駄位納密苦日記2002年6月


2002.6/28(金) 今月の「マガジンZ」8月号(講談社)。

薄い!何があったんだ!つーくらい薄い!

▼で、『魔王ダンテ』。
前作もやや近親相姦の匂いは持っていたかと思うが、今回はもっと あからさまでエロチックやないですか。思わずおじさん照れてしま いました。剣道部リンチでも対象は女。

こうなったら、より陰湿に、雑誌の限界に挑むような描写で突き進 んで頂きたいところですなあ。結局現代においても、そういう事実 はあるわけだし、突きつけて頂きたい!

アニメ版の彩色設定出てましたね。『デビレディ』でも出色のフォ ルム見せてた小林利充さん(ですよね?)の設定は、似てはいない けど、シャープな表情が好きー。大柴壮介に相楽左之助(『るろう に剣心』)入ってるしー。

▼『仮面ライダーSPIRITS』
薄い!何があったんだ!がんばれ!つー応援の一つでもしたくなる 状態。電撃稲妻熱風。

▼今回の「コミック伝説マガジン」No.7(実業之日本社)
関係ないですが、看板雑誌「JN」はなくなったのに出ている雑誌。 がんばれ。手塚と石ノ森ファンをカモれー。

ちなみに俺はジョージ先生でカモられてます。現代版『デロリンマ ン』、相変わらず解き放たれてますなあ。バットがコレほど痛そう に見えるマンガもそうあるまい。

2002.6/26(水) 時事放談。

ココのご常連たかの氏よりお声を頂いて、二度目の河合塾にての 講演会させて頂きました。100人からの受験生の若人前にして、 黒板にスペル星人の絵描いた演説会もそうそうあるまい。 楽しかったっす。門土派ゲリラオルグはしなかったけども。

終わった後、感想アンケートをもらったのだが、小論文的まとめ されていて、意外と伝わってるのは良し。一人いたなー、「この 人は偏ってます」とだけ書いた人。そのまま俺の言葉を受け取る ことに一種のヤバさを感じたまでは良かったんだが、ねえ。

駄位納密苦CHAT置いてみました。よろしければダイナミック語りしましょう。 TOPの下の方に入り口あり。

▼各ホビー誌
真ゲと同シリーズの「新世紀合金」マジンカイザーの合金が出てましたねえ。 羽根がエライ悪魔的なことになってますな。つーかコレ、ネタバレじゃねーの?

2002.6/25(火) 給料日。

で、色々狩りました。

▼『魔王ダンテ』1巻・神略編。
「マガジンZ」連載中の新作単行本が出ましたね。

導入部は舞台設定に迷いがあるという「ブレ」なのか、現代と思わせといて 実は我々の世界ではなかったという「狙い」なのか。正直なところ良く分か らんのですが、神が攻めて来てから俄然パワーがでてきました ね。人間の肉体が固まって襲ってくるのはかなりイヤゲです。

▼『魔王ダンテ』オリジナル版1〜3巻。
表紙描き下ろし…つーことでかなり行くかどうか迷ったのだが、 ぐっとこらえて後回し。中はオリジナルじゃなくて新編集版だ ったし。他にも色々狩ってたしつーことで。

▼『虚無戦記』文庫版2巻。
1ページ目からいきなり描き下ろし弥勒の顔。こちらは行きまし た。虚無戦記のコーナーに詳しいところは載せてるので、ココ では軽く。

▼今週の『ハニ天』。
一番最初にリニア実験してたのは宮崎ですね。(>また細かいツッコミ) かつては乗ると時計が狂うという素晴らしい快適さだったとか。

久々に青子&轟トークが楽しめます。ういろうは俺、時々無性 に喰いたくなって、東京駅買いに行きますね(笑)

▼今週の「ヤングマガジン」7/8(30)号。
井川遥も露出度落としてるよねー…じゃなくて、

『けっこう仮面R』by江川達也。『ネオデビ』パターンで来まし たね。ネームがそのままというわけで、いかにマンガってのは そう古びないのか良く分かりますな。江川先生の精緻なタッチ てのはさておいても、豪ちゃんのオリジナルと違うのは基本的 には毛が見えてるか見えてないかだけだものな。

ただこれ読んで思ったのは、けっこう仮面の歌は、やっぱしダ イナミックプロ的書き文字で音符に囲まれてるのを読むのがい いなあ、と。

▼仮面ライダー。
さて、それにしても、コンビニで仮面ライダーボトルキャップ を見るたんびに「いや、ダメだダメだダメだ」と自分に言い聞 かせてる昨今、『仮面ライダーSPIRITS』3巻、『仮面ライダー SPIRITS・受け継がれる魂』などという2冊の本が出てしまい、 ますます俺の中で、にわかライダーブームが盛り上がりそうな 気配。つーかもうビデオ見返してますよ。(昨日はライダーマ ン死んだ)

