“タッチ・オブ・スパイス” ★★ 監督:タソス・ブルメティス |
ギリシャとトルコのキプロス紛争のあおりで、故郷であるコンスタンチノーブル(現イスタンブール)の街を強制退去させられたギリシャ人一家を描くストーリィ。 父親がギリシャ国籍である故に強制退去させられ、一緒にギリシャに移住した母親と主人公のファニスは、それ以後30年以上も祖父と会うことがなかった。近いようで遠いアテネとコンスタンチノーブル。 ストーリィ全体を通じて料理、スパイスが重要な要素となっているところがエキゾチック。 最後の駅での別れのシーン、いいですね。短いあっさりしたものですが、私は好きです、この手のが。 2006.01.14 |