●ピラミッド
その建造目的とは・・・
『アイヌ、神々生きる人々』藤村 久和 小学館ライブラリー に答が。。
死んだ人やものの霊が、あの世に行く道の説明がある。
アイヌの言伝えによると、なぜか共通して目の前に道があり、そこを歩いていくと、あの世の入り口である洞窟がある。
洞窟へ入っていくと、今度は永いトンネルである。
なおも進んでいくと今度は急に道が狭くなり高さも低くなる。
その非常に狭苦しいところを通っていくと、やがて向こうにポツンと明かりが見え、先を急ぐとようやくそのトンネルが終わり、新しい世界が目の前に広がる。右手は海岸、左手は山。
道はさらに曲がりくねってくねくねと続き、どんどん行くと一本の小川があり、橋が架かっている。
その橋を過ぎると、行く手にポツポツと明かりが見え、煙が出ている。
日を焚いているというのは、家々に人々がいる証拠である。
そこはまるでどこかの村のようで、この世と違う情景はまるでないという。
ここがあの世に旅立つための準備場所である。
そこでは自分の正体を見ることが出来るのはイヌだけである。
準備場所から昇天するとき、霊はそこにある一番高い山の頂上に、さらに上へ飛び上がり、天空を超えてあの世に行くと言う。

王家の谷からピラミッドを含めた建造物は、この話を形にしたものではないだろうか。スフィンクスと寺や神社にもこま犬、なにか関係あるのだろうか。(2002.3.16)
■アイルランド・ダブリン・ニューグレンジ
(ダブ=ゲール語で『黒』,リン=『プール』)
NHK総合12月13日世界星紀行「冬至の太陽が照らす墓・アイルランド・ダブリン」を見た。
古墳のような形をしている。
5000年前に作られたとのことだ。
入口は、冬至の朝日の方角に向いている。
入口の上に、また、入口がある。
入ると、両側を大きな石で組んだ通路が、奥まで通じている。
奥は、天井が高い部屋になっている。何も置かれているわけではない。
築造時には、冬至の朝日が奥に部屋まで差し込んでいたそうだ。
この遺跡はピラミッドと同じ目的で作られたのだと思う。
臨死体験を具現した場所だと言うことだ。
臨死体験と言うよりも自分たちが死ぬ時に体験することを、と言ったほうが正しいのかもしれない。
冬至は、最もあの世が受け入れてくれ易い時なのかもしれない。
向こうは、昼が最も長い時だからだ。
死ぬ時は、暗い通路をずーっと登っていくと、眩しい光が見えるそうだ。
魂は一旦、ひとところに暫くいて、その後あの世に向かうらしい。
奥の部屋まで行って、振り返ると眩しい光が見える。
上の入口は、出口であって、あの世への入口だったのではないだろうか。
ピラミッドではその光を北極星としたのでは。(2003.12.15)
●巨石
ピラミッドと直接の関係はないかもしれないが、ストーンヘンジなどの巨石建築物が古くからあった。

(2006.10.17)
●資料サイト
http://www.knowth.com/
日本語版
【全景】 【入口】

【遺跡断面】 【冬至の朝】
●モスクの入り口
ニュー・グレンジの入り口と同じ様に、入り口の上に、入口もしくは出口があるように見える。(2005.7.18)
●日陰
冬至の日は、日陰が長くなる日でもある。(2005.7.18)
●玄室の石棺
石棺は空っぽだった。なんのために石棺あるのか、誰も知らない。
わたしは水を湛えてあったのではないかと思う。水は蒸発して無くなる。追加補充のできない水を入れておいただろうか。(2005.9.17)
●ユカタン半島のピラミッド
ユカタン半島にもピラミッドがある。しかし、エジプトのピラミッドとは作った目的が違うと思う。ユカタン半島のピラミッドは、高いところに上がることが目的で作ったように感じる。(2006.2.20)