アーノルド・シュワルツェネッガー主演で1990年に後悔された映画のリメイクだそうです。ちなみに前作は観ていません。
さてストーリィはというと、未来社会を舞台にしたサスペンス・アクション。
生物兵器で荒廃した地球に置いて僅かに残された居住区は、グレート・ブリテンとオーストラリアという2地域のみ。後者は完全に労働地域となり、前者で暮らす貧困者は毎日地球を貫通する移動装置で後者に通って労働するという状況。
主人公のクエイドもそんな工場労働者の一人でしたが、人工記憶を売って楽しませる会社に赴き機械装置に座った途端、突如警官隊の襲撃を受けます。クエイドが思いもしなかったことに身体が自然に動き、警官たちを打倒してしまう。しかも、帰宅したところ、愛し合っていた筈の妻がいきなりクエイドに襲い掛かってくるという事態が・・・。
実はクエイド、記憶を加工されていて、本来の記憶を失っていたらしい。それが機械装置にかかって少し記憶を呼びもどしてしまったらしい。
未来社会ならではの交通機関を使ってのアクションは見応えあって、「アイランド」を彷彿させますが、ストーリィ自体はそれ程のものではなかったとというのが率直な印象。
見応えは、妻ローリーを演じていた強面の美女諜報員に執拗に追われ、恋人関係にあったらしい美女メリーナと再会して一緒に闘うという展開でしょうか。
追うのも美女、一緒に戦うのも美女と、三角関係バトルの究極の姿のような展開です。その分、主人公の影がやや薄くなっているように感じなくもありません。
2012.08.18
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