早稲田大学演劇博物館で1999年9月25日〜10月31日の期間「劇団3○○と渡辺えり子の世界展」が開催されました。
演劇博物館の西川良和氏からの資料提供を受け、1973年4月から1999年8月までの渡辺えり子による、劇団3○○以外での演劇関連の仕事の年表が掲示できることになりました。
西川氏、演博の方々のお仕事、ご協力に感謝いたします。



 このコーナーでは、多方面で才能を発揮する渡辺えり子の創造活動のうち、舞台芸術に関わるもの、劇作・演出・俳優、そして、歌手としての活動を、ポスター、プログラムなどの上演資料や舞台写真によって時代順に紹介します。

肖像写真 2点

◇ 舞台芸術学院時代〜劇団2○○結成以前 ◇

舞台芸術学院時代
 1973年4月、山形から上京した渡辺えり子は、池袋の舞台芸術学院に本科演劇部25期生として入学。本科在学中の2年間に発表会として別役実作「不思議の国のアリス」などを上演。また、75年3月の本科卒業公演ではシェイクスピア作、兼八善兼演出の「十二夜」で、フェステを演じるとともに、作曲を担当、26期の助けを借りて生バンドで上演した。このとき、卒業記念としてぶ厚い文集を作り、カットの絵も描き、この文集のために、清水邦夫、つかこうへい、李礼仙、大久保鷹らを取材した。本科卒業後は、ミュージカル科の卒業生らと合流、専修科として、さらに1年間を舞芸で過ごした。この間に唐十郎作「少女仮面」(兼八善兼演出)、近松門左衛門原作を渡辺えり子が脚色した「心中天網島」(兼八善兼演出)などを上演した。



舞台芸術学院「時の過ぎゆくままに
(本科演劇部25期専修科卒業公演)
1976.2. 東京/シアター・グリーン
作・音楽・衣装:渡辺えり子 演出:兼八善兼
[展示資料]プログラム
*舞台芸術学院専修科の卒業公演。渡辺えり子は、本作を書き上げるため、丸一週間完全徹夜を成し遂げ、卒業生13人に均等な量の台詞を書いた。タイトルの「時の過ぎゆくままに」は、もちろん渡辺えり子長年のアイドル沢田研二のヒット・ナンバーによったもの。

舞台芸術学院「人魚姫
(別科ミュージカル部11〜14期公演)
1976.10.
作:渡辺えり子 演出:兼八善兼
[展示資料]台本

(参考)『舞台芸術学院50年
1998.9. 東京/学校法人舞台芸術学院刊

舞台芸術学院卒業から劇団2○○結成まで
 1976年4月請われて劇団青俳の演出部に入団、1年間に13本の作品制作に関わった後に退団。また、そのかたわら舞芸時代の恩師兼八善兼主宰の兼八事務所の旗揚げに参加。その第2回公演では、渡辺えり子作・演出・美術で「夢坂下って雨が降る」を上演。この「夢坂下って雨が降る」は、その後、改作され、劇団3○○でも上演、3○○初期の代表作となった。

◇ 1985年まで ◇

パルコ「少女仮面
1982.7-8. 東京/パルコ・スペース・パート3
作:唐十郎 演出:小林勝也
渡辺えり子は、[春日野八千代]を演じた。
[展示資料]プログラム・ちらし・舞台写真・ポスター[現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト所蔵]
*この「少女仮面」は、パルコが企画・制作した唐十郎の一幕劇の連続上演の第1弾として、文学座の小林勝也が演出。これが初の本格的外部出演となった渡辺えり子は、[春日野八千代]を演じた。この芝居の稽古を見た唐十郎は「渡辺えり子君の"春日野"は、これまでにこの役をやった白石加代子とも李礼仙ともまるで違う、いわば詐術っぽい"春日野"だと思う。カメレオン的な皮膚感覚の変化で観客の視線をたくしこんでいく。」(「朝日新聞」1982.7.14.夕刊)とコメントしている。なお、渡辺えり子は、舞台芸術学院の専修科発表会での「少女仮面」上演で、美術と作曲を担当している。

(参考)春日野八千代ブロマイド
 春日野八千代(1915.11.12.〜)は、宝塚歌劇の女優で、60余年間にわたってトップスターの座についている。宝塚歌劇の男役の理想像を作りあげた。

