●神社と鏡
神社の御幣(HP)はアイヌの人たちのイナウ「木弊」(HP)とよく似ている。 ここにアイヌの人たちのと日本の古来から信仰のつながりをなんとなく感じる。そのアイヌの人たちはあの世とこの世はさかさまの世界だと考えている。私の母の父(おじいさんにあたる)は、小学校の校長で神主だった。母は私が小さい時に逆さは、死んだ人にするとこだと注意した。箸の向き、茶碗とおわんの置く位置、着物の着付け方などだ。それと曰く「人の周りをぐるっと回ってはいけない。それは、死んだ人にすることだから」ぐるっと回るのはアイヌの人たちの熊送りがそうらしい。
さて、本題だ。
鏡は左右が逆さにうつる。
右手は左手。着付け方もだ。
そこにあの世とこの世の入り口を見たのではないだろうか。(2002.8.16)