今回もまた“マーベル”のヒーローものSFアクション。
ただ他のマーベル作品と違って異色なのは、ヒーローが蟻並みに小さい、ということ。
窃盗容疑で収監されたスコット・ラング、やっと刑期を終えて出所、愛する娘のために正業に就きたいと思うものの、犯罪歴が枷となってサーティワンの仕事さえクビになる始末。
そんなスコットの才能に目をつけていたのが天才科学者のハンク・ピム博士。
人間を損なわずに極小化するという発明を実現したもののその危険さに気づいて封印。ところが弟子であったダレン・クロスは金儲けのためにピム博士の発明を自らの力で再現しようと研究を継続しているという状況。
いずれ発明を再現しかねないダレン・クロスを阻止するため、ハンク・ピム博士とその娘はスコットに協力を求める、という展開。
特殊スーツを着ることによって 1.5cmにまで小さくなるヒーロー“アントマン”、果たして危機を救うことができるのか。
これまでのヒーロー像と逆の発想を行くヒーロー像が何と言っても格別。また、映像にしても、今までにない活躍シーンは魅力たっぷりです。
しかし、当然ながら小ささ故にハンデも大きい筈。
それを補うのが、大勢の蟻たちを操って大勢力で行動、羽蟻を乗りこなして空も飛ぶという発想はお見事!
マーベルものらしく、このアントマンにしても一回だけの活躍だけでは終わらないようです。今後の再登場も楽しみ。
※それにしてもマイケル・ダグラス、年取ってカーク・ダグラスそっくりの風貌になりましたね。見間違うくらいです。
2015.09.21
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