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大ヒットした「アナと雪の女王」の続編。
前作でなんとなく疑問として残った、これからエルサとアナの関係はどうなっていくのだろう？ アナとクリストフの恋はどうなるのやら？ そもそもエルサは何故あんな能力をもっていたのか？ 等々の謎を解き明かす巻になっています。
エルサにどこからか問い掛けてくる謎の声。その正体を明らかにしようとエルサは、そして姉の行動に気が付いたアナも供に、となれば当然の如くクリストフもオラフもといった具合で、姉妹を中心にして新たな冒険の扉が開かれます。
前作に勝るとも劣らない面白さ。
そして、前作よりエルサの行動がずっとアクティヴになり、まさに冒険という印象が強い。
ただ、本ストーリィの魅力、良さは、エルサとアナの組み合わせにあります。
氷を操る能力をもったエルサ、ただの人間であるアナ。普通に考えれば、特殊能力を持つ超人？であるエリサの方が主役になる筈。
ところが本ストーリィは、超人であるエルサとただの人間であるアナが、冒険の主役という点で全くの同格なのです。特殊能力がない分アナは、姉エルサへの強い愛情、そして勇気をもって補っている。その点が本ストーリィの主役であるエルサ・アナ姉妹の尽きない魅力です。
ただし、衝撃、感動、主題曲（「Let It Go」）の魅力という点ではやはり前作には及びません。それは続編としての限界、やむを得ないものでしょう。
2019.12.01
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