清凉山 浄源寺(御津郡建部町市場神力602)
縁起
市場神力603の地にある。寛文六年(1666)不受不施禁止の命により、西原村にあった浄源寺は、廃寺となり住僧持城院日儀は他村に隠れ、密かに信仰を維持教化し、時には移動しながら不受不施の法灯を守った。明治九年四月、不受不施再興の恩命を得るや当地の信徒は大いに喜び、明治十一年教会所新設願書を提出し、公許えを得て翌十二年市場村一六三番地に瓦葺き平屋建て一棟を建築した。明治十八年日蓮宗不受不施派妙覚寺建部教会所と改称する。昭和九年水害により大損害を被る。そのため再度の水害を恐れて、同十二年現在地に移転した。昭和二十二年寺号を公称し、寛文六年廃寺以来浄源寺を再興し、今日に至る。