子供向けのファンタジー・コメディ。TV映画とあって、相当なドタバタ劇です。
何故観たかといえば、ヒラリー・ダフ初主演の作品だからというに尽きます。
といっても、本作品に登場するのは11歳の頃のヒラリー・ダフ。表情等見ると確かにヒラリーには違いありませんが、現在のような個性はまだ見られず、ただ無邪気な笑顔が可愛いどこにでもいるような女の子というところです。
格別愛らしいとか、美少女という訳ではないのですが、親しみやすくて愛嬌のあるところが持ち味なのは、この作品でも同じようです。
ストーリィは、ウェンディが魔法使いの第一人者・スペルマンから付け狙われ、彼女の危機をウェンディと仲良しになったお化けのキャスパーが救うというもの。
このキャスパー、私が子供の頃好きでよく見ていたお化けのマンガです。お化けというのは人間を脅かすのが常なのですが、子供のお化け・キャスパーはいつも人間と友達になりたいと思っている、ちょっと異端児のお化け。しかし、その気持ちを理解してもらえず、なかなか友達を作れないでいるというキャラクター。
今回は、スペルマンが魔法の鏡に問いかけると、鏡が魔術師の第一人者はスペルマンに代わってウェンディになると予言したことから、スペルマンがウェンディを地獄の渦の中に落としてしまおうと企みます。
危険を察知した魔女である3人の叔母はウェンディを連れて避暑地へと逃げますが、お化けである3人の伯父とやはり同じ場所にやってきていたキャスパーは、そこでウェンディと仲良しになります。
本来仲の悪い魔女とお化けが出会った展開は?、スペルマンがウェンディを襲ってきたときの展開はどうなるのか?、が話のミソ。
私のようにヒラリー・ダフが10歳の頃も見てみたいというならいざ知らず、わざわざ見るほどのことはないでしょう。全ては好み次第。
2005.05.05
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