正弦波と螺旋と調和発振

1:SINとCOSの関係:
正弦波は回転運動ですが回転運動をグラフで示すにはparameterが2っ必要になります。互いに直交する軸を定義すると平面の1点を2っのparameterで表せます。半径1で回転する円運動はX^2 +Y^2=1^2 =1となりますが角度をθとするとSIN(θ)^2 + COS(θ)^2 =1となります。 すなわち半径1で固定された円の回転においてはSINとCOSの値が相補的に変化することによって等速円運動が可能ということです。X,Yという表記よりXh,Xvの方がいいかも)

たとえばθ=0から90度の範囲でSINは0から上昇し90度で1に逆にCOSは1から下降して90度で0です。SINの変化率がCOSの値に反映します。

*:三平方の定理からSINとCOSの関係が定義されますがここでは合成ベクトルとしての半径Rが常に1という条件からSIN(θ)とCOS(θ)の値は相補的に動きます。すなわち縦、横の関連において相補的に動くので半径Rは円運動になるとも言えます。 SIN(0度)の時、変化率が最大なのでCOS(0度)の値はMAXの1、SIN(90度)で変化が最低(変化しない)なのでCOS(90度)の値は0というSINを微分した値がCOSの値です。

この場合この2次元平面はparameyterを表す平面であり通常の実数関数はX軸がparameterdでY軸が結果です。すなわちXというparameterのリニアな直線変化に対して2っのparameterの軌跡が円運動になっていてそれを1周期ごとに繰り返す(Reset)されるというparameterj自体も関数になっている状況。2っのparameterを時間変化としてXとして表すと大きさが SIN(X)とCOS(X)になりこれらは正弦波なのですが肝心の結果としての変化はどこにいったのでしょうか。Parameterが2っあるので結果は3次元の立体、正確には4次元が結果になるようですが3次元空間に存在する人間としては直観では理解できない領域です。3次元であっても今まで見えなかった風景が見えるのも虚数のマジックでしょうか。次元があがることに直交座標が増えていきます。


2;オイラーの等式  e^iθ = cos(θ) + isin(θ)
parameterとしては上記の円運動といういわば単純な動きが単純?だからというか安定な運動だからゆえ万物の動きの基本となっているという事実。

sinとcosは直交しており別次元のparameterなので上記のようにX,Y平面で表さず虚数軸を 用いた2次元のparameterで表現した方が正解です。実数のXに対応するparameterが2っあるので結果としてのY軸を考えるとこのグラフは3次元空間に配備されます。上記式の右辺は円運動に時間要素Yを加えたことに相当するため螺旋(運動)をしめします。螺旋すなわちスプリングですのでスプリングを伸ばすと正弦波が見えます。さらに90度回転させると両者はSINとCOSの関係にあり、全体としてはSIN波とCOS波の合成で立体化した正弦波の回転が見えます。

また右辺は結果というか螺旋動作を2っのparameterに分解した時の平面での動作を示していますが原因を示しているわけではありません。すなわち左辺のe^iθが回転動作を発生させるエンジンであってこれはスプリングにおもりをつけて水平に振動させる(円運動)ための起動要因とこのe^iθは同じであって結果としての正弦波振動はばねののびちじみを成立させる相補的なparameter(押すちからと戻す力)をsinとcosで示すという具合の対応の式。

ここでsinにiが付いているのは虚数軸のparameterとうだけで1:のsinとこの関係と 構成は同じだが3次元表示のため定義されていると納得できますが実数の関数としてのe^XのX部分がiθという角度と虚数のparameterの置き換わったe^iθという概念を理解するにはパラダイムチエンジが必要です。

e^Xは指数増加ですがe^iθは指数増加を回転エネルギーに変えることだそうです。すなわち2次元平面で円運動という3次元では螺旋をこのe^iθで作りだしているのだそうです。それを分解した要素が右辺なのです。

複素数の指数関数:
変化が常に横(90度)を向いているすなわち進行方向に対して直角にかかる力でみずから回転運動をえる。半径Rに直角の働く力が回転のエネルギー。円の接線に働く力で回転運動が成立している状態。微分という(変化の方向)が常に自分(現在地)と直交するという特異な性質がe^iθを円運動にたらしめています。

e^iθを複素数平面で?微分するとie^iθとなりiが現れる。これは3次元において 90度の回転を意味するという。さらに微分すると-1になり180度回転、さらに微分で iで270度、さらに微分すると1になり360度で元に戻る。これは2次元の複素平面を回転する円運動の各軸線上の値ということを意味しています。なぜ微分と回転が等価なるのか、そもそもsinの微分はcosで複素平面では直角という90度の変化は微分という関係が成立しています。

1回微分: 90度i
2回微分:180度i^2=-1
3回微分:270度i^3=-1*i=-i
4回微分:360度(0度)i^4 =-i^2*i^2=-1*-1=1
というように縦、横軸との対応がとれます。正弦波を4回微分すると元の正弦波に戻る。
この関数の最大の特徴は、微分するとi倍になる(方向が90度変わる)という性質です。
微分するとiが出てさらに微分すると-1になる。これは虚数の掛け算と全く同じ対応です。

進めば進むほど、常に自分の進む向きを90度左に更新し続けるため、結果として円を 描きます。COS(θ) + iSIN(θ)が 微分した結果の軌跡という意味はSINがθの増加(時間変化)に対するSINの変化率がCOSという変化になっている。

sin(θ)の変化率はcos(θ)
cos(θ)の変化率は-sins(θ)
X軸(cos)が増えようとするとi軸がブレーキをかけたり引っ張ったりする。 e^iθは実数のe^Xからするとiθの代入というのは違和感がありますがここでiが無いθを代入するということは意味のないことになります。

実数 e^X(加速)
変化のエネルギーがすべて外側への増大に使われます。ブレーキ(i)がないためどこまでも増えるという発散イメージ。

複素数 e^iθ(回転)
iを代入することは増大に使われていたエネルギーが進行方向に対して直角(横)にすべて振り向けられる。e^Xは微分しても変化しない関数ですが上記のようにe^iθは1回微分すると90度回転しこれは微分するとiが定数項として出てきてさらに微分するとi^2=-1となり複素平面との対応もピッタリですがこれはなにを意味するか?。

相補的なメカニズム:
e^iθにおけるX成分(cos)と虚数i成分(isin)は、一方が増えれば他方が減るという相補関係にある。これにより大きさ(半径1)を維持したまま、エネルギーを位置の変化だけに使い続けることができる。

等式にこだわるとなかなかこのパラダイムが理解できません。正弦波は4回微分すると元に戻るので等速回転(円)運動が持続する周期関数でありe^Xは1回微分しても元の関数のままという自分自身に自分の変化率を内包している関数で正弦波も4回微分すれば元にもどるという共通性がありますが4回を1回転として見れば同種の反応。虚数という次元を用いることによって本来e^iθこそが回転を発生させる元でありその結果としての2次元の写像がcosとsinの三角関数なので同じものを上記式は表しているということのようです。

cosとsinは半径が1になるように制約を受けているので相補的に動く為90度単位で方向が1回resetされるが変化のカーブ自体は本質的には90度の区間で変わりません。e^iθも上記のように1回微分するとiの項が定数として出るので複素平面の定義に合致しているわけです。そもそも虚数は2乗して-1になる数なわけでした。相補的なイメージとしては定電流源に接続された差動対、正帰還に対して100%負帰還をかけたときの反応、1次FilterのLPFとHPFの関係など。

