“理想の彼氏” ★★ 監督:バート・フレインドリッチ |
主演のキャサリン・ゼタ=ジョーンズが好きなので、観に行きました。そう高い期待は抱かないままに。ところが観に行って正解、私好みの映画でした。 キャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じるのは、夫の浮気を知って離婚、子供2人を連れてニューヨークに出てきて、職探しを始めた40歳の女性サンディ。 男性不信と女性不信、そのうえ年齢も離れた2人が、サンディの子供2人を間にして次第に意気投合し、それはそのまま恋へと繋がっていく。 てっきり、見どころはキャサリン・ゼタ=ジョーンズと思い込んでいたのですが、相手役のアラムを演じるジャスティン・バーサが、予想外に大健闘。頼りなく影の薄かったアラムが、子供たちへの愛情を深め、そして最後にはサンディに対して気後れすることない大人の男性へと変身していく。そんなアラムを演じて、実にお見事。 こうしたラブ・コメディ、最後をどうまとめるかが肝心なのですが、あっさりと仕上げたところに何とも心憎い味わいがあり、まさに私好み。 2009.11.28 |