“マーティ・シュプリーム-世界をつかめ- ★★
Marty Supreme
(2026年アメリカ映画)

監督:ジョシュ・サフディ
脚本:
ジョシュ・サフディ、ロナルド・ブロンスタイン
出演:
ティモシー・シャラメ、グウィネス・パルトロー、オデッサ・アザイオン、ケヴィン・オレアリー、タイラー・オコンマ、アベル・フェラーラ、フラン・ドエrシャー、川口功人

 

ティモシー・シャラメ観たさに観に行きました。

1950年代に活躍した実在の卓球選手マーティ・リーズマンがモデルとのこと。
金もない、仕事もろくにしていないという青年が、卓球の世界チャンピオンになって人生の一発逆転を狙おうとする、というストーリー。

しかし、その主人公マーティ・シュプリームの行動はもう滅茶苦茶。
世話になっている伯父から与えられた靴屋の販売員の仕事はほっぽり出すわ、幼馴染みの人妻と不倫して妊娠させるわ、有名女優に手を出すわ、等々。
その行動すべてが、自分勝手、エゴイスト、他人は皆自分の成功のために利用されるためにいる、と考えているかのようです。
ひとつの問題をどうにかしようと頭を捻る度に、もっと酷い事件を引き起こし、それが延々と続いていく、いや酷くなっていくのですから。
どれをとっても警察事と思うのですが、これってコメディ作品と済ませて良いのだろうか、と思ってしまう。

このマーティの自分勝手さ、貧困と大富豪という違いはありますが、トランプの原型ではあるまいか、と思ってしまうのは私だけでしょうか。

観ていて胸糞が悪いといった気分になってしまうのですが、その役を熱演しているティモシー・シャラメについては称賛を捧げたい。
なお、シャラメ、本作の演技により、史上最年少でゴールデングローブ主演男優賞を受賞したそうです。

酷い男であるのは確かなのですが、卓球への執心だけは本物だったのかも。
誰に対しても身勝手だったマーティが、最後に見せた人間らしい表情、それはマーティ本来のものなのか、それとも最後の最後にマーティが人間らしさをとり戻したのか。
そのエンディングが、マーティという人物像を救うに至っています。

2026.03.18

        


  

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