すなわちe^iθがe^Xのように指数上昇(正帰還反応)しないのは平面写像としての正弦波が1/4周期の90度単位で方向転換し、1周期で初期値にrestされることに由来しているのでしょう。正弦波が90度ごとに方向転換をしなかったらそれは指数変化として増大するというアナロジーなのでしょうか。ということは逆に言うと螺旋運動の1周期の中にe^Xの指数特性がかくされているというか1周期分のねじれを展開すれば指数変化が現れるという感覚をおぼえます。すなわち1回転すれば元の位置に戻るというのがe^Xが頭からぬけきれないと理解できない部部分ですがこれは以下のLOGICで納得できるのでは。

resetと初期値の更新:
指数関数の身近な例は音のOctaveと周波数の関係があります。Octave増えると周波数は倍、2Octave増えると周波数は4倍になりますがOctave構成する12半音に対してOctave上のAの音はAの音として認識します、異なるのは初期値が倍になったことであるので周波数は2倍です。

このLOGICと螺旋の時間軸に対する回転は全く同じで現在の螺旋の1点より1周期時間が進んだ直上の点は上記の1Octave上のAの音に対応してそれは回転が1回増えたことと同じなのでこの1回転という間隔はリニアな変化ですがねじれ自体は指数変化なので周波数は2倍であって、これは指数変化なので螺旋の1回転のねじれの中に指数上昇が隠された状態のようなものであり、1周期ごとにresetされその代わり初期値が倍にあがる。このことでe^Xという基本性質がe^iθでもparameterの指定が違うだけで継承されているわけです。見方が2次元か3次元かの違い。

虚数軸を追加することによって2次元では解を得られないX^2+1=0が虚数を追加した3次元では2次元平面とと直交する虚数軸と出力としてのY軸とで構成される面に逆放物線として現れると同じような現象として理解すればいいのでしょうか。

すなわち螺旋の1回転のねじれの中での変化率が一定ということはe^Xとういう指数関数が微分しても変わらない性質は別の形(回転運動)として保持されており等速円運動は変化率が常に一定の運動であることと合致している。 また写像としての正弦波の90度間の変化も指数的でありsinとcosは半径1という制約の中で動いているので両者とも指数関数だが逆変化として動くということ。指数の増加要素はどこにいったのかと考えると1周期の螺旋運動中にねじれとしてかくされている?。上記のOctaveと周波数の関係のように1周期、2周期の変化はリニアだかねじれは指数的であるということ。すなわち回転を保持しつつ螺旋の進行はリニアな上昇である。

e^Xの特性の継承
等速円運動は変化率が一定それの表示方法を変えると正弦波という90度区間においては指数変化の展開できるが90度で方向がresetされるので指数上昇は続かず方向を変えて変化する。上記の等式でe^iθを分解した形が右辺であるならばe^Xベースでをiθという回転と虚数の組み合わせのparameterを組み込んだ挙動は本来の指数変化が形を変えて2次元のcosとsinに2っのparameterに分解されて現れる。それを時間軸を追加した3次元表示では螺旋という形で現れる。これがe^Xの指数変化が継承されている部分なのでしょう。

e^Xとln(X)のグラフ
実数の平面でe^xと対応する逆関数の(Ln)を同時に表示した場合。Y=Xのグラフすなわち45度の傾きのグラフを45度半時計周りに回転するとe^Xのグラフと自然対数(ln)の関係は変化率が同じで極性が反転しています。 これは指数という正帰還がその逆変化によって直線上昇すなわちリニアに進行する様子になります。これはいわばsinとcosの関係と同じなのでは?。またY=Xというのは直線上昇すなわちリニアな変化です。

上記の螺旋のひとひねりの進行との共通点すなわちe^Xの指数が回転による負帰還反応によって封じ込められリニアな進行をしているという類似性をみいだせます。e^Xとe^iθは大元は同じなので当然ベースの特性は同じなのだから類似性が出るのは当然です。

e^Xとe^iθは次元の拡張による見え方の違い
2次元平面では単に回転運動ですがこれは時間情報をθとすることで時間情報を2次元に封じ込めていますが、3次元表示では螺旋のひねりとして現れるとともに360度で1回転なので円運動の同じ角度θ位置は1、2、3とリニアな変化で進行します。SIN、COSは回転を分解したX、Yの要素ですが大元の回転エネルギーはe^iθなので単純に回転するだけでなくリニアな進行エネルギーも内包しているのでしょう。と考えればe^iθというパラダイムを理解、定着できそうです。

e^Xの一定区間(リニアなXの増加)に対するひもとしての長さは螺旋の1周分として螺旋のねじれとして隠されていてこれから回転要素を除けば指数変化(*1)。上記の一定から次の区間に進行することは指数関数の初期値のResetに相当するのでしょう。とすれば各一定区間の変化率は当然同じというe^Xの特性を満足している。e^iθの回転と本質的には同じことであるしY=Xは一定区間の上昇を示す関数。 e^XのXに2っのparameterを与えることによってe^Xが回転運動になってe^Xは微分してもかわらないという性質が円運動になるわけですが直観的には理解が今一歩のような気がします。

*1:
正弦波の90度区間の変化も指数ですが90度で一度resetされ方向転換します。これが方向転換しないで連続的に360度まで続けばe^Xと同様な指数変化の連続性となるのでは。

上記のYとXの数値が同じ位置にあるそれぞれのカーブとの接点を結ぶとY=Xの直線と直交していることがわかります。これはsinとcosの関係と同じではないでしょうか。それとe^iθが増大に使われていたエネルギーが進行方向に対して直角(横)にすべて振り向けられるという意味と同じ意味ではないでしょうか。


S平面で過渡現象、filterの特性を求めること(ラプラス変換)

なぜ前項でオイラーの等式と虚数平面と3次元の螺旋運動を説明したかと言うとラプラス変換を使った2次Filterの解析を取り扱っかったからです。

回転にかかわる各種単位は色々あるので以下にまとめます。

 ラジアン .円周360°は2πラジアン(2π[rad] 1ラジアンは半径と同じ長さの孤)
 角速度 ....ω[rad/s] =θ/t................ 1秒間に進める角度
       ω = 2πf = 360f
 周期 ....... T [s] =2π/ω =1/f.波が1回上下するのにかかる時間
 周波数 .....f [Hz] =1/T...............1秒間に上下する波の数
 位相角 .....ωt [rad]=θ


中々数学の概念にうといと前提を理解するのも難しいですが、複素正弦波の応用として、ラプラス変換によるFilterの特性を求めるテーマのさわりを考えます。SPICEを使えば簡単に結果がわかる項目でも数式の応用は前提を知るだけで苦労をしますのでその前提説明だけをします。教科書的な本を読んでも前提がはしょられているので中々理解がおよびませんでした。

これは微分を掛け算で表すことができるということだそうです。これは対数を使うと掛け算が足し算で処理できるというパラダイムと同様のことなのでS平面を使うといちいち微分、積分を使わず正弦波ベースの関数の処理が簡単に処理できる。すなわちfilterの特性などを求める場合、ラプラス変換を使って伝達関数の方程式を作ってそれをたとえば2次のFilterでは2次の関数として方程式を作れば後は共役複素数の形にしてFilterの特異点たるFc付近の特性(減衰、発振、発散)をPoleの移動としてS平面上に表すことができます。e^iθ = cos(θ) + isin(θ)という前提があるので正弦波を使わずe^iθで処理できるということなのでしょう。