(参考)早稲田小劇場「少女仮面」(作:唐十郎 演出:鈴木忠志)/「劇的なるものをめぐってT」(構成・演出:鈴木忠志)
1969.10-11. 東京/早稲田小劇場
[展示資料]ちらし
*「少女仮面」は、もともと唐十郎が早稲田小劇場のために書き下ろしたもので、初演時の[春日野八千代]は白石加代子が演じた。なお、唐は翌70年1月本作で第15回岸田戯曲賞を受賞した。

(参考)状況劇場「少女仮面」(再演)
1986.9-10. 東京/花園神社他
作・演出:唐十郎
[展示資料]ちらし
*唐十郎の主宰する状況劇場では、1971年と1986年に「少女仮面」を上演している。[春日野八千代]を演じたのは、もちろん李礼仙。

(参考)唐十郎著『少女仮面 唐十郎作品集』
1970.3. 東京/學藝書林刊

松竹「タンジー」
1983.7-8. 東京/サンシャイン劇場
作:クレア・ラッカム 台本:渡辺えり子
演出:鈴木完一郎
[展示資料]ポスター

松竹「ゴングが鳴った!」
1984.9. 東京/サンシャイン劇場
作:岡田正代 演出:渡辺えり子
[展示資料]ポスター
*商業演劇の初演出。自分の作品以外を演出するのは、高校演劇部時代以来のことでもあった。本作は岡田正代が劇場用に書き下ろし、初井言栄と浅茅陽子がしゅうとめと嫁の役で出演するホームドラマ。3○○から、もたいまさこが出演した。

松竹「渡辺えり子 ビューティフルコンサート」
1984.11.25. 東京/サンシャイン劇場
[展示資料]ポスター
*「僕と君とが一緒にステージを踏んだら、さぞかし気味の悪いショーになるだろう」と言う柄本明のリサイタルに渡辺えり子がゲスト出演したのがきっかけとなり、サンシャイン劇場の支配人が面白いからうちでもやってみてはと声をかけたことで、このコンサートが実現。コンサート名の「ビューティフルコンサート」は、渡辺自身が泣きながら聞いた、タイガースの解散コンサートの名前によった。以後、渡辺は「ビューティフルコンサート」と名付けたコンサートを合計4回、開いている。

スパイラルホール「マック・ザ・ナイフ」
1985.12.-1986.1. 東京/スパイラルホール
作:ベルトルト・ブレヒト 台本・演出:佐藤信
渡辺えり子は[びーちゃむ夫人]役で出演。
[展示資料]プログラム・ちらし・ポスター[現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト所蔵]

◇ 1990年まで ◇


演劇集団 円「川を渡る夏」
1986.9-10. 東京/ステージ円
作:渡辺えり子 演出:大間知靖子
[展示資料]プログラム・ちらし・台本・舞台写真[写真提供:演劇集団円]
※資料提供:演劇集団円
*外部への初の作品提供。

松竹 「渡辺えり子 ビューティフルコンサートU
1986.12.23. 東京/サンシャイン劇場
[展示資料]プログラム・ちらし・ポスター

松竹「ドレッサー」
1988.1. 東京/サンシャイン劇場
作:ロナルド・ハーウッド 訳:松岡和子
演出:ロナルド・エアー
渡辺えり子は[座長夫人]役で出演。
[展示資料]プログラム・ちらし

新宿梁山泊「夜に群がる星の騎馬隊」
1988.4-6. 東京/サンシャイン広場特設テント他
作:渡辺えり子 演出:金盾進
[展示資料]プログラム・ちらし・台本・ポスター[新宿梁山泊所蔵]・舞台写真[写真提供:新宿梁山泊]
※資料提供:新宿梁山泊
*新宿梁山泊の第3回公演として、渡辺えり子の脚本を、金盾進が演出。フランス映画「シベールの日曜日」を下敷きにした、記憶喪失の中年男の物語。東京の他、京都・大阪・飛騨高山でテント公演を行った。新宿梁山泊は、状況劇場から独立した俳優たちが中心になって1987年6月「パイナップル爆弾」(法政大学ホール)で旗揚げ。10・11月には汐留駅跡にテントをはって第2回公演として「カルメン夜想曲」を上演した。

松竹「逢魔が恋暦 唐版・おさん茂兵衛」
1988.10. 東京/新橋演舞場
作:唐十郎 演出:渡辺えり子
[展示資料]プログラム・ちらし・台本

パルコ「月の上の夜」
1989.6. 東京/パルコ・スペース・パート3
作:渡辺えり子 演出:大間知靖子
[展示資料]ちらし・ポスター[現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト所蔵]

