“インセプション” ★☆ 監督:クリストファー・ノーラン |
「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督作品というところが注目点。
とはいうものの、観た一番の理由は、街の風景が眼前に立ち上って来るという驚愕のシーン。 しかし、それだけの驚愕が味わえるのはそのシーンだけであり、それも主筋とは外れた部分。予告編だけで判断してはいけないという典型例かも。 人の夢の中に入り込み、その潜在意識の奥深くに潜り込んで相手のアイデアを盗みとる商売、というともうひとつ判り難い。 今回、日本人のサイトーからコブが依頼を受けた仕事は困難なもので、夢の中でさらに夢を見させるということを繰り返し、4層の夢という奥深くまで潜り込む、その分危険も極めて大きい。 ただ、ストーリィーとしてはイマイチ。見所は、映像に尽き、また映像に留まるという観があります。 2010.07.25 |