“マッドマックス/フュリオサ” ★★ 監督:ジョージ・ミラー |
前作でも主人公は一応マックスだったのですが、実質はシャーリーズ・セロン演じる反逆の女戦士フュリオサに主人公の座を奪われていました。 本作は、誘拐されたフュリオサの少女時代から始まり、イモータン・ジョー率いる軍団の中に紛れ込んで成長、そして女戦士として反逆の道を選ぶ、前作冒頭までを描くストーリー。 フュリオサの敵役、復讐相手となるのは、多数のバイクからなる軍団を率いる暴君ディメンタス、それを演じるのがクリス・ヘムズワース。 フュリオサの方は、前作のシャーリーズ・セロンに替わり、少女時代をアリーラ・ブラウン、成長後をアニャ・テイラー=ジョイが演じていますが、交替による違和感はまるでありません。 暴力的なシーン満載の作品ですが、実に面白い。 フュリオサはどのような運命を送るのか、どんな目に遭うのか、一時も目を離せず、観応えたっぷり、満足です。 なお、フュリオサはいかにして左手を失うのか、そこが個人的な注目点だったのですが、これもまた凄まじい。 本作を観終えて、「怒りのデス・ロード」をまた観たくなりました。そのうち、レンタルDVDで観ることにしよう、と思います。 2024.06.02 |