▼アニメ『キャプテンハーロック』新作放送中止。
敵(マゾーンなのかな?)の象徴に、ユダヤの象徴ダビデの星。 これはさすがにココ昨今の情勢考えても、気付かないの は世間知らず、ですね。ほとんどの日本人の感覚は象徴してい る気もしますが、しかしなぜ、りん監督がいながら。

こないだ、イスラエルとパレスチナがにらみ合う聖誕教会のど 真ん中に、地図もって座り込んだばっかりに、全世界にバカ晒 した日本人大学生観光客みたいな、危ういずれ感じます。

で、コレ盾にとって、またぞろ平板な子供育てたい 層から何か言って来やしないかとハラハラしますよ、実際。 問題としては何の関係もないのに、『ウルトラマンコスモス』の放送中止 と相次いで、「今度は」なんて表現で新聞載りましたからねえ。

2002.6/24(月) 俺も悪かったのだろうが。

某所で問答無用で掲示板発言削除されてへこんでる北波です。 へこんでるけど、わたしはげんきです。(矛盾)

2002.6/21(金) 『サラーキア -我が白銀のマーメイド-』。

▼別冊ヤングマガジン2002.7.2増刊(まだ黒ブタの絵は残ってるぞ)。
ネタバレは慎むべきだろうが、ラストページアオリがショッキング。 読者として甚だしくモチベーションが落ちたので、編集部に猛省を 求む。「連載」として引っ張ってる以上、ありゃねーよ。

で、今回はアクションアクションアクション。今一つエキサイト 出来ないんだけど、なぜかなーと考えるに、サラーキアていう機体 がイマイチ面白くなかったというのはありますね。機械的にどうこ うではなく、軍団化することでおのおのの個性が発揮されなかったという。

どうせ女性型ロボットなんだから、例えば豪ちゃんキャラ風 に言うと、「黒崎あおい」タイプとか「ちイ子先生」タイプ とか際立ってると、戦法の面白さとか出たんじゃないかと、 残念。

とはいえサラーキア 自体爆撃機みてえなもんだから、次回の肉弾バトルに更なる期待。 エミリさん、けっこう口悪いね(笑)

2002.6/19(水) 『真説・魔獣戦線』。

▼新創刊「チャンピオンRED」秋田書店。
もうオンリー賢モードで迎え撃つ心構えナリー。…だが『魔獣戦線』 の復活は正直不安。今のところ賢ちゃん旧作の復活は『ゲッター』と いい『マジンガー』といい、そう悪いものじゃないんだけど、慎一と マリアのドラマとしてはちゃんとまとまってる、と思うんで、今から いろんな描写が付け加えられるのだとすれば、ちとねえ。

この作品の選択が、「ビッグネー ム・石川賢」の「ビッグネーム・魔獣戦線」という保険の担保のみ からだったら、やだなあ。

で、もう一つの客引き文句が『ブラックジャック』(手塚治虫)の単行本未収録回 再録だとか。手塚ファンもこの件に関しては飢えきってますからねえ。手塚 ファンとダイナミックファンはとにかく狩りまくるので、そういうターゲッ ト設定に出て来たつーのが良く分かりますな。それにしても、「なんだ、出 せるんじゃねえか」という。なら文庫版でエピソード削りまくったりするな ってばさ。

いっそダイナミック的に『ジャリ園 長2002』なんてのが載ると、「冒険王」好きにはたまらんかも。

▼復刊ドット・コムにて。
リクエストに上がってる幾つかの作品を、ちょっと色々と検索して みたら、ここ3、4年の間に出たと思しき単行本ですらガッツンガッ ツン絶版になっている異様なサイクルの速さに愕然。(「復刊」掲 示板参照)

▼掲示板にて、所有コミックス数を訊かれた。が、もちろん答えら れるワケもなかった。一体俺は何冊マンガを持ってるのだろう? 雑誌『ぱふ』今月号で所有数アンケートやってたけど、答えられる 内は引き返せる、て思うぞ。

▼なんかやばいよ。
漫然と『ベイブレード』を初めて見てたんですが、 あの作品「配慮」とか「タイアップ」 とか「ポケモン」とか「キャ ラインフレ」とか「直接手を下さない」とか 「流血しない」とかい ったオトナの論理に縛られた挙句、恐るべきシュールな作品になっ てますねえ。怒り通り越して脱力する間もなくへらへら笑ってしま いました。学芸会的演技世界もすごいっす。何かプロフェッショナルな声の人が 極端に少ねえし。要はCGでかっこよくベ ーゴマ回ってりゃ何でもいいのか、タカラは。

