自分の作ったバンドから追い出され、さらに居候している友人のアパートからも追い出されそうになったロック狂の主人公が、友人に成りすましてエリート小学校の代用教員に雇われるというのが出だし。
この主人公デューイの代用教員ぶりがハチャメチャ。何もしようとせずただ時間が過ぎるのを待つのみ。しかし、ふと生徒の音楽授業を覗いたところから、自分勝手なアイデアがひらめく。生徒達を使ってロック・バンドを作り、バンド・コンテストに出場しようというもの。
アメリカ映画では割とよくあるパターンを幾つも盛り込んだストーリィ。
厳格な管理教育への反抗、体制破り・自由への礼賛、子供たちの思いがけない才能を見出して伸ばすという筋立て等々。
主人公デューイを演じるジャック・ブラックの怪演が見ものです。グウィネス・パルトロウと共演した「愛しのローズマリー」からは想像できないほどエネルギッシュ、実際にジャック・ブラックはロックンローラーそのものらしい。
ジャック・ブラックに対抗する子供たちのロック演奏(演技より)も、充分見応えがあります。
ストーリィ云々より、ジャック・ブラックと子供たち競演によるロック演奏が本映画の見処です。
※昨日観た「フォーチュン・クッキー」+本作品と、映画の中でのロック演奏が続きました。充分堪能した思いですが、続いたのは単なる偶然?
2004.11.21
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