南河内万歳一座「赤い夕陽のでんでけ伝の作り方」
1990.12. 大阪/扇町ミュージアムスクエア他
作・演出:内藤裕敬
[展示資料]ちらし・チケット・ポスター[現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト所蔵]・舞台写真[撮影:杉浦正和 写真提供:南河内万歳一座]
※資料提供:南河内万歳一座
*「赤い夕陽のでんでけ伝」(1982.11.初演)は南河内万歳一座の初期の代表作で、再演を重ねた人気作。小林旭の活躍する往年の日活映画のパロディを全編にちりばめた作品。渡辺えり子が演じたのは主人公「旭」を追いかける松原智恵子風(!?)のファンの役で、作者の内藤裕敬が新しく書き加えたもの。渡辺えり子は、南河内万歳一座主宰の内藤作品には、本作とこれも再演を繰り返す人気作「青木さん家の奥さん」(1993.)の2作品に出演している。渡辺えり子は、その二度の出演を振り返って、次のようなコメントを残している。「内藤さんの作品には二度ほど役者として出演させていただいたが、芝居の稽古をしないで、マラソンや卓球ばかりしていたのが今となっては愉快な思い出である。あの時は『もっと稽古してくれ!』と食ってかかったものだったが、『心を柔らかにする』という最大の稽古だったのだと今は思っている。」(「万新聞」創刊号、1999.8.11.より)

◇ 1995年まで ◇


東宝「楡家の人びと」
1991.5. 東京/東京宝塚劇場
原作:北杜夫 脚本:堀越真 演出:杉田成道
渡辺えり子は[下田ナオ]役で出演。
[展示資料]プログラム

AI・HALLプロデュース
「花々の眠る部屋」
1991.12. 兵庫/AI・HALL他
作:渡辺えり子 演出:内藤裕敬
[展示資料]プログラム・ちらし・台本・「しんげき」92-2(「花々の眠る部屋」台本所収)ポスター・舞台写真[写真提供:AI・HALL]
※資料提供:AI・HALL
*南河内万歳一座と渡辺えり子、劇団3○○の関係は密接なものがある。3○○から渡辺えり子が内藤作品に客演した他、武發史郎がやはり「青木さん家の奥さん」に出演している。一方の万歳からは河野洋一郎(「クレヨンの島」「赤い靴」)・三浦隆志(「赤い靴」)が3○○作品に客演するという具合である。本作は、伊丹市のAI・HALLが90年から始めたプロデュース公演の2作目で、「白雪姫」と宮沢賢治の「青森挽歌」をモチーフにした渡辺えり子の脚本を、内藤裕敬がパワフルかつ叙情的に演出した。

東宝「野田秀樹の真夏の夜の夢」
1992.8. 東京/日生劇場
原作:W・シェイクスピア 潤色・演出:野田秀樹
渡辺えり子は[タイテーニア]役で出演。
[展示資料]プログラム

PARCO「星女郎」
1992.12. 東京/パルコ・スペース・パート3
原作:泉鏡花 脚本:渡辺えり子 演出:朝倉摂
[展示資料]プログラム・ちらし・「テアトロ」92-12(「星の店」台本所収)・ポスター[現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト所蔵]

「渡辺えり子
ビューティフルコンサート PART3」

1992.12.26. 東京/原宿ルイード
[展示資料]ちらし・舞台写真

南河内番外一座"偉大"スペシャル
「青木さん家の奥さんデラックス」
1993.2. 東京/紀伊國屋ホール
作・演出:内藤裕敬
[展示資料]プログラム・ちらし・チケット引き換え券・舞台写真[撮影:六渡達郎 写真提供:南河内万歳一座]
※資料提供:南河内万歳一座
*南河内万歳一座の内藤作品中でも、最多の上演を誇る即興芝居。舞台美術はビールケースのみ、音響も生ギター一本のみ、照明も地あかりのみというシンプルな舞台上で繰り広げられる役者たちの即興が楽しい舞台。登場人物は男のみのこの作品、これまでの上演では登場した女優は渡辺えり子のみであったが、今年の上演では木野花がゲスト出演した。