*: 伝達関数では微分はS、積分は1/Sと表す。
  capacitorは1/S、 capacitorが2個ある2次Filterでは1/S^2の項が出てくる
*: pole:積分器のGAIN=∞となる発散点
 正帰還を含まないFilterではpoleは周波数=0(DC)
 正帰還を含む2次以上のFilterではpoleはBPFのF0周波数
*:正帰還要素のある2次以上のFilterは条件により発振器としても機能する。

結局の所CR filterというのはcapacitorの積分、微分要素によって印加正弦波の位相がどれほど進む、遅れるということとその際の振幅の増減がテーマになるわけであり、正帰還のループが存在するfilterにおいては入力に対して出力の位相が360ずれればそれは0度と同じであるから発振状態になるということです。

2次のCRfilterにおいては2っのcapacitor間の充電、放電による変化で回転運動が始まりその原動力が微分、積分作用です。それがいつまで続くかはcapacitor2個で構成されるBPF(*1)の減衰要素と正帰還ループのループGAINによります。減衰振動で終わる場合はF0(Fc)でのGAINのかさ上げになりQが増加します。capacitorの積分要素は1/Sで2次のCRFilterであれば1/S^2、という掛け算、位相の回転は足し算。S平面での挙動を理解する前提として調和発振をまず理解する必要があるということになります。

*1:
capacitorが2個あれば位相が最大180度ずれる可能性がありますがその場合はGAINが最小限の状態です。Sallen&Keyのような正帰還構造の2次Filterの場合は正帰還ループの中に 2個のcapacitorで構成されるBPFが形成されます。これは位相が最大90度遅れたものが後段で90度進ので結果経路に対しては位相差0なので帰還をかけてやれば正帰還が成り立つということですがこの位相差0になるポイントはBPFの山の頂上たるF0の位置のみです。正帰還量を増やしてF0のGAINを上げればNoiseを種とした振動がこのポイントで持続する。正帰還量が足りなければ減衰振動で終わってしまうことを調べるのがラプラス変換とS平面による解法というわけです。

複素平面(S平面)

ちなみにラプラス変換の定義式は、

で、ラプラス変換というのは本来微分方程式を解くための一手段で、ある微分方程式からラプラス変換の手法で伝達関数 F(s) を求めそれを逆ラプラス変換して、その伝達関数の過渡現象を求めるといったような使われ方をします。

微分方程式という時間領域の関数をいったんラプラス変換により周波数領域の関数に変換してその中で計算を行い再度時間領域に戻すことで微分方程式の計算を簡単に行おうというものです。

Filter内での振動や過渡現象を扱う場合はフーリエでは時間的に変化する要素は扱えないのでe^StにおいてはS=σ + jωとおいてσを正弦波の振幅の時間的変化(減衰、定常、発散)に対応させている。

e^s
s=σ + jω
e^(σ+jω) = e^σ * e^jω

これはe^σ * e^jωを意味するので正弦波の運動(波形)とその振幅変化としてのエンヴェロープを分離して考えることができる。すなわちラプラスではまずこのe^σから振動条件を求めて最後にe^jωの項をかければ時間関数として結果が出るということです。e^σの項を求める際のS平面は虚数軸jωは周波数を表し、実数軸は振動を抑制するparameter、3次元表示での高さ要素は振幅です。これに対してe-jωの項はオイラーの等式どおりS平面は等速円運動を起こすための2っのparameterで円はその際のベクトル(半径)の軌跡、高さに相当するのは時間です。VCA回路におけるAC信号とEGの関係です。


またフーリエ変換の定義式は、

となりよくにています。フーリエ変換というのは時間領域で定義される波形を周波数領域で表す (各周波数における複素正弦波(SINとCOSのベクトル和)の大きさとして)ことですが、これは上記式の通り対象となる関数に全帯周波数域で複素正弦波をかけた結果を積分した結果を求めることです。SCANする複素正弦波に対して掛け算した結果が同じ周波数成分意外は0になるという原理(直交条件)を使います。フーリエもラプラスもSCANする行為は同じです。

フーリエ変換は倍音の大きさを求めるばかりでなくFilterなどの周波数特性を調べることも可能でありラプラス変換でσ=0にした場合が下記のS平面の3次元表示における虚数軸で平面と直角に切り取った平面の切り口が周波数特性のグラフに相当します。ラプラス変換はさらに複素指数関数のparameterが増えているのでフーリエの上位の概念なのでフーリエ同様に周波数特性もこのように表示できます。実際フーリエはparameteが1個なので2次元の扱い、S平面はparameterが2っあるので3次元の表示が可能で2次元で切り出したものが周波数特性になります。

ちなみにオシロスコープを使って回路(filter)の周波数特性を求める方法、すなわちオシロをX,Y Modeにして正弦波を0から20KHzまで周波数SWeepするのと近い処理だということでしょうか。

フーリエでは exp(-jωt)なので虚数のみ、ラプラスの方は exp(-St)となっています。ここでSは、S=σ+jωという複素数で表現され、これを図示したのがS平面です。 S = σ+jωのσを除いた形が jωというわけです。つまり定常状態の反応を見るだけでよければjωだけでことたりるわけで、これに対して過渡的な変化を見る為には σの項が必要となるわけです。上記の複素正弦波にあたる部分がexp(jωt)...(.複素指数関数)です。


* Filterの特性を調べる応用

ラプラス変換とS平面を使ったFilterの特性を調べる命題について概念の説明や数学的前提を細かく解説している文献はほぼないのでとてもわかりにくいのも事実ですし定義式も簡単に表記されていますが多くの約束事を内包しています。この場合Filterの特性意外にも時間軸要素の過渡特性としての微分方程式の解も振動という形で得られます。これは単に時間軸で結果を見るか周波数軸で結果をみるかの違いだからです。

S平面上の円周の図

* b=ω0 ..... F0周波数
* P1、P2は共役複素数の根(虚数と実数のPole位置)
* 正帰還がないFilterはJω=0で実数のみ。

上図の円周は前提としてω0すなわちFilterのCutoFF周波数の時1点の状態を示しています。このことを理解していないと??となってしまいます。またこのpole位置を中心として同心円を表記するとそれは周波数がリニアな同心円となりますしこのS平面はe^σに対するものでありe^jωとは別であるという認識が必要です。

正帰還ルートのある2次以上のFilterの特性というのは少しの正帰還では減衰振動が発生し、系の減衰と指数増加がバランスした正帰還ループのGAINが1の時が安定発振、 増加が減衰を上回ると発散という状態に変化するのでそれを表現するparameterが上記のσの数値で変化するのでσというparameterが追加されています。Qの値の上昇によってPole(p1,p2)の位置が虚数軸に近づきます。

正帰還がない2次のFilterは実数のみで複素数でなくなります。つまり虚数を含んだ複素数になるのは正帰還による振動要素が付加されたfilterのみです。すなわち回路のループしている区間での振動がわずかでもある場合です。

