西洋版お化け屋敷をそのまま映画にしたような作品。
お化け屋敷って、まともに向かい合えば所詮ばかばかしいものですが、この映画を観た感想としてはそれに近い。
まあ、時間潰しというか、それなりの余興というか。
特撮としてはいろいろな工夫を凝らし、特撮技術を凝らしているのでしょうけれど、だからといって優れた映画になるというものではない。
ストーリィは、不動産業を営むエヴァース夫婦が、家族4人で湖へ行く途中に仕事をと寄った屋敷がなんと幽霊屋敷。おまけに目当ては妻のサラ(マーシャ・トマソン)だった、というもの。
それ程怖い訳ではなく、それ程滑稽でもない。ジム・エヴァースを演じるエディ・マーフィのノリの良さがなかったら、なんてことはない、ただ特撮だけの作品でしょう。
なお、ストーリィとは関係ない注目点は、幽霊執事ラムズリーを演じるのが、テレンス・スタンプであること。「コレクター」を思い起こしながら観ていれば、多少不気味さが増すというものです。
2004.09.11
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