ラブロマンス・コメディ。
主人公ロビーは、ロック歌手を目指していたが、今はしがない結婚パーディ向けの宴会歌手。つまりはウェディング・シンガーということなのですが、これが果たしてれっきとした職業なのかどうか、私には判りません。
ともかくとして、ロビーは自分の結婚式を目前としていたのですが、いざ当日の式場に花嫁は現れず。とてもじゃないが、他人の結婚パーティで楽しく歌うなどという訳にはいかなくなるのです。
そんなロビーが関わりをもたざるを得なくなったのが、同じ結婚パーティでウェイトレスの仕事をしているジュリア。
彼女もまた自分の恋人との結婚に不安を感じている、という状況。結婚準備にロビーの手助けを求めるうちに、はたしてどうなるのかな、というストーリィ。
作品としてはまあまあ、というところでしょう。ドリュー・バリモアという女優さんは、とくに容姿端麗というわけではなく、どこにでもいる女の子、ちょっと古風な感じ、という初々しさが特徴でしょう。そんな可愛げがあるからこそ、なんとか作品をもたしているというところ。
最後の結末は、いかにもアメリカ的なシーン。安心して楽しめる、ラブロマンス・コメディと言えます。
2000.08.03
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