但し上記のオイラーの等式に置ける複素平面とは若干意味が異なり、平面の第2、第3象限において伝達関数から得られる根としてのPole位置を共役複素数の形で表現しています。 この場合のPoleはfilterのCutoFF周波数(というか厳密にはF0)上にあるため円周上(*1)に存在する形になっていて同心円上の円(半径)が大きくなるほど周波数が高くなるという表現になります。このようなS平面を利用はするものの表示内容の発想の違いを混同しないことをを理解するのが始めの螺旋のイメージが強いと難儀ではあります。要は両者とも虚数という実数にはない新たな次元を利用している表現方法だということです。

上図の円周上でのpoleの位置を考えるという行為はあくまで正帰還ループのあるこの場合2次filterについてであって1次のCR Filterや正帰還の無い2次CR Filterでは虚数要素がないのでpoleは実数軸上にあるということです。振動要素があるからe^jωで表す正弦波との関連が出てくるということです。Filter内での振動要素を扱う為のTOOLであるということで明かに減衰要素(時定数)のみのFilterは恩恵は殆どないという前提をしっかり明記している解説はみたことがないため混乱するのでした。

F0の周波数にpoleができるということは正帰還ループ内に存在するBPF要素が同じCutOFF周波数のHPFとLPFで構成されBPFなのでCutOFF周波数と呼ばずF0ということになります。 このBPF要素の電流を2段目のCapacitorで積分した値が2次LPF(HPF)の特性になる。

* 3次元表示のpoleの山と周波数特性の関係
3次元表示はPoleを中心とした周波数の全体をみるイメージです。
Filterでなくcapacitor単体の積分器の場合、Poleは1個でpole位置は積分器のGAINが∞になる周波数なのでこれは周波数=0のDCなの上記S平面の中心点にPoleが存在した同心円の山になります。

*1:半径の長さが周波数を表す。(半径=0がDCという意味)
 poleは必ず2次のCR filterの内包するBPFのF0周波数に存在しますのでこの円周は
 ω0の周波数を意味します。


* S平面は2次元のparameterだから結果は3次元で表示される
* 2次Filterの連山(pole)と切り口(周波数特性)のイメージ
* Pole位置のjω軸との接近具合でFc付近の周波数特性が変化
* Pole 1個の山は積分器(capacitor)のGAIN特性です。
* 2poleだから連山になっていて山のSlopeも山1個では-6dB/octですが
 周波数特性的には-12dB/Octです。(*あとで説明)
* 切り口が山の頂点を通るとF0で安定発振となりますが現実の回路では
 山の高さが∞になるわけではありません。(*これもあとで説明)。

PoleはS平面に対して直交する軸(次元)をあたえると高さ∞の同心円の山として表せます。これに対してJω軸で垂直に切り取った面がfilterの周波数特性になります。この場合jωの範囲は0からの+jωの範囲ですがFilterの特性(通過帯域)にはマイナス側のPoleも影響するため通過帯域は単体の山のスロープではなく平坦な特性になります。

* 積分器と1次Filter
1個の積分器はpoleがDCであり0を中心にした同心円の山である山のslopeは-6dB/octなので平面と垂直な虚数軸で切り取ると積分特性になり、1次CRfilterはやはりpoleはDC=0ですが抵抗Rを含んでいるためσはマイナスになるので中心点はσ=-1/CRになり虚数軸で切り取るとpoleのポイントからはなれた山の裾野にあたるので断面は通過帯域がフラットでFc以降が-6dB/octの1次CRFilterの特性が現れます。これは抵抗成分を表すσが1/CRすなわちcutOFF周波数以前の通過帯域の積分要素に対して負帰還になることを示しています。

* 2次CR Filter
CRfilterべースの2次filterの特性自体が2番目のcapacaitorに流入する電流特性がBPF特性でありそれを積分しているのだから通過帯域はFLATになる。

正帰還要素の無い2次のFilter(C1=C2,R1=R2)は重根になるのでpoleは同じ位置で重なっていますが、正帰還要素があるとpoleが離れていきます。この場合離れていくに従って帰還量が増えていくことになるのでS平面に垂直な虚数軸の切り口に近づきます。これは現象として正帰還量が増えると指数的に減衰振動が増えループGAINが1になると安定発振になることを示しているわけです。

このような作法を順番に理解すればさほど難しい概念ではないのですが前提を省略して数式の羅列になっている説明書が多いためこれらの概念は難解に見えるのも事実です。

* BPF電流と積分
* 2次LPF
慣れないと電流、電圧の動きも2次のFilter程度でも複雑です。

* より詳しいSallen&Keyの挙動


* 減衰/安定発振/発散
S平面はPoleの位置を表示する為の平面になります。σの意味は減衰にかかわる抵抗要素であり虚数軸のparameterは指数増加をもたらす要素となり、両者の力関係、すなわち両者のParameterの複素数値としてPoleの位置がきまります。すなわち正帰還ループ内での増幅要素と減衰要素のせめぎあいを示す為に複素数を使っているのです。

σ> 0 :発散 増幅が勝る
σ= 0 :安定発振 減衰と増幅が釣り合っている
σ< 0 :減衰振動 減衰が勝る


* 減衰(指数低下)


* 発振(指数上昇 --> 安定(limmterによる)

正帰還ルートがあるfilterでは増幅要素より減衰要素が大きければループを繰り返すごとに振動要素は減衰していきます。バランスが取れていてループゲインが1ならば振動は持続します。

* Peak(pole)はなぜF0の周波数に起きるか
そもそもFilterにおけるQ(resonance)はF0周波数における正帰還反応です。すなわちCutoFF周波数においてLPFとHPF要素で生成されるBPFのF0に周波数における 振動反応です。Qが強くなるほど相対的にBPFのスロープは鋭く(狭く)なっていきます。

* 伝達関数の減衰要素は?
単純には抵抗要素でありこれは積分器のGAIN特性に対する負帰還要素です。また正帰還ループ内のBPFについてはF0付近での直列接続による落ち込みも抵抗要素でしょう。

正帰還ルートに対するω0の振動の有無を調べるのがS平面の役割
上の方の項でフーリエとラプラスの違いを示しましたがフーリエの方は定常波形における倍音の大きさを調べているので正弦波の発振ありきの対応でしたが、ラプラスの方はSのpatameterとして虚数jω0だけが存在する場合が安定発振であり、σとjω0が両方存在する場合はインパルス応答ではω0での減衰振動ですがfilterの特性としてはω0の周波数成分があればかさ上げされる、すなわちω0の倍音がfilterに印加した信号にあればそれが常にトリガーとして動く為常に倍音にくっいたω0の減衰振動波形となるということなのでしょう。 そうであればそのかさ上げ部分の値はは減衰振動波形を積分した物が追加されるのでしょう。すなわち正帰還ループのあるFilterにおいてはフーリエやラプラスの周波数特性ではこのかさあげが追加されているわけです。インパルス応答などの過渡現象においてはラプラスでは振幅のエンベロープもわかる。

さらにはFilterのおいて、印加信号のありなしにかかわらずω0のみで正弦波が発振しているのは変に思えます。これは発振状態になっている状態ではBPFのQがとても大きくなっているのだからBPFの帯域はとてもせまくなっているのでω0の周波数だけ弁別している状態といえるのでしょう。さらには発振状態なので正帰還ルートに置ける位相差は0ということです。


