“大統領に気をつけろ!” ★
監督・脚本:アンドリュー・フレミング |
米国のニクソン大統領が失脚することになったウォーターゲート事件は、ショッキングな事件でした。その事件を追求したワシントン・ポストの記者2人を描いた作品が“大統領の陰謀”。ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンが主演で、シリアスな映画だった。 主人公は、仲のよい15歳の女子学生2人。学校でホワイトハウス見学に行った折、犬を可愛がったのが切っ掛けで大統領に会ってしまう。その時マズイものを目撃してしまうのですが、それを気付かない2人を懐柔しようと、大統領は2人を犬の散歩係に任命します。 ストーリィより、ちょっとオツムが弱いけれど仲の好い2人を演じるキルスティン・ダンスト(ベッツィー)とミシェル・ウィリアムズ(アーリーン)、癖のある大統領を味わい深く演じているダン・ヘダヤ(大統領ディック)の演技が、この映画の楽しいところ。 なお、邦題は“キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!”となっていますが、これは誤り。“スパイダーマン”共演のキルスティンを題名に出すことで観客を釣ろうということでしょうが、私にはむしろミシェル・ウィリアムズの方が魅力的でした。 2004.08.30 |