2002.6/18(火) 今週の『ハニ天』。

泡の天使とハニーの戦いでございました。(ハニー負け。)

その人・ラブリー如月でございますが、パンサークローなのかなあ。 賢ちゃん版『ハニー』で無いはずの思い出をエサにするつーひでえ 罠の話が合ったけど、今回はそういう思い出攻撃ではなさそうだし。 そういや『ハニ90』(SPA!版ね)でもけっこうのお姉さまならぬ、 けっこう仮面の登場あったしな。客演といえどいかなる形か、未だ 予断許さず。

いやしかし、アレが空中元素固定装置の威力だったとは、読者 も作者も今知ったに違いない。今回の趣向は中々にお楽しみな 展開でガシた。えっちだよねー。

実は個人的には不動ジュンと並んで、豪ちゃんの奥様がモデル になってるんじゃねーか、と思うですよ。

分からない人のために一応書いておくと、今回ハニー の元に現れた謎の宅配ソープ嬢は、1989年発表の短編『バブル エンジェル』にルーツを発する1996年からの『ラブリーエンジ ェル』つー作品。ストーリーフォーマットは今週のと大体同じ。 かてて加えてビデオにもなってます、2本。

…引っ張るのかな、このネタ。共闘は特に見たくはないが、ネタ フリには惹かれます。

▼石綿周一氏逝く。
『バクラツ教室』の単行本描き下ろし分や『グロイザーX』(パン チョス石綿名義)『マシンハヤブサ』『おもいっきり探偵団覇悪 怒組』(いしわた周一名義)などを描かれ、最近はエロマンガで 暗黒ダイナミッカーを楽しませて下さっていた、元ダイナミック プロの石綿先生が今月11日に亡くなられました。ご冥福をお祈り します。

2002.6/17(月) 大分県中津江村は晴れだった。

行って良かったこともあり、良くなかったこともあり。ボランティアスタッフが 作っていたあの有名なカメルーン応援帽子や小旗といったものが、ビジネスに 取り込まれて行くさまや、FIFAの「権威」とは何だろうてな疑問が湧かなければ、 美味いワサビ漬けと鄙びた和風旅館でいい気持ちになっていたかも。

結局帰り、 大分市内の古本屋で2年ばかり探していたマンガ見つけて狩って帰る。
>何処へ行ってもするこた同じ

▼金魂ダイアナンA見る。
バンダイさんが考えるほど、ウチのボーナス時期は潤ってるわけでも ないので、先にビューナスを買おうかと思案。保留。さやかさんが乗 ってなかったのも理由。いずれ行くけどね。

▼俳優・ミスタードルゲ/室田日出男氏、逝去。合掌。

▼は、19万ヒット突破してました。いつもご愛顧ありがとうございます。

2002.6/15(土) 日本、チュニジアに勝つ。

ま、それはさておきまんまと予想通り、2−0。ふふふ。明日は某国遅刻騒ぎ で一躍有名になった村へ行くぞー、仕事で泊まりだぞー。まだあのうどんある のかな?(日韓共同開催W杯サッカーね)

▼『ゲッターロボアーク』1巻(双葉社アクションコミックス)。
とりあえず表紙アゲました。現在進行形なので、レビューはまだね。

それにしても通読すると、いかにも「濃ゆい」とゆーか、「出し惜しみナシ」 とゆーか、ナチュラルに賢アニキのリズムに誘われます。「スピーディー・ワ ンダー」とでも呼びたくなるな。ハンバーグが喰いたくなりました。隔月刊な ので、どうしても読む時のテンション維持が難しいんですが、(描く方はもっ とだろう)こうして纏まるとまた感動ひとしお。

「設定のための設定」「謎を呼ぶための謎」というものがなく、生理的に正し い、あまりに正しい引っ張りと絶妙のケレン味。「もう、研究所にプラグイン してミサイル出さなきゃウソでしょ!」「蟲でしょ!蠢くでしょ!合体してギ チギチ言うでしょ!」的なテンションが、いいですねえ。

何と言うのか、小さなことにこだわっていた自分がちっぽけに思えますね(>意味不明)

ド頭とつなぎつなぎに描き下ろしが挟まってましたね。あと、一番最初の見開 き以外から、初期デザインが消えたくらいか。やはり雑誌チェックは大事です。

▼『噂の知恵蔵』むらまつり誠。
雑誌「娯楽王」3号も無事出た!めでたいめでたい。ドライヤーは熱くなりま すので、ご注意ください。

それにしても、本当にうまい醤油ラーメンの店って中々ねーんだよな。今んト コ、「坂内(喜多方)」がベストかな。

2002.6/12(水) 「ジョー&飛雄馬 vol.3」。

いやー自分、そこまで愛ないんで静観しておりました。(弟が押さえてる だろうという読みもアリ>やっぱり押さえてました)今度の号は豪ちゃん載ってま したね。ただし、昭和43年の再録。『じん太郎三度笠』が載ってた時の 目次が再録されてて、日記風コママンガが載っております。ただしただし、 絵の描き手は豪ちゃんじゃありませんが。

