“ARGYLLE／アーガイル” ★★
Argylle
（2023年イギリス／アメリカ映画）

監督：マシュー・ヴォーン
脚本：ジェイソン・フュークス
出演：ヘンリー・カヴィル、ブライス・ダラス・ハワード、サム・ロックウェル、ブライアン・クランストン、キャサリン・オハラ、アリアナ・デボーズ、サミュエル・Ｌ・ジャクソン

スパイもの“キングスマン”シリーズの一作ということですが、それらしい処は殆どなし。
ストーリーはというと、次のとおりです。

女性作家エリー・コンウェイ（ブライス・ダラス・ハワード）の書いたスパイ小説「アーガイル」が大人気で、シリーズの新刊が待ち望まれている状況。
そうした中、実家に帰るため乗り込んだ列車内で、エリーは何とスパイ同士の抗争に突然巻き込まれます。
その後、何故かエリーの目に、自分が書いたスパイ小説そっくりの映像が見え始めます。いったい何がどうなっているのか？

真相が明らかになると、そうかぁ、そういった仕掛けだったのか、と得心。
ただし、そうなるとスパイものアクション映画というより、仕掛けの妙、その面白さ、という感じがしてきます。
その辺りは、監督＆制作であるマシュー・ヴォーンの悪戯心なのではないかと思います。

終盤になってからの、容姿を一変させたエリーの活躍、奮闘ぶりがまた楽しく、愉快。
たっぷり楽しませてもらった、という処です。

2024.03.10