“ファースト・マン” ★★ 監督:デイミアン・チャゼル |
1969年07月20日、人類初の月面着陸に成功したアポロ11号の船長ニール・アームストロングを主人公とした、月面着陸成功までの苦闘を描いた歴史ドラマ。 米国NASAの宇宙計画は、当時ソ連とまさに凌ぎを削るようでした。 当時の私は小学生から中学生という時期で、ロケット、宇宙船、計画成功という言葉にワクワクした思いが忘れられません。 新聞やTVニュースで見るのは、華々しい成功という報道ばかりでしたが、宇宙という場所がどれだけ過酷な世界であることか、そこへ行くためにどれだけ過酷な訓練を受けていたのかを、リアルに知らせしめてくれる作品です。 そして一方、あれだけの華々しい成功を成し遂げたNASAが、今は宇宙船を宇宙に運ぶロケットを持たず、宇宙ステーションにもロシアのソユーズロケットに頼っているという現状、それは何故なのか? 開発予算の問題の他に何があるのか?という思いを再び新たにします。 2019.02.18 |