で、自分はといえば、狩らなかったですよ。元のヤツ持ってるから(笑)。

▼あ、また青子さんが青子さんが…!
というわけで、今週の『ハニ天』。いやはや吃驚、黒髪の雪城小百合…じゃ なくて、泡の天使復活!夢の競演?つーか、夢ですら考えもつかなかった っす、ハイ。一体どういう展開になるのか、誠に謎であります。いわば 『イナズマン』の「ギターを持った少年」みたいなものか?>違うと思う

にしても轟くん、売春肯定は仕事柄どうかね。

2002.6/7(金) 『メガロマン』。

CSファミリー劇場でスタート。最初から敵ボス・キャプ テンダガーのネタバレしてたんだね。雁屋哲原作だし、東宝特撮だし、と 一見ココとは関係ないのですが、なにしろ「てれびくん」にて幻六郎の一 味、秋本シゲルが描いてたマンガがあるのだっ!ついでに第1話の演出は 『バトルホーク』の長野卓だ!(>本人はそうつなげられても困るだろう が、拳法とレオタード繋がり)

歌がいいよね〜。

2002.6/5(水) 今週のハニ天。

ああ、やっと青子さん帰ってきたよ。もう出かけないでね。

つーわけで、今回は解決編。うーん、正直言って『デビレディ』みたいっす、 豪先生!どーせなら井戸のエピソードもストーリーの中で生きて欲しかった っす。…パンサークローが「たたかいだ!ゆくぜ!」効果の働きをなしたと いうか(笑)凄く素直に言うと、消化不良。

しかし今回、トリを飾ってましたね。「メディア規正法反対」の広告を読ま せるためか?などと意味なく深読みしてみる。

それにしても吉岡美穂、寄せすぎだ(笑)

2002.6/4(火) 『マーミット スーパーロボットコレクション−2 ゲッタードラゴン』。

かいまさん情報を元に、行ってみたらないっないっないっ!慌てて目に付いた 同社ゲッター1の裏の裏見たら、2個残ってました。ウキウキと狩っていそいそ と開けて、いじくり始めたら…立たない。何故?

良く見たら、両足とも左足でした。こ、交換に行くヒマがないぞどうしよう。 しかも売り切れたらどうするんだ。ああ。レシート残してたかなあ。

と、気を取り直して一応造型の話。基本的にはでかいソフビの「烈伝」のダウ ンサイジングつーわけで、顔はまあまあハンサムなんですが、欲を言えば、顎 を少ーし引き絞ってくれるとなお良かったか。それと眉間をもう少し広めに。

ネックなのは、腰かな。確かに絵的にはああなってることもあるんだけど、も う少し腰の上下幅伸ばして、胸板の間延び感を押さえて欲しかったかなー。 あと、コレはコストとの絡みだろうけど、肩が前後の回転だけで、左右には開かない のがここまで来ると残念。贅沢言えばキリはないんだけどもね。

つーか早く交換交換!(結局1週間後に交換できました♪)

2002.6/1(土) デビルマンDVDチラシ。

山ほど連れて帰ってきてあげました。ついでに予約入れてきました。(おいおい) 後は、9月を待つばかりっ!それまでにレビューはどこまで進めるかっ! (う、イヤモン見たが、レビューまだ書けんかった…)

▼BEATマガジン6月号
マジンカイザーのページを見る。

バンダイビジュアルのフリーペーパー。相も変わらず、80年代おたくの ツッコミごっこのような文章。「ボ○ッキー」「ヤッ○ーマン」という表 記に未だこだわるアマチュアなコピーライティングにセンスを疑う。つー か、何でそうまでして「時代遅れにより生じる笑い感」を自ら煽って作品 に色眼鏡を掛けさせようとするのか、理解に苦しむ。

みなさん、コレ信じてしまうと、全く笑えないのでご注意。

▼『妖怪人間ベム・「ぼくら」連載漫画版』田中憲(講談社)。
田中憲が田丸ようすけだということを知っただけでも、ありがとうな気分だ。 いや、知りませんでした。それ以上に、初めて全部見たんだけど、アメコミ 風(モンキーパンチも同系列)の絵作りが新鮮ですねー。何しろ、旧ドイツ 帝国の生まれだとは。凄く愛のある復刻で楽しめました。

…いや、ダイナミックとは関係ないんだが。


[TOP]