「渡辺えり子 ビューティフルコンサート Vol.4
 星のセレナーデ」

1993.7. 東京/ザ・スズナリ
[展示資料]プログラム・ちらし・舞台写真
*このコンサートは、二部構成で、一部は、渡辺えり子がピアノの伴奏でしんみりと歌い、二部は3○○の劇中歌を、劇団員総出演の芝居仕立てで歌った。3○○の劇中歌は、夢人塾の講師も務めた深沢敦が作曲を手がけている。一部と二部の幕間には、この頃の3○○の中心的な俳優であった立花弘之と武發史郎の万歳ユニット「テケ&タッチ」のライブも演じられた。「ビューティフルコンサート」の名を冠した公演は、今のところ、これが最後。

東宝現代劇「恋風 昭和ブギウギ物語」
1993.9-10. 東京/芸術座
作:堀越真 演出:栗山民也
渡辺えり子は、[川辺ウメ]役で出演。
[展示資料]プログラム

うらら舎「水の街のメディア」
1994.12. 東京/シアター×
作:渡辺えり子 演出:鈴木絢士
[展示資料]ちらし・台本・ポスター[現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト所蔵]

赤信号劇団「イメルダ」
1995.7. 東京/本多劇場他
作:三谷幸喜 演出:渡辺えり子
[展示資料]プログラム・ちらし・ポスター[現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト所蔵]

Bunkamura「阿呆劇 フィガロの結婚」
1995.10. 東京/シアターコクーン
台本:山本清多 演出・美術:串田和美
渡辺えり子は[夫人]役で出演。
[展示資料]プログラム・ちらし(3種)・ポスター・舞台写真[写真提供:東急文化村]
※資料提供:東急文化村
*あこがれのジュリーと共演。でも、ジュリーの相手役は吉田日出子で、渡辺えり子じゃあなかった…。

◇ 現在まで ◇


渡辺えり子プロデュース
「あなたがわかった!と言うまで」
1997.8. 東京/ザ・スズナリ
作:杉浦久幸 演出:渡辺えり子
[展示資料]ちらし・ポスター・イメージ写真
*日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞した杉浦久幸の戯曲に惚れ込んだ渡辺えり子が、自らプロデュース、独自の視点から新演出した。出演は、3○○の杉嶋美智子と土屋良太の二人。

演劇集団 円「光る時間」
1997.11. 東京/シアター×
作:渡辺えり子 演出:岸田良二
[展示資料]プログラム・ちらし(2種)・チケット・ポスター・台本・舞台写真[写真提供:演劇集団円]
※資料提供:演劇集団円
*渡辺えり子が、「川を渡る夏」に続き、11年ぶりに演劇集団円に書き下ろした作品。戦時中、少年だった渡辺自身の父親の体験、その父親の世代が敗戦後180度転換した価値観の中を必死に生きてきた姿をモチーフにした作品。翌98年には「改訂版 光る時間」として再演された。

Bunkamura/SISカンパニー
「エンドレス・ラヴ」
1998.6. 東京/シアターコクーン
出演:大竹しのぶ・渡辺えり子
[展示資料]プログラム・ちらし・ポスター・舞台写真[写真提供:SISカンパニー]
※資料提供:東急文化村・SISカンパニー

演劇集団 円「改訂版 光る時間」
1998.7. 東京/紀伊國屋ホール
作:渡辺えり子 演出:岸田良二
[展示資料]プログラム・ちらし・チケット・ポスター
※資料提供:演劇集団円

Bunkamura「Zenmai」
1998.10. 東京/シアターコクーン
作:春口洋 演出:渡辺えり子
[展示資料]プログラム・ちらし(2種)・舞台装置図・ポスター・舞台写真[写真提供:東急文化村]
※資料提供:東急文化村

ファザーズ・コーポレーション
「渡辺えり子・音楽型録 シャンソン・ド・ノエル」
1998.12. 東京/MANDALA
構成:高平哲郎 編曲・演奏:上柴はじめ
[展示資料]プログラム・ちらし

