“アリータ:バトル・エンジェル ★★☆
Alita:Battle Angel
(2018年アメリカ映画)

監督:ロバート・ロドリゲス
制作:ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー
原作:本城ゆきと「銃夢」
脚本:ジェームズ・キャメロン、レータ・カログリディス
出演:ローサ・サラザール、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリ、キーアン・ジョンソン

 

コミック自体は今読まないので、伝説的なコミックだという本城ゆきと「銃夢」のことはまるで知りませんでしたが、本作は同書を原作にしたSFアクション映画。

ストーリィは、荒廃した地球が舞台。
富裕なエリート階級は空に浮かぶ天空都市“ザレム”に住まい、貧民層は荒廃した地上に住む。そしてその2つの世界は全く隔絶されているという設定。

かつてザレムの住民ながら放逐され、今は地上社会でサイボーグの治療を行っているのが、医師のイド。
そのイドは、使える部品を探しに出かけたクズ鉄の山から、まだ死んでいない頭部だけのサイボーグ少女を見つけます。
帰宅したイドがその頭部に新たな胴体を与えたところから、本ストーリィは始まります。

記憶を失ったまま目覚めた少女は、“アリータ”という名前を与えられます。

そのアリータ、実は驚異的な身体能力をもつサイボーグであるということが判ります。さらに判明したことは、アリータは 300年前に失われた技術に基づき生み出された、最強兵器と言われるサイボーグであった、ということ。
そこからアリータを巡って、壮絶なSFアクションが繰り広げられていきます。

CGアニメと実写を融合した作品なのですが、観ている限り、CGアニメによる画像であることがまるで気になりません。全て実写のように感じられます。
もっともこんなアクションや異形の凶悪者たち、実写ではありえる訳がなく、そうした部分はCGであることを感じます。

本作のCGアニメには、「パフォーマンス・キャプチャー」という技術が使われているそうです。

とにかく主人公のアリータが、有り過ぎるくらいに魅力いっぱい。アニメらしい大きな目も強く印象に残ります。
人間と同様に心をもつサイボーグ。彼女の抱いた恋心にも魅せられます。
そして何より、アクションのスピード、迫力、スケールが凄い!
本作品の全てを、たっぷり堪能しました。
本作品、何度観ても、きっと飽きることなどないだろうなぁ。

2019.03.01

           


   

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