“プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング”★☆
THE PRINCESS DIARIES 2: ROYAL ENGAGEMENT
(2004年ディズニー映画)

監督:ゲイリー・マーシャル
原作:メグ・キャボット
脚本:ションダ・ライムズ

出演:アン・ハサウェイ、ジュリー・アンドリューズ、ヘクター・エリゾンド、ヘザー・マタラッツォ

 

プリティ・プリンセス」(原作:「プリンセス・ダイアリー)の続編。
ただし、原作はまだ5巻まで刊行されているというのに始まりから未だ1年位しか経過していないというのに、本続編の舞台設定は5年後、ミアが21歳の誕生日を迎える寸前という時期です。
ですから、前作とは別の物語と受け止めておいた方が良いと思う次第。
親友リリーと母親は登場するものの、もはや脇役。殆どアン・ハサウェイとジュリー・アンドリューズ2人の物語です。

ミアが21歳の誕生日を迎えたらミアが女王に即位し、祖母クラリスは引退するというのが、2人の計画。
しかし、思わぬ横槍が入ります。ジェノヴィア議会で、女性が王位に就くには既婚でなくてはならないという法律を持ち出され、ミアは30日以内に結婚しなければならない羽目となります。
ミアを窮地に追い込んでほくそえむのは、甥のニコラスを王位に就けようと虎視眈々と狙っている議員。
ミアの婿候補には、アンドリューという格好の相手が選ばれますが、さて結末は・・・?

前作のようなアメリカ下町の高校生とプリンセスという極端な相違もないし、ミアを囲む人々の思惑という要素もないので、面白さは半減。また、私としては前作で恋人となったリリーの兄マイケルの登場がないところも寂しい。
しかし、相変わらずミアが失敗を重ねる一方、最終場面でのミアの逆転劇と、見せ場は前作を踏襲しています。
ミアのプリンセスとしての成長ぶりも見逃せない。
ミアを演じるアン・ハサウェイの生き生きとしたリズム感があって、それなりに楽しめる映画です。
続編としては、まぁまぁ好く出来た作品というべきでしょう。

2005.07.23

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