そもそも正帰還ループがあるとなぜ振動現象が起こりうるのか?
発振動作のおこりかけの状態はNOISE 成分の種に対して正帰還ループ内のBPFを構成するLPとHPの2っのcapacitorの充放電のやりとりにより+と-の振幅が発生してそれがループにより増大していくというイメージです。この際、抵抗要素が強ければ数回ループしただけでエネルギとしての増幅が劣るため減衰振動になって発振は消滅します。よって正帰還ループがなければ振動は起きません。逆にいうならば2次のCRFilterにおいて正帰還ループとループ内にLP+HPのBPFが構成されていれば電流のキャットボールができる為わずかでも減衰振動は起こっています。以下に正弦波振動の発生原理を示します。

* 調和発振(正弦波の発振)について

上記の説明からLPFとHPFで構成されたBPFの出力の位相差は0なので正帰還ループが存在すれば入力に対して出力から正帰還をさせれば入力信号は同相で増大することになりますが BPFの損失がおおければ信号は減衰して正帰還が終了します。減衰を増幅で補えれば 安定した発振になり増幅が強ければ発散になります。これらは上記のように物理現象をシミュレートするとわかるのですが、これらの現象を伝達関数を使って2っのpoleを複素数で表すと、上記の関係が即座にわかってしまうという上記のラプラス変換のシンプルな式はすごいのですというか式というものはことばというか前提を極端に圧縮したアイコンなのでそれを解凍するには物理現象およぶ数学の知識の理解をしないとその恩恵の意味もよくはわからないです。


とはいうものの数学の基礎教養が無いとラプラス変換とS平面とpoleの山を表示した3次元空間の理解は結構難解です。教科書などでは色々な部分が端折られ計算することが主眼になっていますがSPICEなどがある今、計算はSPICEにやってもらえばいいので概念を理解するために長々とページを書きましたがさらに疑問点がでるので以下に上げてみました。

その前の復習としてそもそもS平面上存在する2つのPoleはなぜ原点から+jω0と-Jω0に存在して最終的には+jω側のωすなわち周波数が0からプラス方向のみ採用するのか?。

正帰還ループを持たない2次のLPFのPoleは実数軸に-σの形で存在します。正帰還要素がないのでpoleは複素数として存在しない。すなわち正帰還ループが存在して始めて+/-のjω0というparameterが存在できるのです。これはループ内での位相差が0度であることがまず条件です。ω0の周波数でのGAINがQの値を示しこれは正帰還ループ内のBPFのF0でもあり(C1=C2時)、2次LPFのCutOFF位置でもあります。

2次CR LPFにおいては積分器としてのCapacitorが2っあるのでPoleは2っありそれぞれ-6dB/Octでありますが、最終のFilterの出力の特性は-12dB/OCT。すなわちこれは積分要素の掛け算値でありこの場合積分値(GAIN)が1より低い領域の掛け算なので1段目より2段目が低くなります。1より低い領域は遮断領域の特性でありそれをを対数で表しているので-6dB -6dB=-12dBということになります。

Sallen&Key Filterの例では正帰還ループ内では2段目のLPFはHPFとしても機能しているのでOutPut側から見るとLPF+HPFでBPFが構成されていて2っのFilterが機能を重複している形です。ちょっとわかりにくいですが最終段のCpacitorに溜まる電荷で出力電圧が発生、その電圧で正帰還ループの電流(BPF特性)が発生すると同時にfilterのInputからの印加電圧による電流が2段目のcapacitorにも流れておりそれとの合成電流。それを積分したのが出力電圧です。このため正帰還ループの回転が一回進ごとに電流値は加算され出力は指数増加していきます。

すなわちS平面での-jω0位置のPoleはこの正帰還ループにおけるHPFのことを示していることになるので極性が反対なのでしょう。ということはこの2っが合わさって始めて2次のLPFとして機能しているのだからそれぞれのPoleのSlopeは-6dB/OCTだけれど合体すれば-12dB/OCTと辻褄があうのでしょう。LPF+HPFでBPFができますがこの場合入力と出力の位相差は0なので正帰還ループが成り立つ条件が成立しています。あとは減衰と増幅の関係で振動できるかどうかが決まります。

回路的にはこのLPFとHPFによるBPF成分の電流が2段目のLPF(正帰還ループではHPF)の積分特性で最終的なOUTPUTの電圧が決まります。この機能重畳がポイントです。

疑問点
*: そもそもフーリエ変換ではなぜ積分の範囲が-∞から+∞なのか?
フーリエは状態(振幅)が変わらない関数を扱う前提なので永遠の過去から積分するということのようです。実際は振幅の変化がなければ0からでも成立するようですが。このような約束事もなれないと理解しがたいです。

*: ラプラス変換では積分の範囲がなぜ0から∞なのか?
一方ラプラスは過渡現象を扱うので状態が発生したタイミングを0として扱います。両者の範囲そのものが両者の違いを表しています。

*: s や 1/s を置く行為と、90度の回転(微分・積分)の関係
微分方程式を簡単に解く方法。伝達関数に変換して単なる分数の計算になり2次方程式の解を求めることがPoleの存在位置を示す。電子回路においては基本的にLやCの微分、積分要素と正弦波の振動具合を求める行為。

オイラーの等式から正弦波の微分、積分要素は円周の回転、すなわち角度の変化に還元できるので正弦波の形から微分、積分をしなくともS平面という虚数平面の90度半時計まわりが微分でs、90度時計周りが積分で1/s、2次関数であればs^2、1/s^2という掛け算、割り算で置き換えることができる。積分器、1次CRFilterは最大90度の電圧が遅れ、2次CRfilterでは最大180度の電圧が遅れます。

*: 2次フィルタの定義が 1/s^2 になるという解釈
2個のcapacitorを使う場合、2回積分されているのだから1/s^2の項が伝達関数に現れる。 たとえば2次のSallen&Key LPFであれば伝達関数は、

ω0 = F0周波数(cutOFF周波数)(*1)
Q = BPFのQ
K = 増幅器のGAIN
*:本来は1次CR filterの抵抗とcapacitorの電圧振幅が同じ値になる周波数をCutOFFといいこの場合1/√2の意味だが2次filterでは内包するBPFのF0位置の周波数でありそれを積分した値が1次FilterのCutOFFに相当するが2次fiklterの場合振幅はQの大きさで変化するので1/√2になるわけではないがF0とFcを同様に扱っても問題ない。

*: 時間関数から周波数関数への変換と、共役複素数の極(Pole)
S平面においては周波数は円の大きさ(半径の長さ)であるのでωが大きくなることは周波数も大きくなる。時間との対応はω=θ/t。円運動の1周期内の動きは角度が変化。この為、単純にS平面に垂直に切り出した平面で周波数特性を見る場合、周波数軸はリニアであり普通の周波数特性のグラフ(振幅GAIN、周波数共に対数)と違いますが振幅GAINは対数だそうです。

2次CR FilterにおけるPoleはcapacitorという積分器のGAIN特性における∞の点でありBPFのFoの周波数を示す。(ω0)。 2次の方程式の解は、


判別式D= b^2-4ac
上記の法則を上記のH(s)の関数の分母においてS=0の解を求めた結果がpoleの位置という複素数で表される(*1)。重根の場合は実数値のみ。これに対応する共役複素数をS平面に表示したものがpoleの位置となる。(*1: AMPのGAINが1の場合(K=1の時))

