラウン ハードトップ SLです。
ダイヤペットは現存する日本のミニカーブランドでは最古だそうです。


トミカは昭和45年(1970年)の発売で、単体でも遊べますが、駐車場など拡張性もあります。
大きい駐車場は高価だったと思いますが、このミニパーキングは小学生の小遣いでも変える値段でした。
本来は屋上に看板が付いていました。
車はブルーバードです。


昭和49年(1974年)、超合金玩具が登場しました。実際は亜鉛合金のようです。
マジンガーZは昭和47年(1972年)から昭和49年(1974年)に放送されました。

昭和のアニソンはアニソンを専門に歌う職人のような(あまり表に出ないが高い歌唱力を持っている)歌手によって歌われるのが一般的でした。
マジンガーZの歌は故 水木一郎氏の代表曲になっています。


トンボ鉛筆から販売されている8900は昭和50年ころ(1970年代)はHighest Qualityと最上級が(うた)われていました。
さらに、商品の説明が難しい字体になっています。
今はHigh Qualityという表示になっているようです。
発売は昭和20年(1945年)だそうです。


昭和33年(1958年)、三菱鉛筆から高級鉛筆 uni(ユニ) が発売されました。
これは昭和50年(1975年)に、uniシリーズを買うともらえたヒャラレロという笛です。
鉛筆を出し入れすると音階が変わります。
最初の1ダースは、ヒャラレロが欲しくて買いました。


昭和50年(1975年)ころのセイカノートのぬり絵です。
使いかけで見えていないページの一部は彩色済みです。
ベルサイユのばらは週刊マーガレット21号(昭和47年(1972年))から52号(昭和48年(1973年))まで連載されました。
テレビでは昭和54年(1979年)から昭和55年(1980年)に放送されました。


雑誌のふろくやお菓子のおまけにシールがついていました。
キャンディ・キャンディは「なかよし」昭和50年(1975年)4月号から昭和54年(1979年)3月号に連載されました。
テレビでは昭和51年(1976年)から昭和54年(1979年)に放送されました。
これは昭和53年(1978年)2月号のふろくのシールです。
使いかけで一部欠落しています。
キャンディ・キャンディ以外のキャラクターはよくわかりません。


昭和51年(1976年)ころのサンリオの鉛筆キャップです。
包装は昭和感がありますが、キャラクターたちは今も活躍しています。


ラベルライターは電子式ではなく、プラスチックテープに文字を凸に打ち出して白く浮かび上がらせる方式で、
ダイモという商品でした。
文字ダイアルを交換して、かな文字を打てる高級品もありました。
今も売られているようです。


昭和55年(1980年)ころの下敷きです。
硬質下敷きの上に軟質の下敷きが付いていて、メモなどが挟めるようになっており、ダブル下敷きというそうです。
サイボーグ009は白黒の時(昭和43年(1968年)放送)のエンディングの歌がよかったです。


ウルトラマンが昭和41年(1966年)から放送され、シリーズ化されました。
写真は昭和60年(1985年)ころのソフビ人形で、右からウルトラマンタロウ、バルタン星人、ゴモラです。

怪獣のなかには、実在の生物からデザインを取り入れたものがあり、
バルタン星人のハサミはアメリカザリガニからデザインを取り入れたそうです。
放送当時は外来生物が問題になっておらず、アメリカザリガニはマッカチンと呼ばれ、今より身近な存在でした。


平成元年(1989年)に公開された”魔女の宅急便”のジジのぬいぐるみです。
当時のスタジオジブリは徳間書店が出資した事業で、グッズは徳間書店の関連会社から販売されていたようです。


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