“マグニフィセント・セブン” ★★ 監督:アントワーン・フークア |
ユル・プリンナーを始めとして若きスティーヴ・マックイーンら後の大物俳優たちが顔をそろえた「荒野の七人」が、黒沢明監督「七人の侍」を西部劇版に置き換えた作品であるということは今更言うまでもない有名な事実ですが、本作はその「荒野の七人」のリメイク版。 「荒野の七人」での敵は盗賊団でしたが、本作での敵は金鉱を経営する悪徳実業家ボーグ。邪魔な農民たちを追い出し土地を取り上げようと、衆目の中でいきなり人を撃ち殺す、教会に火をつける等傍若無人の振る舞い。盗賊団よりはるかに質が悪い人物という設定です。 「荒野の七人」は娯楽作品という印象が強かったですけれど、本作についてはシリアスな印象。 2017.02.04 |