士郎正宗の傑作マンガ「攻殻機動隊」の映画化とのこと。
名前を聞いたことぐらいはありますが、マンガもアニメ映画もまるで知りませんでした。それでも観に行ったのは、主演がスカーレット・ヨハンソンだからというに尽きます。
電脳ネットワークと人間の身体の義体化(機械化)が高度に発達した未来社会が舞台。
公安9課を率いて凶悪なサイバーテロ犯罪に立ち向かう、スカーレット・ヨハンソン演じる主人公「少佐」は、機械の身体に脳だけ移植された超人的な存在。記憶が失われ、自分がどういう人間だったのかを思い出せないまま、凶悪犯罪に立ち向かっているという主人公像。
そうした未来社会が舞台ですから、人間離れしたアクションが繰り広げられますが、ストーリィとしての面白さは今一つというのが正直な感想。
何もスカーレット・ヨハンソンが主演せずともと思うところですが、「少佐」のイメージにスカーレット・ヨハンソンがぴったりなのでしょうね・・・。
ただ、こういう役どころなら、「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」の方が印象に残る作品でしたね。
スカーレット・ヨハンソン、観ているだけで充分魅力あり。
なお、少佐の上司である荒巻大輔を演じるビートたけしは、凄み・貫禄とも力不足、それに対して桃井かおりは良い存在感を出していました。
2017.04.08
|