ハレンチ学園・集英社ジャンプコミックス(JC)版(全13巻)
![]() ![]() 記念すべき第1巻と2巻。発売は同時で初版にはオビがある…というのが コレクター泣かせだ。(オビはその後3、4巻にもあり) |
![]() ちなみに右の写真は、チョコボールのパッケージに掲載されていた モノ。出所不明なのだが、小川ローザはレースクイーン的な 仕事をしている時期があったことから、その折に丸善石油から 配布されたのかも知れない? |
![]() この写真はJC版7巻の著者画像に使用されているモノ。恐らくジャンプ本誌の 映画化記念号の特集時に撮られたモノと思われる。このポーズを見ると、 JC1巻表紙(元は連載時のトビラ)のポーズを取っているんじゃないかな…? …とすると、豪ちゃんのポーズはヒゲゴジラなんすね。 |
ココまでがハレンチ大戦争で幕を閉じる「第一部」。ページ数が満たない
6巻には『キックちゃん』『ウルトラスパイヒゲゴジラ』
『ファイティング・パンツくん』『ハンターくん』が収録されている。
4巻までは多少引張りがあっても短く終わる、当時風の読みきり一話完結スタイルの ギャグマンガ形式をとっているが、5・6巻は突然ストーリースタイルとなって 切れ目のない大殺戮大会へ。今の豪ちゃんに直接連なる作風へと変わった。 テレビ化が決まり、ワイドショーの話題となった時期とパラレルだ。 |
ココまでが第二部。8巻には『チャンクン』(4本)、9巻には石川賢との合作
『さすらい学徒』(途中まで)が収録されている。大戦争の後生き延びた
山岸で始まり、縁側で老山岸と十兵衛が語り合って終わるというとんでもない
シチュエーション。大枠をかけて描かせないジャンプ的な連載方式と永井豪的な
展開法がうまく(?)合致したというべきか。
またコレ以後十兵衛の髪型が変更、もみ上げがお姫様調へと変わる。 教師としての登場というコトもあり、オトナっぽく見せる効果だったのだろう。 その十兵衛はハレヤカ学園着任早々学校そのものを崩壊させ、かつての激しい ハレンチ大戦争など何の意味もなかったのような展開を見せる。 次に山岸が入学するハレンチ女学園は、米軍基地の中に内緒で建ててある、 というある意味時代を掬った設定。現代だとちょっと考えられないが、 「時代だった」としか言いようがないというか。さらには内緒どころか 基地司令官の娘であるビクトリア・アレキサンダーが教師として登場、 山岸たちの敵ははっきりと「米軍」になってしまう。 …もっともそれ以上の政治的に踏み込んだ内容にならず、悪乗りの末、 遊び倒してしまうのが、ダイナミックプロ調だが。 |
明らかに作家的欲求だけを見れば、第二部で終わっているはずの『ハレンチ』
だが、二部で触れられなかった結婚生活を描くコトで第三部は始まった。
ただ山岸と十兵衛よりも、ココから登場の波多七美やスパゲティ・ジェーン
といった女性キャラが立っているのが特徴。
コレクションの場合、この二ケタ台をバラで揃えるのがかなり難しい。 程度は問わず出会った時は押さえておくのが正解。 |