“それでも恋するバルセロナ” ★★ 監督:ウディ・アレン |
流石はウディ・アレン、ロマンチック・コメディではあるものの、痛烈な皮肉の効いた作品です。 アメリカからスペインのバルセロナにやってきたヴィッキーとクリスティーナの2人と、2人が関わることになった地元のセクシーな画家フアン・アントニオとそのエキセントリックな元妻マリア・エレーナが織りなす、男と女の色濃いストーリィ。 この辺りは至極当然という展開なのですが、それがいろいろあって思わぬ展開が生じます。それでもクリスティーナが、フアン、マリア・エレーナとの関係を通じて一皮剥けたという感じになるのに対し、ヴィッキーの方がいつまでもしこりを引きずっていくというところが、何とも皮肉で面白い。 2011.10.10 |