作業メモ


3月

2年に1回、鉢植えの松の植え替えをします。
うちは、数が多いので、早めに始めます。



これは、松の形がくずれた時の裏ワザです。
松の上部が枯れたりして、やり直したい時、もし、根元から枝が出ていたら、
その枝の元を針金でしばり、しばったところが隠れるように、深く植えます。
1年か2年後、しばったところのすぐ上から、新しい根がはえてきます。
針金のすぐ下で切って、針金をはずせば、また苗としてやりなおせます。
ただし、成功率は50%くらいです。新しい根がはえてこない場合があります。
これをする場合は、鉢植えにして、水はひかえめにします。
地面に植えると、もともとの根から水が十分に吸えるので、新しい根が
生えてこない傾向があります。
また、写真を見ればわかりますが、根は一方向から生えてきます。
したがって、根を地上に見せるような植え方には向きません。



4月

松以外の鉢植え(ミニバラなど)の植え替え
をします。

松の新芽が伸びたら、取ります。
取ったあと、また芽が出てきます。
最初の新芽を伸ばすと、枝が間延びして、
かっこうが悪くなります。



5月

4月から5月は挿し木の季節です。
気温と新芽の伸び具合で多少前後します。
この写真はラベンダーのはなもいわです。


6月

秋植え球根(ヒヤシンスなど)は、葉が枯れたら、
掘り出します。
梅雨の雨が本格的になる前に掘り出したほうが
楽です。

毛虫が発生するので、
駆除します。
園芸用ピンセットで捕まえると楽です。
葉っぱの裏にいることが多いので、
葉っぱの裏も捜します。

ヒヤシンスは、自然分球しにくいので、分球させる場合は、ノッチングといって、
掘りあげた直後の球根の下半分に切り込みを入れます。
深さは、球根の半分くらいに、ざっくりと入れます。
その後、乾燥させて保存します。
下の写真左は、ノッチング直後で、秋になると、右の写真のように変化します。


さらに、翌年の初夏に掘りあげると、下の写真のようになっています。
長く栽培すると、自然分球することもあるので、調子に乗って増やすと植え場所に困ります。



9月

秋植え球根の植え付けをおこないます。
この季節は、雨が降りやすいので、晴れていたら、早めでも植えたほうがいいです。