“フォードvsフェラーリ” ★★☆ 監督:ジェームズ・マンゴールド |
1960年代後半、ル・マン24時間レースを最終舞台に、アメリカのフォードとイタリアのフェラーリとの、自動車メーカーの威信をかけた闘いを得たく、実話に基づいたドラマ。 業績が芳しくないフォードは、客の求める車を作るという新しい課題に向けて伊・フェラーリへ買収提案を行います。ところが、交渉成立目前に交渉は決裂。そのうえ、汚い工場と侮蔑的な発言をされたフォード二世は激怒、ル・マン24時間レースでフェラーリを倒すことのできるレースカー作りを命じます。 その期待を背負ったのが、かつてル・マン24時間レースで勝利し、今はスポーツカーの製造会社を立ち上げカー・デザイナーとして活躍しているキャロル・シェルビー(マット・デイモン)。そしてもう一人は、言動に難があるもののシェルビーがその実力を高く評価したイギリス人のドライバー=ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)。 ケン・マイルズの言動に難があるといっても、それは信念と情熱がある故。お互いにぶつかり合いながらも、互いの情熱と実力を認め合っているシェルビーとマイルズが、全力を傾けて勝てるレースカー作り、レース勝利に邁進していく姿はまさに観応えたっぷりです。 2020.01.14 |