菊池悦郎プロデュース「渡辺えり子 "愛"を歌う」
1998.12. 山形市文翔館
[展示資料]舞台写真

ファザーズ・コーポレーション
「渡辺えり子・音楽型録
マイ・ジャジー・ヴァレンタイン」

1999.2. 東京/MANDALA
構成:高平哲郎 編曲・演奏:上柴はじめ
[展示資料]プログラム・ちらし

CD「風が吹いてきたら/昼の花火」
1999.2. クラウン
作詩:五木寛之 作曲:三木たかし 編曲:若草恵
[展示資料]CD・ちらし

菅原鷹志プロデュースダンス公演
「鏡よ鏡」
1999.6. 東京/ザ・スズナリ
振り付け:菅原鷹志 作・構成:渡辺えり子 演出:大内史子
[展示資料]プログラム・ちらし・舞台写真
*菅原鷹志は、1954年8月、福島県会津若松市生まれ。家城比呂志ジャズダンスを経て、ニューヨークに渡り、マイケル・ウォーレン、リック・アトウェルらに師事、帰国後「TAKASHI D.P.STUDIO」を設立した。多くのミュージカル作品の振付を担当、またダンサーとしても数多くの作品に出演する。3○○では、第6回「カデンツァ」で振付を担当して以後、ほとんどの3○○作品で振付を行った。夢人塾でもジャズダンスの講師を務めた。「鏡よ鏡」は、菅原鷹志の人生をモチーフに、渡辺えり子が作・構成を担当した。菅原鷹志の他に、夢人塾の教え子でもあった3○○OBの土屋良太が共演した。

おふぃす3○○
「渡辺えり子・音楽型録 番外編 サマータイム」
1999.8. 東京/Kapalili
[展示資料]プログラム・DM
*前二回の「音楽型録」で歌った曲のうち、リクエストの多かった曲で全体を構成。3○○の劇中歌も歌った。



1999年8月以後 以下文責 渡辺真紀夫

おふぃす3○○
「FALL IN LOVE  エリコドラマティカ #01」
1999.11.23-24 六本木 スイートベイジル139
*ジャズとシャンソンのディナーショー

松竹株式会社
「ご存じ 浅草パラダイス」
2000.2.1-26 新橋演舞場
作:金子成人 演出:久世光彦
*渡辺は女座長「神崎あやめ」役
4時間の芝居を昼夜2回ずつという公演はさすがにきついとのことだった。

劇団大阪第51回本公演
「光る時間(とき)」
2000.5.18-28、 谷町劇場(大阪市)
作:渡辺えり子、演出:熊本一
*渡辺えり子本人が、この公演について、「感激しました。」「自分で書いたのに、涙がこぼれて仕方がなかったです。やっぱりこの作品は、父ちゃんとの共同作品だと思いました。」という感想を述べています。

サンサル・プロデュース ファースト
 「花」
2000.7.26-8.6 下北沢サ・スズナリ
作:土田英生、演出:田辺エデン
*「オンシアター自由劇場」、「劇団3○○」というひとつの時代を築いた劇団を支えてきた、吉田日出子と渡辺えり子による約1時間の舞台。役名は渡辺が「ブー」、吉田が「ビー」。日によって、竹中直人、中村勘九郎、山本圭らが出演。竹中直人はギターを持って3曲も熱唱、中村勘九郎は歌舞伎座で上演中の四谷怪談の「小仏小兵衛の幽霊」の扮装のまま出演、カーテンコールで「与茂七」への早変わりをサービス。
裏話になるが、演出の「田辺工デン」は渡辺と吉田の共同演出のための架空の人物だそうである。

おふぃす3○○/ビコーズ
「”明日は春” 渡辺えり子ドラマティカ#03」
2001.3.12-13 六本木 スイートベイジル139
(出演)渡辺えり子・上柴はじめ(ピアノ)・金子飛鳥(ヴァイオリン)

メジャーリーグ
「おやすみ、母さん」
2001.10.12-11.29
作/マーシャ・ノーマン 訳/酒井洋子 演出/鈴木裕美
出演/白石加世子 渡辺えり子
東京 シアタートラム/2001年10月12日〜21日
10月24日(水)東京・かめありリリオホール
10月25日(本)東京・つくばカピオホール
10月28日(日)東京・パルテノン多摩
10月29日(月)東京・江東区カメリアプラザ
11月1日(木)・2日(金)名古屋・アートピアホール
11月7日(水)〜10日(土)大阪・近鉄小劇場
11月13日(火)鹿児島・谷山サザンホール
11月15日(木)福岡・メルパルクホール
11月17日(土)大分・大分文化会館
11月19日(月)広島・アステールプラサ
11月22日(木)山形・川西町フレンドリープラザ
11月24日(土)札幌・道新ホール
11月26日(月)富良野・富良野文化会館
11月27日(火)北海道音更・音更町文化センター
11月29日(木)北海道北広島・北広島市芸術文化ホール

世田谷パブリックシアター
「リーディング◎カガヤク」
6人の演出家が如月小春の戯曲を読む
2001.12.5-6 東京 シアタートラム 
原作:如月小春
構成・演出:渡辺えり子
出演:渡辺えり子、永井愛、鈴木裕美、羊屋白玉、川村 毅、坂手洋二

