“ナルニア国物語/第3章 アスラン王と魔法の島”★★
The Chronicles of Narnia: The Voyage of The Dawn Treader
(2010年イギリス映画)

監督:マイケル・アプテッド
原作:C・S・ルイス
脚本:クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー、マイケル・ペトローニ

出演:
ジョージー・ヘンリー、
スキャンダー・ケインズ、ウィル・ポールター、ベン・バーンズ

  

「ナルニア国物語」の映画化3作目。
前回2作目を観たとき、1作目からもう2年も経つのかと思ったものですが、今回は2年半。原作そのものも第3作は第2作の3年後という設定なのでその点は原作に適っていて、主役のルーシーとエドマンドを演じる2人も原作と釣り合いが取れて成長したなァという印象です。

原題はとても詩情あるのですが、邦題としては不向きだったらしく、「アスラン王と魔法の島」というこじつけ的な平凡な命名。邦訳題名の「朝びらき丸 東の海へ」の方がやはり良いですね。

さて、ストーリィはというと、前2作が地上での物語であったのに対し、今回は大洋上。
行方知れずとなったままの7卿を探しに航海に出たカスピアン王子と、ルーシー、エドマンド、そして今回初登場となる2人の従弟、偏屈な性格のユースチスが遭遇するところからストーリィが始まります。
見所は、海、航海、でしょうか。見知らぬ世界を目指して海に躍り出るというストーリィは、やはり胸躍るものがあります。
どんなストーリィかは既に知っていますし、シリーズもの3作目となるとマンネリになりかねないところですが、冒険、勇気、夢に満ちているという点で「ナルニア国物語」はやはり魅力に飛んでいます。そしてさらに、本物語にはプラスアルファがあります。
楽しさ、面白さを十分堪能、久々に満足した気分です。

※「ナルニア国物語」、全巻映画化されるのでしょうか。また、それに何年かかるのでしょうか? 今後を楽しみに思いながらもふと??。。

2011.02.26

   
 → 原作:「朝びらき丸 東の海へ

     


    

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