*: 90度回転(微積分)、振動の発生が同じ平面でつながる理由
2次の正帰還ループを持つCRfilterにおいては振動を発生させるパーツとして2個のcapacitorによるHPF(90度に位相回転)とLPF(逆方向90度の位相回転)構成のBPFによる微分積分作用による電荷の充放電が+、-方向の振動を発生させさらにBPF OUTは入力との位相差は0でありこれが正帰還ループの中にあるのだからあとはBPFによるGainの低下を補填する増幅要素があれば振動が持続する。

*: poleが表示される円周はF0(ω0)周波数を示す
S平面における円周の半径はラプラス変換においてSCAN周波数に相当する。すなわちe^SでS=σ+jωのjωです。その中でpoleが存在する位置の円周は発生する周波数を示しています。 さらにこの円周の第2象限がその周波数での振動の具合を示し、σとjωの比でpole位置が決まり、σ=0で安定発振が持続する、jω=0で振動が発生しない、その中間の区間は減衰振動が発生する領域でありpole位置は上記BPFのF0すなわちω0の周波数となる。

さらにpoleを山の頂点(∞)として同心円状に周波数が拡大した山ができるイメージになります。この場合この山のSlopeがcapacitor1個の積分特性を反映して-6dB/Octになり、pole単体に関しては2次のFilterでも変わらず2次のFilterだからもう一つのPoleは-jの共役複素数のペアということ。

*: 発振の発散を抑えるリミッタ(非線形要素)は数式上どうなっているのか?
正帰還ループのループGAINが1であれば正帰還発振ですが本来これは指数的に上昇して止めどが無くなるので何らかのリミッタがないと振幅が一定の安定発振になりません。この場合、現実には上昇のPowerが強くなればなるほど負帰還が強くなるようなリミッタが必要です。

*: 抵抗が山を削り、負帰還のように抑え込んでいるイメージ
上記のようにpoleの山が存在してその山が虚数軸に近づくほどFilterの周波数特性においてQの大きさが増大します。pole位置が虚数軸上にある時が発振であり山を真っ二つにS平面を虚数軸で垂直に切ったからです。虚数軸からはなれる程、σの数値が上がるので抵抗要素が山を削り、負帰還のように発散を抑えこんでいる形でしょうか。

*: バッファなし2段直列、1次CRフィルタでの極の半径の謎
正帰還要素の無い2次Filterや1次のCR FilterもCRが同じであればFc(F0)は同じなので同じ円周(ω0>上の実数軸に存在する。

*:S平面上で1次の山、2次の山はどう区別されているか?
上記のようにpole1個のslopeは-6dB/Octですが重根の場合は同じ位置にpoleがあるため-12dB/octになるはずです(-6dB/OCTの掛け算)。

*: 3次元の山のスロープが -6dB/octなのに断面が-12dB/octになる理由
周波数Scanは0から虚数軸を周波数の高い方に上昇する点なのでそこから見た視点で2っのpoleの傾きの見えかたが変わるので結果的に2次のpoleのSlopeは-12dB/octになるようです。この部分は概念理解が結構難しいです。以下の部分も同様です。

*: プラスとマイナスの極の山は、低域でオーバーラップして繋がる
poleが∞の高さにあっても山の裾野に近い高さの位置においては低域でオーバーラップしているので重なって平坦近くなっています。

*: 虚数軸上の1点から見た、2つの極への距離の関係
上記の問題はJω軸を上昇する周波数SCAN位置から見た2っのpoleの位置関係を用いた周波数特性のグラフの描写で解決できるようです。

以下に2つの極への距離を考慮した周波数特性のピークを考えます。
現実的にVout/Vinの比率すなわち周波数特性を求める場合は周波数軸にそって動く点ωと +jω側のPoleを結ぶ線分をR1とし-jω側のPoleとωを結ぶ線分R2との関係において1/R1*R2の値を求めることが周波数特性を求めることのようですが。またこの場合poleの実数値σと虚数軸の距離によっても周波数特性は等間隔の周波数目盛り間の高さの変化が虚数軸に近づくほと大きくなるので急になる。**


* 2次正帰還CR LPFのP1とP2のpoleと周波数SCAN Pとの関係

jωが0の時、R1とR2が同じでこの長さを1とするとjω∞ではVout/Vin=0となる。また上記のα1=ω0とするとjω=ω0 すなわちF0(Fc)ではR1=ω0でR2=ω0*2*√2になるのでVout/Vi Vout/Vin= 1/2*√2 =0.701となりバターワース特性。これは2っのpoleの山がjωの進行に伴ってどう見えるかということのようでjωが∞になると2っの山が完全に重なって見えるということだそうです。

jω=0ではjωの位置から2っの聳え立つ山をまじかで見ると2っの山の干渉でできた形は平坦なので1が続き、ω0の位置からはなれていくと-12db/octのSlopeに見えてくるということ。さらにα1の距離が小さいと山が目の前にせまってくるのでω0でのPeaKがきつくなるということのようです。すなわち2っの山のパースの見え方が周波数特性になるようなのですが直観的にイメージできませんが2っのpoleが関連して周波数特性が現れるということが重要なのでしょう。

見え方のパースが違うということか? 0からω0まではR1は低下、R2は増加する。ω0をこえればどちらも増加。1/R1 * 1/R2というのは1/F特性の掛け算でありBPFのSlopeと積分器のSlopeを掛けた値が2次のLPFのSlopeになるのと同じだがR1とR2の差はなんだろうか?。 R1はBPFのHPF側に相当しR2は積分器の特性で掛け算し合うことω0以降は両方増加ということは干渉無しに数値が増えて1/R1*R2だから特性的には減衰というFilterの遮断特性になる?。ここの部分は回路と数学で思考が違うというかパラダイムチェンジが必要です。

ここでの注目点はω=0の時はR1=R2だからこれらの初期値を1とすればVout/Vin=1となる。またω0まではR1とR2の動きが相補的でありR1*R2はほぼ一定値だからVout/Vinはおおむね1であるということ。これは2次のLPFにおいBPFのF0から周波数特性での左方向のHPF側の特性(6dB/oct)と2個目の積分器(capacitor)の積分特性(-6dB/Oct)との掛け算結果が通過帯域ではほぼ0dBであるというのと同じ意味である。それ以降の特性はBPFの右側のLPF特性と積分器の掛け算だから-12dB/OCT。S平面のR1,R2もω0以降は両方とも増加なのでR1*R2の掛け算が始まりωが大きくなって∞に近づけば両者の値はほぼ同じなので1/R1*R2は当然-6dB/OCTの2倍になるわけです。


* 線分R1とR2の1/(R1*R2)の関係とラプラス変換の本質

ここの部分はS平面上のラプラス変換の本質部分なので整理して以下に続きます。 2次のFilterの周波数特性を2個のpole位置と周波数SCANする点との線分で簡単に図解でできるというパラダイム。

上記の図は2次式でしたがもっと簡単な1次HPFで考えます。
1次HPFの振幅特性はX/√(X^2+1)これはS平面上のzero点とPole幾何学的な距離の関係を示している。

H(s)=s/(s+ωc)

R1とR2を以下のように定義するとR2/R1は1次HPFの周波数特性となる。
分子(s=0でzero) ....R2=|jω-0|=ω
分母(s=-ωcでPole)....R1=|jω+ωc|=√(ωc^2+ω^2)
s=jωで周波数SCAN
R2/R1=ω/√(ωc^2+ω^2)となりVout/Vinの周波数特性と同じ意味となる。ここでωcを中心とした正規化周波数とする為に分子、分母をωでわりまたX=ω/ωcとおくと上記式はX/√(X^2+1)となり同じものとなる。