第3回アジア女性演劇会議
「<リーディング>如月小春を読む−音と言葉の海へ」
構成・演出:渡辺えり子
出演◎木野花/渡辺えり子/松本修/坂手洋二/近藤達郎/龍昇/直井おさむ
2002.2.16
国際基金フォーラム

松竹株式会社
「喜劇 地獄めぐり」
2002.2.1-2.26 東京/新橋演舞場
2002.3.2-3.27 大阪/大阪松竹座
作:金子成人  演出:ラサール石井
出演/渡辺えり子・中村勘九郎・柄本明・藤山直美・寺島しのぶ、他
*別府温泉を興した人物を描いた喜劇。

文学座創立65周年記念公演
「月夜の道化師」
2002.5.22-6.2 東京 紀伊國屋ホール
作:渡辺えり子 演出:鵜山 仁
出演:金内喜久夫・外山誠二・神保共子・南一恵 他

世田谷パブリックシアター
「ミレナ」
2002.927-10.8 世田谷パブリックシアター
脚本:斎藤憐 演出・美術:佐藤信
出演:南果歩/渡辺えり子/渡辺美佐子 他
*ヒトラー政権によって強制収容所に入れられる女性の役ということで、役作りのため断食道場に通ってダイエットしたとか。

ナイロン100°C
「東京のSF」
2002.12.12-12.22 新宿 シアターアプル
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大倉孝二/犬山犬子/渡辺えり子 他
*Science Fiction,made in Tokyo/NYLON 100°C 24th SESSION 

イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会
「イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会」
2003.2.28 新宿 紀伊國ホール
作:永井愛、斉藤憐、坂手洋二。
出演:井上ひさし/渡辺えり子 他

イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会
「あきらめない」
2003.4.5 新宿 紀伊國屋サザンシアター
作:永井愛、渡辺えり子、坂手洋二、篠原久美子、小里清らの考え方にもとづいて斎藤憐が執筆。
出演:渡辺えり子 他
*「イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会」の集会。世界各地で人々が話し、書いた言葉の引用を中心に構成されている。

渡辺えり子プロデュースvol.2
「ドタキャンするの!?〜爆弾姉妹の奇妙な一日〜」
2003.5.8-5.15 青山円形劇場
作:土屋英生 演出:渡辺えり子
出演:円城寺あや/杉島美智子/渡辺えり子 他
*女漫才師の三姉妹のコメディで渡辺えり子は劇中でアコーディオンに挑戦。

非戦を選ぶ演劇人の会
「あきらめない、夏2003 ピースリーディング」
2003.8.10 新宿 紀伊國屋サザンシアター
台本:斎藤憐、永井愛、丸尾聡、篠原久美子、野中友博
総合演出:永井愛 
出演:渡辺えり子 他
*「イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会」の集会。世界各地で人々が話し、書いた言葉の引用を中心に構成されている。

二兎社(世田谷パブリックシアター提携)
「萩家の三姉妹」
作・演出:永井 愛 出演:渡辺えり子、南谷朝子、土屋良太 他
2003.10.11.-19. 世田谷パブリックシアター(三軒茶屋)
*2000年10月に世田谷パブリックシアターとの提携公演として初演。
紀伊國屋演劇賞団体賞・読売演劇大賞優秀作品賞・優秀演出家賞・読売文学賞(シナリオ戯曲賞)を受賞。
再演の今回は、渡辺えり子が長女のフェミニズム理論を講ずる大学助教授役として出演。オリジナルキャストである夫の土屋良太と共演した。
その他公演地
○10月23日 岐阜県・可児市創造文化センター(虹のホール)
○10月24日 愛知県・知立市文化会館 パティオ池鯉鮒(かきつばたホール)
○10月25日 愛知県・長久手文化の家(森のホール)
○10月27日 福井県・福井市文化会館
○10月28日〜30日 石川県・能登演劇堂
○11月1日〜2日 新潟県・新潟市芸術文化会館りゅーとぴあ
○11月6日 山形県・川西町フレンドリープラザ
○11月8日 神奈川県・杜のホールはしもと
○11月11日 福岡県・大野城まどかぴあ
○11月12日〜13日 山口県・山口情報芸術センター(スタジオA)
○11月14日〜15日 大阪府・シアター・ドラマシティ
○11月17日 滋賀県・びわ湖ホール(中ホール)
○11月19日 東京都・北区ほくとぴあ(さくらホール)

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