子供の頃に放映していたTVドラマの「奥さまは魔女」。好きでよく観ていました。本作品は人気番組だったその「奥さまは魔女」のリメイク。
しかも、「奥さまは魔女」のリメイク番組が作られるというストーリィ設定。
ダーリン役を演じるのは落ち目の映画俳優ジャック・ワイアット。そのジャックが、自分の引き立て役にしたいとサマンサ役を新人女優にやらせたいと主張します。
折りしも魔女のイザベル・ピグローが、人間のような恋をしたいと人間界に降りてきたばかりのところ。街中でイザベルを見かけたジャックが、早速イザベルをサマンサ役としてスカウトします。
そこから始まる、ジャックとイザベルのラブ・ストーリィ。
作品としては軽いラブ・コメディですが、主演にニコール・キッドマンを据え、脇にマイケル・ケインとシャーリー・マクレーンで固めるという豪華な布陣。
ジャック役のウィル・フェレルは一見冴えない印象ですが、最初は自分勝手で鼻持ちならず。でもイザベラを恋するようになると好印象、魔女と知らされ動揺すると小人物と、なかなか忙しい役どころですが好演しています。
ニコール・キッドマンの魅力が生きているのも楽しめるところ。
軽く楽しめるラブ・コメディですが、ノーラ・エフロン作品だけに、気持ちの良い仕上がりになっています。
※ちなみに、魔女がでてくる映画で一番好きなのは、ジェームズ・ディーンとキム・ノヴァクが共演した「媚薬」。ニューヨークに住む魔女と普通の男性との恋物語です。このときのキム・ノヴァクは妖しい美しさがありました。
2005.12.31
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