次に上記のPoleが2個ある2次の正帰還LPFを考えます。積分器が2個あるので伝達関数は


上記のように分母を因数分解してpoleを得ます。さらに周波数特性を得る為S=jωを代入して振幅特性を得る為絶対値を取ると、

R1=|jω-P1|
R2=|jω-P2|

上記のように共役複素数が2っのpoleになります。
上記のようにおくと|H(jω)|= ωo^2/R1 * R2となります。周波数特性の形だけを見ればいいのであれば1/(R1*R2)で十分ということになりますので上記の図のようにP点を動かすことは虚数軸jωに対して周波数SCANして振幅を求めていることになります。

LPFの一般式
|Vout/Vin| = 1 / √((X^2)^n +1)
標準化周波数をXとおいてnはFilterの次数
この式との対応からも 1/(R1*R2)が周波数特性を表すというのがわかります。

ここで新たな疑問が出てきます。2次の正帰還filterはS平面を真上でみた場合、+jωのpoleと-jωを中心とした同心円で表せるのだからfilter帯域としての振幅はPoleのSlopeではないかという疑問。すなわちωが0からωcの区間でなぜFLATになるか。

これは上記の線分R1とR2のωが0からωCまでの関係と連動しています。すなわちR1とR2はω=0では同じ長さですがωが0からωCの範囲ではR1は減少でR2は増加という相補的な関係が振幅がほぼ一定という値になっています。...1/(R1*R2)

ωがωcを超えるとR1とR2は共に増加でω=∞においては両者の長さは同じと解釈できます。 この関係が周波数特性に反映しているということは-jωにあるPoleは+jωのPoleに対して影響をもたらす関係であり無用なものではなく2つがあわさってFilterになっているということです、-jωは周波数がマイナスになるので-jωのPoleは意味のないものかと思い勝ちですが2次Filterのことを2poleの Filterというわけなので意味はあるのは当然です。

Analog 2次CRFilterの回路においては積分器は2個あり通常(C1=Cの時)2個のPole位置が同じ周波数にあるので現実とS平面での対応が微妙にわからず、共役複素数の関係だから離れているという認識しかありませんでした。

2次の正帰還型のLPFの回路動作
2次の正帰還型のLPFの回路動作においては1段目の1次CR FilterのLPF出力電圧特性を2段目の1次CR filterに印加すると電流特性はBPFとなりそれを2段目の積分器で積分するので通過帯域は最終段の積分特性とBPFのHPF特性の掛け算で平坦な0dBに近い特性となります。 周波数特性の対数表示では +6dB/Oct + -6dB/Oct = 0dBであって遮断領域では-6dB/Oct + -6dB/Octで-12dB/OCTという積分特性の掛け算となります。

S平面のpoleはS平面を真上から見ると周波数にリニアに対応した同心円となるつまり2次元での1/Fという積分特性が回転して山を作った状態というのがポイントで周波数0 から∞にいたる周波数特性区間において2番目の積分器では通過帯域においては6dB/OCTのSlopeを持っている。逆に-jω側のPoleは通過帯域に対して-6dB/octのslopeを持っていて通過帯域ではそれが相補的に加算されるので通過帯域はフラットな状態になるという回路動作とは逆の作用が働いておりこれは上述のR1とR2の関係と同じということ。

+jωのpoleと原点を結ぶ線分R1が45度の角度にある時当然、-jωに対応するR2も45度であって両線分間の角度は90度。この時ω0のGAINは1/√2のバターワース特性で1次CRfilterのω0の時のGAINと同じ値。この時対数スケールでの通過帯域の値がほぼFlatですがS平面の同心円は周波数に対してリニアなのでおなじみの周波数特性のグラフで見た場合は周波数がリニアの時と同じカーブです。

この場合は原点0を中心とした半径ω0の円の外周が虚数軸とぶつかる場合なので虚数軸に垂直に切り出した面の形がバターワース特性になるという意味ですが、Poleが虚数軸に近づきσが0に近づくほどR1、R2の線分間の角度はおおきくなり垂直に切り出す面は山の頂上付近を写しだすので通過帯域は平でなくなりω0でのピークが目立ちます。逆にpoleが虚数軸から離れるほR1とR2の角度が小さく垂直に切り出す面は山の下の方を切り出すため漸近線としての-12dB/OCTのカーブからずれる為、ω0付近のGAINはより低下するという回路動作と同じカーブが現れます。このようにS平面の3次元表示は色々な要素を表してくれますが中々イメージするのは2次元感覚が強いと難しいです。


* S平面の3次元と2次元のイメージ

このように両Poleがオーバーラップしていく区間では山の相互干渉が起こるということです。この為周波数ωがω0を超えれば両者のSlopは同じ-6dB/OCTになるのでω=∞の周波数においては-6dB/OCTの掛け算として山の裾野は-12dB/OCTのスロープとなり、物理回路の特性と同じになります。

ここでS平面を3次元でみていけば-jωのpoleも+jω側のPoleと相互干渉しているので同様のSlopeとなります。さらに注目点としてはpole位置の高い位置にある領域の方が山の裾野より円周が小さく、面積的にも干渉が受けにくということ。 このことによりpole位置すなわちCutOFF周波数に近い領域の遮断領域側近辺は-6dB/OCTの特性が保持されています。

このことを実際の回路と比較すると回路の場合は1段目のCR Filterの特性が2段目の回路の入力インピーダンスの影響でなまってしまいBPF電流の山が低くなるので積分器による積分器の結果としてのfilter出力がCutOFF周付近でなまることと合致するわけですが 現象としては逆の反応で成りたっている不思議。

参考:
上記の3次元の図はjωの進行方向にパースを取った図ですが同じ山のスロープが手前はゆるやかになっていますが先の方はきつくなっています。3次元の図の見方になれることも必要でしょう。

そもそもFilterとしてはこのCutOFF周波数でのなまりを改善するために正帰還LOOPを設けているわけですが。 ということはS平面上でのPoleの等高線が合体した連山のイメージは どうなるかというと上の方で示した連山になるわけです。


* S平面とPoleの関係

しっかりpoleの干渉がわかるようにS平面を真上から見たpoleの干渉のようすです。Poleの頂点付近は干渉を受けていず、裾野に近づくと長楕円になっているのがわかりますし、 その上の連山のイメージ画像では通過帯域がFlatに近いのがわかります。上図をよく見て感覚的な理解が進むようになりたいものです。

現実の回路において2次の正帰還ループがあり振動要素があるCRfilterではpoleの位置は2個ともC1=C2の時は同じCutOFF位置にありますが複素数を使ったS平面では離れた位置にありますが原点からは同じ距離にあるので実数軸を基準に180度折り返せば同じ位置になる、 これが何を意味するか。ここが虚数平面を利用する時の最大の謎といういうか違和感。3次元空間と次元空間の対比を複素数という観点から理解する必要があるのでしょう。


現実世界(2次元)は、S平面(3次元)を真ん中の実数軸(σ)軸を折り目にして折りたたんで、プラスとマイナスを重ね合わせた世界というわけです。これはより単純な例としてY=X^2+1のグラフに複素数を導入して3次元で表すと実数軸に直交する虚数軸に対して実数の放物線とは別に下に広がる放物線が出現しますが、実数上記と同じ実数軸で折りたたむすなわち2次元ではこの下向きの放物線は消えてしまうのと同じですがS平面においてはぴったり重なっているという仕掛けです。

+jωのpoleからはcosωt + isinωt、 -jωのPoleからはcosωt -jsinωtの信号が生まれる(発振時)。この両者を足すとcosωtだけが残る。(*1)
cosωt= (e^jωt + e^-jωt)/2 という実数の式を得る.

