“フェイブルマンズ” ★★ 監督:スティーヴン・スピルバーグ |
監督スティーヴン・スティルバーグが、自らの少年時代を映画化した、自伝的作品。 1952年、両親に連れられて初めて映画館に足を踏み入れた幼いサムは、映画「史上最大のショウ」の列車脱線シーンに大きな衝撃を受け、列車模型でそのシーンを再現して以来、カメラで映画を撮影することに夢中になっていく。 ストーリィはともかくとして、サムが様々な映画を撮っていく姿、次第に腕を上げ高度化していくその様が、映画作りの原点を見るようで、実に面白い。 なお、本映画、そうしたサムの成長物語であると同時に、両親と三人の妹というフェイブルマン一家の変遷を描いた物語でもあります。 特にサム以上に、画面いっぱいに存在感を発揮しているのが、母親ミッツィ。そのミッツィを演じているのがミシェル・ウィリアムズで、その演技が圧巻。 2023.03.08 |