“ハリー・ポッター”シリーズ第3巻の映画化。
観るのを楽しみにしていたのですが、率直に言ってがっかり。あまり面白くない。
その理由を挙げると幾つもあがりますが、第一には、主役のダニエル・ラドクリフ、エマ・トマソンはじめ、いつものメンバーが皆大きくなってしまっていて、子供っぽさがなくなってしまったこと。
第二には、本巻の雰囲気が全体的に暗いこと。ストーリィ自体もそうですが、ホグワーツ魔法学校内の様子も変わって、明るく伸び伸びとした雰囲気も感じられない。
第三には、ダンブルドア校長役の交替。前校長役リチャード・ハリスが死去したため交替となったものですが、リチャード・ハリスのような味わい、奥深さが失われ、物語の舞台に核となる人物がいなくなったと感じられることが痛い。
原作をなぞった、単なるファンタジー映画に終わった、という観があります。
2004.12.23
|