複素数の世界でプラスの回転とマイナスの回転を2つセットで用意して、お互いの虚数を打ち消し合わせている。この定義は実際の回路では正帰還ループ内のBPFの成立が極性の違う1/fカーブとの合成であるという事実と一致するわけです。ここまで段階を踏んでいけばS平面の挙動がよくわかります。

*1

電気回路ではオイラーの等式を上記で表す。
これは2っのPoleを右回転、左回転の振動として表すという意味。

実数領域に現れるFilterの特性は負の周波数領域の存在するpoleからの影響を受けている。ここで負の領域のpoleというのは正の領域のPoleは普通の積分特性であるから-6dB/Octであるが負の領域の積分特性はその反対だとすれば+6dB/OCTなのでこれはLPFとHPFでBPFができることすなわちω0での正帰還ループ内の特性を示していることになる。

さらにこれをS平面と垂直に切る際に山の頂上で切るか裾野に近い所で切ると言う意味は正帰還レベルの強さを示している。元々ループにBPFがあるのだから位相差は0であるので信号を弱くする抵抗要素がやわらげば発振するという発振ありきで考えるとわかりやすです。ここでの抵抗要素とはBPFのQすなわちGAINの高さでありこれが0dBに近くなれば損失がなくなるのでQは指数関数で増加するすなわち正弦波のエンベロープが最大化する。よって0dBに満たない範囲では正弦波の減衰振動が起こっている。

周波数特性で見るとこの減衰振動は意識しにくいが、filterのインパルス応答に置いてこの減衰振動が起こっているということ。周波数特性は正弦波を入れて周波数SWEEPすることなのでCutoff周波数においてはこのSWEEPしている正弦波の減少した振幅に対してこの振動成分が付加されてGAINが上がる減少でありこれは減衰振動を積分した値が付加されているのであろう。これはAnalog SynthのVCFでSAW波を入れてResonanceを上げた時に減衰振動が付加される様子である。Qが非常に高くなって発振現象が起こるということはBPFの幅が最小になってCutOFF周波数以外の信号は通過できなくなるのでF0周波数のみの正弦波で発振する。


* 減衰振動の付加
* 波形としては減衰振動が現れます。インパルス応答であれは上記のSAW波はないので減衰振動部分だけが現れますがFilterの周波数特性としては減衰振動の積分値が付加されるのでしょう。


* Qが非常に高くなり他の帯域をCutする様子
* この図は減衰振動を超えて正弦波が指数増大した状態。

Filterに置けるブレークポイントはF0やFcでありCutOFF周波数の切れを改善する為の手段としてFcに対して正帰還させ信号レベルを上げることが必要になりますがこれは正帰還させるため発振を誘発するう行為そのものであるわけです。Sallen&KeyのようなFilterは正帰還Loop内の抵抗(減衰)要素を緩和させ発振にもっていくのでとても不安定で発散してしまう恐れが潜在的に内包しています。 この為安定に発振される為には非線形素子をつかったLimitterが必要になります。これに対してSVF Filterは元々な安定発振として機能するような建付けなので逆に発振を抑える形で逆相成分を加えてQをコントロールするので安定しているということなのでしょう。現実の回路ではLimmterを入れる例もあります。

ラプラス変換を使って伝達関数を複素数の3次元空間に表したことによって2次正帰還Filterの周波数特性をR1とR2の式 1/R1*R2で表現できることに加えて系の振動具合という過渡現象を調べることができ、発振現象の本質の理解にも役立ちました。結果は同じでも実際の物理現象たる回路を考える際の違いに対して柔軟な理解が必要だと感じます。これらの理解にはいくつものパラダイムを理解することも必要。教科書ではさらりと書いてあって余計な解説がなくてもいいのは体系的に学習した人だけではないか。それ以外の人には高い登竜門といってもいいのではないかと思います。実際の計算や回路理解のイメージはSPICEを使う方が楽ですがその根本を理解するには数学の力が必要ということでしょう。


*上記式を用いてAnalg 2次Filteの周波数特性を求める解法としては、

・1: 回路をVout/Vinの形の連立方程式をたてる
  積分、微分素子の表記
  この時点ではまだ時間領域の関数
  Capacitorの電流特性は微分要素
  Capacitorの電圧(充電)特性は積分要素

・2: 積分要素と微分要素を1/s、sに変える
  ここで時間から周波数領域の変換
  sをXのような変数と考えれば単なる2次式の形となる。
  この時点でCapactorの1/特性すなわち周波数領域

・3: 分母を0とする解を求める。
  FilterとしてのブレークポイントたるCutoff周波数の挙動を求めること。
  Capacitorの1/f特性の∞になるポイントを求めることと等価である。
  2次式の根を求める為共役複素数の形にする。
  虚数が出ることが発振可能なfilterの特性となる

・4: s平面にpoleをプロット
  周波数領域なのpoleを山の頂点とした周波数の同心円ができる
  S平面の2軸、σと+/-jωでpoleの挙動を判断
  虚数軸に垂直に3次元を2次元に切り出した切り口が周波数特性(F特)
  上記のp1、P2とωとの関係R1,R2を使って1/R1*R2でもF特性は求まる
  σの値で振動のエンベロープがわかる。

・5: 3次元の結果を2次元の時間関数に戻す
  上記のエンベロープにe^+/-jωtをかけた物が過度特性
  上記の周波数特性に周波数Sweepを掛けた正弦波を印加すればオシロの
  X、Y modeによる周波数特性と同様。


長々と書いた一連の事項のまとめとしては微分(HPF要素)と積分(LPF要素)のキャッチボール(BPF効果)が存在するからこそ、+/-jω という一対の複素Poleが生まれる。+/- のPoleは、微分と積分が融合して生まれた振動そのもの(複素数のペア)を指す。S平面における+jωのpoleからはcosωt + isinωt、 -jωのPoleからはcosωt -jsinωtの信号が生まれる(発振時)。この両者を足すとcosωtがリアルな世界に出現するというか2次元に変換される。という意味を理解できればラプラス変換、S平面、虚数、3次元空間を用いた過渡現象(振動)、Filterの特性の解法の理解が進むように思いますが前提としてはどうしたら振動(発振)現象がなぜおこるのかいの理解が真っ先に必要だということ。

sallen&Key FilterはPassiveな2次LC FilterのLを使わないでQを可変できるfilterを目指したものでありLC発振器は発振器の基本たるものでこれは微分素子、と積分素子で構成されていることであり積分器要素は1っだが同様にPoleは2っ存在するわけでこれもBPFと積分、微分の関係が発振要素の中核だということです。3次元の現象を2次元に変換する際の解読というか。ちょっと映画コンタクトの暗号解読を思いでしてしまいます。(未知の知的生命体は3次元文字を使っていた?)



<2026/05/23 rev0.12>