“ネバーランド” ★☆
Finding NEVERLAND
(2004年イギリス/アメリカ映画)

監督:マーク・フォースター
原作戯曲:アラン・ニー
脚本:デヴィッド・マギー
出演:ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット、ジュリー・クリスティ、ラダ・ミッチェル、ダスティン・ホフマン

 

永遠の名作“ピーター・パン”が創作されるまでを描いた感動的な物語。

劇作家ジェームズ・バリは新作劇の失敗に落ち込んでいた折、父親を亡くした4人の子供たちとその母親に公園で知り合います。
その一家と毎日のように出会い、子どもたちと一緒になって遊ぶうちに、バリの心の中には子供の頃から抱いていた“ネバーランド”の世界、そして少年ピーターの冒険物語が徐々に結実していく、というストーリィ。

本作品への興味は“ピーター・パン”が創作される経緯にあったのですが、映画の主ストーリィは夫パリの成功の支えになろうとする妻メアリとの気持ちのすれ違い、未亡人シルヴィア母子との関係の深まり、早く大人になろうとする三男ピーターに対するバリの気遣いという点にあります。
特に子供には夢をもっていて欲しいというバリの願い、そして大人であるか子供であるかに関わらず夢をもつことの大切さを訴える“ピーター・パン”の世界が感動を呼びます。
フィクションなら割とすぐ忘れてしまいそうな感動話ですが、事実がベースになっているというところがミソでしょう。

※なお、最近どうも同じようなコメントが増えているのですが、シルヴィアの母親役を演じているジュリー・クリスティ、好きな女優さんだったので懐かしい。

 
2005.08.29

 


  

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