“LUCY/ルーシー ★★
Lucy
(2013年フランス映画)

監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
主演:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク、アムール・ワケド

 

スカーレット・ヨハンソン主演によるSFアクション映画。DVD鑑賞です。
あろうことか台北でマフィアの麻薬取引に巻き込まれ、気が付くと腹部に新種の麻薬を埋め込まれていて、否応なく運び屋として利用されることになった若い女性ルーシー。
ところが捕われの身となり腹部を蹴られた結果、埋め込まれた袋が破れ、新種麻薬が溢れて彼女の体内を駆け巡り、彼女の脳に衝撃的な異変を巻き起こしてしまいます。

通常の人間は、脳の潜在能力の10%程度しか活用できていないが、20%まで活用できたらどれだけの能力を発揮できるか、という研究をしているのがモーガン・フリーマン演じる脳科学者のノーマン博士。
警察機構の担当者に連絡を取り、その協力を得て自分と同じように運び屋にされた3人を
補足し新種麻薬を確保しようとするのと並行して、ルーシーはノーマン博士に連絡を取り博士と会うためにパリへ向かいます。また、新種麻薬を取り返そうとする中国人マフィア一味もパリへ。
その間もルーシーの脳の異常発達は止まらず、20%、60%、80%・・・・と活用度を高めていきます。そしてついに 100%に達した時・・・・。

予告編を見て、久々のスカーレット・ヨハンソン主演作ということもあり、インパクト十分なストーリィ内容もあって観る気をそそられた作品でしたが、観終わった感想としては物足りなさも少々感じざるを得ず。
印象的だったのは、全篇通じて漂う物悲しさ。ごく平凡な女の子に過ぎなかったルーシーが、意に反してマフィアの闇取引に巻き込まれたばかりか、不可避の運命を負わされてしまうストーリィ。
スーパーヒロインものの面白さというよりむしろ、過酷な運命に突き落とされたルーシーに対して哀切極まりない思いが残った作品、という印象です。

2015.04.19

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