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「スパイダーマン」の第２弾。
予告編ＣＭを見ると、前作のグリーン・コブリンに勝る強敵Dr.オクトバスとの対決といったスリリングな展開を予想しますが、さに非ず。
強敵との対決よりも、スパイダーマンとして活躍するピーターの実生活の苦労が切実に描かれ、そちらの方が主ではないかと思われるくらいです。
年中人助けに奮闘しているものですから、バイトのピザ宅配は遅配するし、大学の授業は欠席ばかりだし、大事なメアリー・ジェーンの舞台を見るという約束は果たせないし。これじゃあ、ヒーロー稼業などとてもやっていられないというばかりの悲惨さです。
しかし、従来ヒーローの颯爽と活躍するシーンばかり見せられていると、このスパイダーマン＝ピーターの涙ぐましい苦闘ぶりには、納得できるものがあります。そこがこの物語の良いところ。
さてこの主人公ピーターの、二重生活＋メリー・ジェーンとの恋の行方はどうなるのか。
やはり、Dr.オクトパスは派手な強敵に成り得ても、このストーリィにおいては所詮脇役に過ぎないのです。
最後の展開をみるとストーリィは第３弾に続くようですが、このままで終わったほうが良いのではないかなぁ、と思う。
2004.12.08
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