キレがないと散々周囲から言われ、映画会社から契約を打ち切られた脚本家スティーヴンが主人公。
慌てふためいて友人の売れっ子脚本家に泣きついたところ、紹介された女性が、“ミューズ(女神)”ことサラ・リドル。
彼女からひらめきさえ与えられれば、大ヒット間違いなし、と言われ我慢し続けますが、サラの法外な要求はエスカレートする一方。
自分の家で居場所を取られるばかりか、フィリップの妻まで、サラに勧められてクッキー店を開業するなど、家庭生活も危機一髪。
それだけ、ハリウッドの脚本家は大変なんだ、という本音をパロディ化した作品と言えるでしょう。
シャロン・ストーンの気取った雰囲気と、アルバート・ブルックスの情けない風情が対照的で、そこに面白味あり。
ハリウッドを逆手に取った、軽いコメディ、という作品。
2003.01.26
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